「そういうの(お座敷列車)で二次会やればいいんじゃないの?」
2009年12月30日、恵那のコメダコーヒーで帰省していたジョー夫妻と「恵那、中津川エリアで二次会会場として使えそうな店はあるか」という話をしていたときにウチのヨメから出た言葉だった。全てはこれがきっかけであった。
昨年12月12日に挙式、披露宴を行い、普通ならその日のうちに二次会・・・となるところだが、次の日の朝一の飛行機でハネムーンに出るという強行スケジュールだったため二次会は考えていなかった。ハネムーンから帰って来てからもヨメのほうが行事尽くしでそれどころではなかった。
そして年末、帰省していたジョー夫妻と会う機会ができたのでヨメ同士を合わせたかったこともありヨメを連れてコメダに向かったのだった。
ヨメ同士の緊張も解け、いろいろと昔話をしていた。そして「二次会を行いたいがこのあたりにそのような場所があるのか」という話題となった。
一昨年、ジョーの二次会に行ったときは会場が横浜ということもありパーティースペースで行った。そこではバイキング方式でプロジェクターも用意されており、結婚式の様子などもパソコンから出力した映像を見ることができた。
自分は地元の友人が少ないこともあり、自慢ではないが同級生の結婚式及び二次会に一度も出たことがない。よってそのような二次会を行える場所というものが恵那、中津川地域にあっても知らない。
ヨメもあまり知らず、どうしたものかと途方に暮れていた。温泉旅館がこのあたりには多いのでそこでやることも考えた。しかし、送迎とかの事を考えると面倒だった。それにカラオケはあったとしてもパソコンやプロジェクターがあるとは到底思えない。
ここからはあまり記憶が定かではないが、自分のブログを見ながらDMVの話になり、ジョーの嫁さんがお座敷列車を見たことがあるというはなしになり、大学時代にのと鉄道でお座敷列車を貸しきって一日乗りまくったという話をしていた中で一番上の行のヨメの発言になったと記憶している。
そうか、この地には明知鉄道という3セクがある。しかも季節に合わせたグルメ列車を毎週運行している。これを貸し切ることはできるのではないか・・・。
できるかも、という思いからヘッドマークまで作ってしまおうかという話まで。もしかしたら取材が来るかもなんて話をしてその日はジョーと別れた。
年が明けて1月14日、明知鉄道のHPの問い合わせフォームから下記のように問い合わせをした。
『お問い合わせ内容: お忙しいところを失礼します。
昨年末に結婚式を挙げ、2次会を…と考えているのですが、列車を貸し切ってそこでできないか、という案が出ました。
そこで伺いたいのですが
1.貸し切り列車を運行可能か
2.運行可能ならば費用はどれくらいか(1往復/値段)
3.定期列車との併結運用は可能か
です。
希望としては各種イベント列車(じねんじょ列車、ヘルシートレイン)の貸切みたいなことができればいいかな、と。2次会に参加される方は県外の人も多いと思うのでこの地方の料理でもてなしたいです。
よろしくお願いします。 』
すると次の日、このような返信が来た。
『Re: お問い合わせについて明知鉄道より
とてもうれしいお話です。
簡単に説明させていただきます。
まず貸切は可能です。1両往復で35000円です。
人数によっては2両まで増結可能です。
料理もお一人いくらでと言っていただければ用意いたします。
貸し切り列車は定期便の車両に連結してどの時間でも可能です。
他定期便の別の時間でもお昼の12:45でしたら特別列車として出すことが可能です。(こちらも貸切列車と同様です)
他にも料理とあわせて一人いくらの予算の中でと言っていただければ相談に乗らせていただきます。
一度日にちを決めてご連絡いただければ幸いです。
何でもご相談に乗らせていただきますのでお気軽に下記へお問い合わせくださいませ。
明知鉄道㈱ 』
なんと向こうも乗り気である。これはいい感触。
1月24日、担当の方との打ち合わせ。後から思えば顔を合わせて打ち合わせをしたのはこれが最初で最後だった。
こちらの希望としては料理+お土産で一人5000円で、と話すと担当のIさんは「できますよ」とにっこり。料理はこの時期「寒天料理」と「自然薯料理」の二種類、女性には寒天が人気だけど男性には物足りないかも・・・との事だった。
それならメイン自然薯で、ところてんを自分で出すのを付けれないかどうかたずねると「できますよ」とIさん。
お土産を岩村の「松浦軒のカステラ」で、と頼むとこれも「できますよ。」本当かい!
