花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

明日からはライバル

2016年03月29日 | 研究
2016年4月から活動してきた1年生のフローラジュニア。
本来であれば課題研究の授業で行うことを
放課後、部活動の合間をぬって取り組んできました。
1年生にとっては始めての研究であり、
2~3年生の課題研究につながるものなので
何としても楽しく有意義な体験にしなければと
十分注意して3年生とともにサポートしてきました!
しかし途中で温室内に害虫が発生して
研究対象の草花を枯らしてしまうこともあり
完璧とはいかず、チームにとっても反省点が多く残りました。
それでも最後はチームならではの学会のポスター発表を体験でき
なんとかフィニッシュすることができました。
フローラジュニアの契約は1年だけ。
したがって春からは2年生となり、草花班、果樹班、農村都市交流班、
野菜班などそれぞれ新しい場所で頑張ることになっています。
ジュニアのときは頼もしい後輩でしたが
来年度からはチームのライバル。
元フローラジュニアたちが名農のプロジェクトを
きっと牽引してくれることでしょう。
最終回は必死に戦った学会での記念写真をプレゼント。
戦った日々を思い出に変えて前に進んでほしいものです。
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美味しいリンゴジュースはどっち?

2016年03月28日 | 
日本一のりんご生産地である青森県には
さまざまなりんごジュースを見ることができます!
よく見るとその中にストレート果汁と
濃縮還元という2種類があります。
ご存知の通り、ストレート果汁は絞ったそのまま。
ただし加熱殺菌をするため
ジューサーで絞った生ジュースとは違います。
逆に濃縮還元はストレート果汁を
何らかの方法で水分を除去したものに
また水分を足して元に戻したもの。
香料などを加えますが、これも果汁100%扱いとなります。
好みもあるとは思いますが、
やはりストレート果汁の方が美味しく感じます。
ではなんで濃縮還元をする必要があるのでしょうか。
それは輸送のし易さです。
水分を除去して4倍も8倍も濃縮すると
船で大量に運べるのです。
もし濃縮還元技術がなかったらおそらく私たちは
アメリカ産などのオレンジジュースを飲むことは
できなかったといわれるぐらいです。
でも産地の青森県に住んでいるのなら輸送問題もないので
やはりストレート果汁のりんごジュースを飲みたいものです。
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照り葉!

2016年03月28日 | 研究
昨年の秋にチームの2年生が播種したクリスマスローズの芽が
ご覧のように一斉に顔を出してきました!
いつ見ても思うのですが、葉色が濃くとても艶がありきれいです。
さて話は樹木になりますが、このように葉が広く厚く、
表面が光っているものを照葉樹といいます。
針葉樹林は北に自生しますが、常緑照葉樹林は
比較的温暖な温帯地域に多く自生します。
私たちの青森県で常緑照葉樹を見ないのはこれが理由です。
魔女の宅急便で魔法使いの少女がほうきに乗って飛ぶ下に広がる森は
針葉樹で、この舞台がヨーロッパの少し寒い地方であることを教えています。
またとなりのトトロでは針葉樹ではなく照葉樹林の森が出てくるため
東北より南の関東の辺りが舞台であることがわかります。
さてクリスマスローズの葉はなぜこんなにも光っているのでしょうか。
これは葉のクチクラ層が発達しているからといわれています。
クチクラ層は太陽の強い日射しから葉を守るガード。
つまり長い冬を乗り越え、早春に芽を出したばかりの若葉を
守るために光っているとも考えられます。
動けない植物はさまざまな方法で身を守っています。

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FLORA、北海道新幹線で海峡越え

2016年03月27日 | 研究
この切符をご覧ください!
八戸から函館までの北海道新幹線の切符です。
学会に参加する2年生の出発は開通の翌日、つまり今日。
日曜日のため果たして手に入るのか不安でしたが
旅行社がなんとか手に入れてくれました。
チームは月曜日に札幌コンベンションセンターで開催される
学会の高校生発表に参加することになっているからです。
しかし朝8時30分頃出発しても札幌に着くのは午後2時頃です。
これは八戸から京都に行くのとほぼ同じ時間。
函館札幌間が特急なのでこんなにも時間がかかるんです。
でも北海道に行くことはめったにないので
後日、2年生の北海道新幹線乗車体験を紹介したいと思います。
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雪化粧の名久井岳!

2016年03月27日 | 学校
寒い寒いといっていたら
先日、朝起きてみると雪が少し積もっていました。
とはいっても大きな道路に出ると雪もとけているので
除雪するほどでもありません。
自動車を走らせて学校に行くとびっくり。
名久井岳が真っ白に雪化粧しているではありませんか。
またグラウンドもこのように一面真っ白です。
青空に映えてとてもきれいなので思わず写真を撮りました。
しかし暖かくなったり、急にこのように冷え込むのは
果樹地帯の南部町では危険なこと。
早めにできた花芽が遅霜などで死んでしまうからです。
数年前も収穫量が激減して問題となりました。
4月になっても気温がどのように推移するかわからないので
十分気をつける必要があるようです。
さて明日は年に一度の日本農芸化学会。
したがって2年生の代表が発表するために札幌に本日渡ります。
学会は秋と春に開催されるのが一般的です。
つまりチームに2年間で4回の参加チャンスがあります。
しかし3年生になると秋は受験、春はすでに卒業式後のため
メンバーが実際に参加できるのは2年生の秋と
3年生にあがる直前の春だけ。
貴重な体験を積んできてほしいものです。
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