花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

縁起物

2023年01月01日 | 学校
名農の松を雪から守る雪つり。
長年担当してきた園芸科学科が閉科したので
果たして今後どうなるのだろうと心配していましたが
ご覧の通り、今年もしっかり施されています。
今は農場の先生方の力作かもしれませんが、
園芸科学科から園芸部門を引き継いだ環境システム科には
雪つりや門松作りなど日本古来からの風習を学ぶ伝統行事として復活させ、
今後も継承でしてもらいたいものです。
ところで雪つりを見上げて気がついたのですが
今年はてっぺんの部分が単純な傘状ではありません。
不思議な形だと思ってよく見ると
何と縁起物の「鶴」ではありませんか。
縄を使い、上手に作っています。
松に鶴。これだけで新年を祝う雰囲気になるから不思議です。
お正月、縁起物が誰もいない名農を見守る。
今年も穏やかな新年を迎えています。
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今年はどんな年

2023年01月01日 | 学校
新年明けましておめでとうございます。
昨年はたいへんお世話になりましたが、今年もFLORAにご支援お願いいたします。
2023年の干支はウサギ。卯年です。
卯年はウサギにあやかって穏やかな年とか、飛躍の年などといわれます。
コロナや紛争が収束し、落ちついた生活に戻れることを祈っています。
これは2013年のTEAM FLORA PHOTONICSが製作した
お正月バージョンの壁紙です。お得意の白いリンゴで赤と白のウサギを作っています。
白い方のウサギは、おそらく王林ではないでしょうか。
たった女子4名だけで活動しましたが、こんな可愛らしいアイデアを披露していました。
さてTEAM FLORA PHOTONICSといえば、2011-2012年の東日本大震災で
津波被害を受けたサクラソウ救出活動が知られています。
また2014年以降はサンパチェンスによる水質浄化研究を進め、次々と受賞。
2018年には研究を応用したメンバーが水の国際大会にまで出場しました。
今振り返ってみると、TEAM FLORA PHOTONICSの活動は
このようにピークが2つあったことが分かります。
そのちょうど狭間に存在したのが彼女たち4名だったのです。
しかし彼女たちの地道な活動により、一過性と思われたサクラソウ救出活動は
2014年以降のサクラソウ保全活動へ発展。環境活動へ舵を切るきっかけを作りました。
さらに水質浄化のBIO-ENGINEに本格的に取り組むための最初の予備実験も
彼女たちが行っています。つまり2つの活動の架け橋を担っていたのです。
ウサギのように大きく飛躍するには、その前に深く沈み込む動作が必要。
スポットライトはなかなか当たりませんが、彼女たちがいなければ
のちの大活躍や今の環境班の存在はありませんでした。まさに無冠の女王です。
2023年3月をもってFLORA HUNTERSは卒業。
この後どうなるかは女神FLORAしか知りませんが、
もし活動継続となったら2013年の彼女たちを見習って
ウサギのように耳を立て情報を集め、次なる飛躍のための準備をしたいと思います。
皆様にとって良い年でありますように。
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