花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

いつもここから

2021年11月28日 | 研究
11月下旬の八戸駅に現れたのはフローラハンターズの4名。
なんとコンクールの決勝審査に出場するため
日帰りで東京に行くことになったのです。
新型コロナウイルスの感染拡大によりすべての大会が
中止もしくはオンライン開催のなっているので本当に久しぶりです。
調べて見ると、前回チームが上京したのは
コロナが問題になる直前の2020年2月上旬。
つまり1年10ヶ月もどこにも行けず休眠していたことになります。
「悲しいこと〜!フローラが遠征できなくなったこと〜!」
研究成果を抱えて全国を飛び歩くのが最大の特徴であり、
喜びである戦う研究集団の「環境班」にとって、この約2年間は翼の折れたエンジェル。
まるでアイデンティティーを見失ったかのようでした。
そんなことから、この遠征は怖さ半分、ワクワク半分。
しかしコロナ感染がなくなったわけではありません。
そこでフローラハンターズが用意したのは携帯用のスプレー式アルコール。
絶対かからないで帰ってくるのだとみんな心に誓い、
気を抜かないで、上りの新幹線を待つことにしました。
秋の八戸駅。フローラの旅はいつもここから始まります。
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お腹をすかせたフローラ

2021年11月28日 | 研究
朝早く、新幹線で上京したフローラハンターズ。
彼らにとっては中学時代の修学旅行以来の東京でした。
八戸とは違い人の多い東京に戸惑いっぱなしで
目を話すと迷子になりそうです。
でもかつての東京を知っているものにとっては
びっくりするぐらい閑散としています。
ここは地下鉄の連絡通路ですが、ガラガラです。
規制緩和されても、まだコロナの影響は続いているようです。
東京駅に着いたのはお昼の12時。大会は13時過ぎから。
普通ならどこかで食事をとろうかと考えるのですが、
フローラ御一行様は6名。確かお店で食事をするにも
人数制限があったように思えます。
そこで事前に相談し、昼食は持参した軽食を
大会会場の控え室で手早く済ませることにしました。
フローラもハンターズも最大の旅の楽しさは食事でしたが
今回ばかりは仕方がありません。
お腹をすかせたフローラ。空腹で眠っていた闘争本能を
目覚めさせることはできるのでしょうか。
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危機一髪

2021年11月27日 | 学校
校長室前の棚にフラワーアレンジメントが飾られています。
かつては園芸科学科の3年生が名農祭で自分で作った作品を並べ
地域の方に披露していたのですが、今年の名農祭は一般公開が中止。
したがって久しぶりの作品に思わず目が行きました。
するとどうでしょう。花の脇におかれている竹かごがひっくり返り
入っていたリンゴが転がっています。このままでは作者がかわいそう。
そう思い、リンゴに手を伸ばそうと思った瞬間、急ブレーキ。手を止めました。
なぜならなんと転がったリンゴが、花瓶の中にも入っているのです。
いくらバランスを崩したとしても、
かごのリンゴが花の中に飛び込むはずがありません。
ということはこれは故意。リンゴが転がったところも含めて
動きのあるひとつの作品であることに気がつきました。
さらに思い出したことがあります。来年、産業教育フェアの全国大会が
青森県で開催されます。その運営の課題などを探るため先日、
フラワーアレンジ部門のプレ大会が県内の高校生たちで開催され、
なんと名農生が最優秀を受賞したのです。
このアレンジメントには作者やタイトルなどの情報がありませんが
もしかしたら最優秀作品なのかもしれません。
危ない、危ない!何も知らないとはいえ、
最優秀作品を直してしまうところでした。
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テレワーク

2021年11月27日 | 研究
ここは昨日の土肥実験室の準備室。
中から声が聞こえてくるので開けてみると
二人のメンバーが発表練習をしています。
広い実験室で練習もできるのですが、
あいにく今日は新聞記者さんがフローラハンターズの取材にきています。
もちろん彼女たちも取材されるのですが、
とりあえず取材対象となった研究の主任研究員が対応しています。
実は彼女たちは、今日オンラインで開催される研究発表会に
出場することになっており、その練習に励まなければならないからです。
なぜなら今日の発表会は時間制限があるのです。
時間オーバーは減点になるのかわかりませんが
時間が決まっているのなら、その中に収めなければ印象が悪くなります。
また取材されている傍で大きな声で発表しては記者さんに迷惑。
いろいろ気をつかっているようです。
さてコロナでテレワークが増えましたが、
家では家族や子供がいるので落ち着いて仕事ができないという人がいます。
そんな人は家に大型の衣装ケースのような個室キットを作り
ワークスペースを確保しているようです。
広々とした土肥実験室からこの準備室を眺めると
まるでテレワーク用の個室のように見えてしまうから不思議です。
先週の日曜日は東京、そして1週間後の今日もオンラインの発表会。
発表シーズンも佳境に入っています。
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トマト?

2021年11月27日 | 研究
トマトです。
茎にびっしりと白い毛が生えているのがよくわかります。
この毛にはいろいろな役目がありますが、代表的なのは水分の確保。
ナス科のトマトは、ジャガイモなどと同じように
南米アンデス山脈のペルーなど高原地帯が原産地です。
乾燥した土地なのでなんとかして水分を確保しなければなりません。
そこで空気中の水分をこの毛で集めようと進化してきたのです。
朝夕、気温が下がると空気中の水分が冷やされます。
冷えた空気がこの毛に触れるとそこに夜露朝露のように水滴ができます。
このようにしてトマトは水分を確保してきたのです。
したがってトマトは少々の水不足は平気。
それどころか美味しいトマトは、収穫時期に水をあまり与えず育てます。
その方が濃縮された味になるからです。
さてこのトマトはフローラハンターズが露天風呂栽培で育てているもの。
無加温の温室ですが養液を温めることで順調に育っています。
よく見ると蕾もできています。たくましいトマトです。
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