車内で式当日の様子を皆に見せたいが、テレビを持ち込むことは可能か聞いてみると「ウチの会社の教育用に使うのがあるのでこれを載せましょう」とIさん。台座がついていてDVDプレーヤーもあった。話によると運転手教育用にモニターを載せて教育をするとか。
記念に切符を作ってこれを皆に配りたいが、これはできるかと聞くと一瞬困ったようだったがこれまでに明知鉄道が発行した記念切符を見せてくれて「こういうふうにできることはできるんですが、部数がちょっと・・・」
確かに。印刷することはできるけどまとまった部数がないと印刷ができない。部数が少なすぎると印刷コストが上がりすぎてしまうからだ。
結局Iさんは「印刷所に聞いてみますね」とのことだった。
最後にIさんが
「このようなことをやるのは初めてなので報道関係にFAX流してもよろしいでしょうか。もしかしたらテレビ局とか来る可能性もありますので、そのときは前もって連絡します」
と言う。ジョー夫妻とのバカ話が現実になる前触れであった。
その後車庫に行き、グルメ列車に使う車両の中を見せてもらう。ロングシートに机が並べられている。最大で30人が座れるとの事。
結構乗れるな。
車両から降りたときにヨメがヘッドマークを見つける。各イベントに使われたヘッドマークが並べられていた。ヘッドマークを作ってつけてもらえるか聞くと問題ないよ、とのことだった。案内してくれたKさんがそのうちの一つ、今年の正月に使った「謹賀新年」と書かれたマークを指し「これ使ったら?もう使わないし・・・」と言ってくれたのでその2枚を借りて帰宅したのだった。
2009年12月30日、恵那のコメダコーヒーで帰省していたジョー夫妻と「恵那、中津川エリアで二次会会場として使えそうな店はあるか」という話をしていたときにウチのヨメから出た言葉だった。全てはこれがきっかけであった。
昨年12月12日に挙式、披露宴を行い、普通ならその日のうちに二次会・・・となるところだが、次の日の朝一の飛行機でハネムーンに出るという強行スケジュールだったため二次会は考えていなかった。ハネムーンから帰って来てからもヨメのほうが行事尽くしでそれどころではなかった。
そして年末、帰省していたジョー夫妻と会う機会ができたのでヨメ同士を合わせたかったこともありヨメを連れてコメダに向かったのだった。
ヨメ同士の緊張も解け、いろいろと昔話をしていた。そして「二次会を行いたいがこのあたりにそのような場所があるのか」という話題となった。
一昨年、ジョーの二次会に行ったときは会場が横浜ということもありパーティースペースで行った。そこではバイキング方式でプロジェクターも用意されており、結婚式の様子などもパソコンから出力した映像を見ることができた。
自分は地元の友人が少ないこともあり、自慢ではないが同級生の結婚式及び二次会に一度も出たことがない。よってそのような二次会を行える場所というものが恵那、中津川地域にあっても知らない。
ヨメもあまり知らず、どうしたものかと途方に暮れていた。温泉旅館がこのあたりには多いのでそこでやることも考えた。しかし、送迎とかの事を考えると面倒だった。それにカラオケはあったとしてもパソコンやプロジェクターがあるとは到底思えない。
ここからはあまり記憶が定かではないが、自分のブログを見ながらDMVの話になり、ジョーの嫁さんがお座敷列車を見たことがあるというはなしになり、大学時代にのと鉄道でお座敷列車を貸しきって一日乗りまくったという話をしていた中で一番上の行のヨメの発言になったと記憶している。
そうか、この地には明知鉄道という3セクがある。しかも季節に合わせたグルメ列車を毎週運行している。これを貸し切ることはできるのではないか・・・。
できるかも、という思いからヘッドマークまで作ってしまおうかという話まで。もしかしたら取材が来るかもなんて話をしてその日はジョーと別れた。
