東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

先を見据えて…

2009年06月27日 23時44分27秒 | Weblog
 今日は午前中は結婚式前に写真を撮る、ということで先日お邪魔した「しのや」へ行く。ちょうどブライダルフェアということで衣装がずらりと並べてあった。式は神前式で、披露宴はドレスの予定。ここではドレスを着て見ることに。

 白のドレス2着と水色のドレス、内掛けの生地を使ったドレスの計4着をとりあえず試着して見る。
 身長があるからドレスが似合う。二人のテーマカラーである青系のドレスともう一つ白のドレスのうち一つを候補とする。ちゃんとした試着はコルセットを買ってからかな。


 ヨメのアパートに行き冷蔵庫、洗濯機等の家電を親父の軽トラに積み込む。今月いっぱいで退去予定なので、明日も引越し作業。しかし明日は天気が悪いような予報だったので先に電気を使うものだけヨメの実家に持って行くことにしたのだ。
 30分ほどで積み込み作業を終了して次なる目的地、ヨメの実家に向かう。
 ヨメの実家に到着後、荷物を降ろして近所の定食屋で昼食。待ち合わせの午後1時まで、ヨメの実家の庭でぶらぶらと過ごす。


 午後1時前に中島工務店のSさんと、Kさんがお迎えに来る。
 自分の住んでいる家も間もなく築30年。高度成長期に建てられた家なもんだからあちこちにガタが来ている。今度は自分が家を建てる番だ。
 自分としてはまだ従来木造工法に、改正された建築基準法に対応するように耐震化された家か、2×4方式の家か、どちらのほうが耐震性に優れているか決めかねている。今回はそれを目で確かめようというわけだ。

 ヨメの実家からそれほど離れていないところに現在建築中の物件があるから見に行く。そこは2世帯住宅で我が家もそのつもりだからいい勉強になる。
 やはり木の家はいい。ヨメとお袋がいいと思ったのは必ず居間とキッチンの前を通らないといけない構造。これは子供が帰ってきたときにそのまま自分の部屋に行ってしまうのではなく、必ず誰かの顔を見なければ通れない。自分もヨメも、家に帰って来たときにかならず誰かが見えることで安心した。この構造はいいな。
 両親は平屋部分、ダイニング、キッチンは一つで食卓では皆が集まる。2階は若夫婦の寝室と子供部屋。子供部屋は独立したときのことを考えて間仕切りが外せるようになっている。ロフトもあって収納はよさそう。現場リポートなるものがあったので興味のある方はこちら

 車に乗って今度は山の中へ。ガードレール、路肩の白線まであるような立派な林道(酷道418でもここまでやってないだろ…)を行く。途中でササユリやオダマキが咲いている。自宅付近より3週間ほど季節が遅い。
 しっかりと枝打ち、間伐が行なわれ、下草刈もやってある手入れの行き届いている林。国有林の荒れ放題とはえらいちがいだ。看板材料でもある東濃ヒノキの前で記念撮影。

 次はプレカット工場。一応JVみたいだけどこの工務店のものかな。土曜日に仕事している会社なんて今はそうそうあるもんじゃない。忙しそうでした。
 山から切り出して皮をむいて、乾燥させてからカット。この分野でもCAMを使い、NCで削るのは普通になっているようだ。思わずNCとそれについているツールを確認してしまった。ツール10本で固定だそうだ。金属加工では40本でも足りないよ…。
 このプレカット工場と同じ敷地内に合板や合板の曲げ加工を行なう工場もある。


 合板材料ももちろんこのあたりのもの。トレーサビリティもしっかりしているようです。
 よく見ると永保寺の焼損を免れた部材があった。こちらで修復作業を行なうそうだ。そんな高等技術持っているところにお願いしたら費用がどれだけになるのか不安になる…。

 次は造作工場。棚やテーブル、床等の加工を行なう工場の見学。こちらは仕事が休みだったようで誰もいなかったけどちょうど圧着中の机があった。こんなでかいヒノキの机、家具屋さんで買ったらいくらになるんだろう。でもここはいわゆる製造直売。家具屋で買うよりはやすいそうだ。
 ヨメは鉋屑と戯れ。

 でもこれもヒノキのものだから香りがすごくいい。


 次は製材所ということで、「マルワイ製材所」という所に行く。こちらで皮むきと大まかな製材をしてから先ほどのプレカット工場に持って行くそうだ。


 そして製材所の近くにある「籠藪の家」というモデルハウス兼分譲住宅を見る。坪単価は65万を切るとか。
 こちらでは社長がお出迎え。ここは会社の若手だけで設計、施工をしたそうだ。社長としてこうしてみても良かったのでは、というツッコミに対してKさんが受けて立っていた。
 2階の主寝室のロフトに自分とヨメと上がって下を見降ろしているとすかさずSさんに写真を撮られる。大人でもはしゃぎたくなるよ、この家。
 2階はすべて杉の床。1階はヒノキの床で違いを感じて欲しいと言うことで社長が裸足になる。ヒノキは硬く、立っていると疲れるが、杉は柔らかく、暖かい。
 2階の子供室の杉床にどっかとまさに車座になって座って、社長の話しやKさん、Sさんの話しを聞く。そして自分の一番の悩みでもある耐震性のことに付いて質問した。そこで納得した答えが社長から来る。
 阪神大震災後すぐに社長は現場に行ったそうだ。そこでボランティアで屋根の修復等を行なったそうだ。旧建築基準法で建てた家は確かに倒壊等が多かったが、寺社仏閣の旧来の日本建築はそれほど被害が大きくなかったそうだ。
 中島工務店では古くからの工法を守りつつも新基準に沿った家を建てているから地震には大丈夫、とおっしゃった。

 その後、加子母産直市の横にあるショールームを見てヨメの実家に戻る。悩みが減ったような増えたような…。
 ウチの両親はジャガイモを掘らなければいけない、ということでここで別れ、自分とヨメは夕飯をいただく。

 本当は今日は剣舞の練習の日だけど、明日の引越しに備えて荷物整理を行ないにヨメのアパートへ。


 明日でほとんど終わるか?
コメント
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