花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

親分、山分けです

2023年01月20日 | 研究
ここにあるのは存在感のある盾。
左側の分厚い金属が、盾を手にする者に
ずっしりとした重量感と満足感を与えてくれます。
これは青森県高校総合文化祭の優秀賞の盾。
実は昨年の10月、総合文化祭の国際理解部門に
FLORA HUNTERSの2人が出場した際にいただいたものです。
これを見て感じたのですが、FLORAはいろいろな大会で受賞していますが
このようなオーソドックスな盾をいただく機会がめっきり減っています。
おそらく彼らが活動した2年間で、いただいたのは数枚だけだと思います。
それにかわって増えているのは、クリスタルのトロフィー。
こちらもずっしりとして、なかなかいいものですが欠点もあります。
飾っている分はお洒落でいいのですが、記念写真を撮影しようと手にとると
透明なのでどうも存在感がないのです。なんとも贅沢な悩みです。
さて、まもなく卒業となる彼ら。
今年いただいた賞状などを持ち帰ってもらう時が来ました。
Treasure HuntersのDNAを受け継いだ彼らが
この1年で掘り当てた財宝は今、FLORAの倉庫にたくさん眠っています。
とはいってもいただく賞状は、どの大会も1枚だけ。
山賊じゃないので喧嘩などしないと思いますが、
仲良く分けなければなりません。
宝物の山分けは今度の月曜日。最後の課題研究の日です。
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名農名物 復活

2023年01月20日 | 学校
名久井農業高校には野菜苗販売や緑化活動など
名物行事はたくさんありますが、このポスターセッションもそのひとつ。
3年生が研究成果をポスターにまとめて貼り出し、
後輩とディスカッションする発表形式です。
SSHでは当たり前のスタイルですが、農業高校では農業クラブによる
学芸会的な順番で発表する方法を長年続けてきました。
これはこれで落ち着いて発表を拝見できるのはいいのですが
3年生の全研究チームの成果を聞こうとすると、とんでもない時間がかかります。
そんな時は、やはりこのポスターセッションが最適。
興味のあるところに行ってデジスカッションできるからです。
この日は3年生最後の研究発表会。貼り出されたポスターは22枚にもなりました。
でも、なぜこれが名農名物なのでしょうか。
実は2009年に結成されたTEAM FLORA PHOTONICSは、
県内の農業高校で初めて学会主催の高校生ポスター発表会に出場。
確か山形大学で開催された植物学会だったと思います。
学会には農業クラブのように1秒でも制限時間をオーバーすると減点されてしまうという
シビアなルールはありません。初めて参加した初代FLORAメンバーは
自分の言葉で説明でき、また専門家とディスカッションできる自由度に大感激。
こんなにも面白いんだと興奮して学校に帰ってきました。
そして農業クラブにこの発表形式を提案したところ、翌年校内ポスター発表会が実現します。
この大会を耳にした県内の農業高校の先生方がぞくぞくと見学に来校。
そして今では、県内どの農業高校でも行われるようになりました。
まさにFLORAは県内の農業高校にポスターセッションという文化を持ち込んだのです。
コロナでここしばらく中止していましたが、数年ぶりに名農名物が復活しました。
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