年が明けて1月14日、明知鉄道のHPの問い合わせフォームから下記のように問い合わせをした。
『お問い合わせ内容: お忙しいところを失礼します。
昨年末に結婚式を挙げ、2次会を…と考えているのですが、列車を貸し切ってそこでできないか、という案が出ました。
そこで伺いたいのですが
1.貸し切り列車を運行可能か
2.運行可能ならば費用はどれくらいか(1往復/値段)
3.定期列車との併結運用は可能か
です。
希望としては各種イベント列車(じねんじょ列車、ヘルシートレイン)の貸切みたいなことができればいいかな、と。2次会に参加される方は県外の人も多いと思うのでこの地方の料理でもてなしたいです。
よろしくお願いします。 』
すると次の日、このような返信が来た。
『Re: お問い合わせについて明知鉄道より
とてもうれしいお話です。
簡単に説明させていただきます。
まず貸切は可能です。1両往復で35000円です。
人数によっては2両まで増結可能です。
料理もお一人いくらでと言っていただければ用意いたします。
貸し切り列車は定期便の車両に連結してどの時間でも可能です。
他定期便の別の時間でもお昼の12:45でしたら特別列車として出すことが可能です。(こちらも貸切列車と同様です)
他にも料理とあわせて一人いくらの予算の中でと言っていただければ相談に乗らせていただきます。
一度日にちを決めてご連絡いただければ幸いです。
何でもご相談に乗らせていただきますのでお気軽に下記へお問い合わせくださいませ。
明知鉄道㈱ 』
なんと向こうも乗り気である。これはいい感触。
1月24日、担当の方との打ち合わせ。後から思えば顔を合わせて打ち合わせをしたのはこれが最初で最後だった。
こちらの希望としては料理+お土産で一人5000円で、と話すと担当のIさんは「できますよ」とにっこり。料理はこの時期「寒天料理」と「自然薯料理」の二種類、女性には寒天が人気だけど男性には物足りないかも・・・との事だった。
それならメイン自然薯で、ところてんを自分で出すのを付けれないかどうかたずねると「できますよ」とIさん。
お土産を岩村の「松浦軒のカステラ」で、と頼むとこれも「できますよ。」本当かい!
車内で式当日の様子を皆に見せたいが、テレビを持ち込むことは可能か聞いてみると「ウチの会社の教育用に使うのがあるのでこれを載せましょう」とIさん。台座がついていてDVDプレーヤーもあった。話によると運転手教育用にモニターを載せて教育をするとか。
記念に切符を作ってこれを皆に配りたいが、これはできるかと聞くと一瞬困ったようだったがこれまでに明知鉄道が発行した記念切符を見せてくれて「こういうふうにできることはできるんですが、部数がちょっと・・・」
確かに。印刷することはできるけどまとまった部数がないと印刷ができない。部数が少なすぎると印刷コストが上がりすぎてしまうからだ。
結局Iさんは「印刷所に聞いてみますね」とのことだった。
最後にIさんが
「このようなことをやるのは初めてなので報道関係にFAX流してもよろしいでしょうか。もしかしたらテレビ局とか来る可能性もありますので、そのときは前もって連絡します」
と言う。ジョー夫妻とのバカ話が現実になる前触れであった。
その後車庫に行き、グルメ列車に使う車両の中を見せてもらう。ロングシートに机が並べられている。最大で30人が座れるとの事。
結構乗れるな。
車両から降りたときにヨメがヘッドマークを見つける。各イベントに使われたヘッドマークが並べられていた。ヘッドマークを作ってつけてもらえるか聞くと問題ないよ、とのことだった。案内してくれたKさんがそのうちの一つ、今年の正月に使った「謹賀新年」と書かれたマークを指し「これ使ったら?もう使わないし・・・」と言ってくれたのでその2枚を借りて帰宅したのだった。