ヨメの親戚繋がりで勉強会に参加する。家族4人でバンガローに泊まり、山を、木を、水を見るという勉強会。
車でまずは加子母へ。晴れた日の新緑の山はとても綺麗。山の所々に花が咲いている。あれは何の花、とか言っているうちに目的地に到着

工務店の従業員達が総出で対応するようだ。
バンガローに荷物を置いてからまずはお昼ご飯。集合場所にはすでに人数分が準備されていた。

いただきます。結構おいしかった。
昼食後、バンガローの周りを散歩する。開会式にはまだ時間がある。このバンガロー周辺でも水がとても綺麗で思わずヨメと二人でサワガニ探しをしてしまった。
近畿地方からの人も到着したところで開会式。今回は48名が参加とのこと。これからの移動はマイクロバス2台での移動となる。
まずは今回の勉強会の趣旨の説明。木が山から都市へ行く流れ、山の役割を知ってもらうこと。
自分としては山から切り出された木が製材されて建築材になる流れまでは見たことがあるが、木を切り出すところを見るのは初めて。切り倒すだけ、と言ってしまえばおしまいだが…。
マイクロバスに乗って揺られること20分ほど。一昔前ははげ山だったと言う場所は素人目から見ても立派な檜が立っていた。これを杣人(そまびと)が切り倒す。
何十年もかけて育った木をただ切り倒すだけなのは木に失礼。切り倒す前に簡単な神事を行なう。

まずは二礼二拝一礼

そしてお神酒

お塩でお清め
神事が終わりいよいよ伐採作業へ。

まずは皮がチェーンソーで飛び散らないように軽く剥ぐ。

余分な所を切る

倒したい方向へ切れ目を入れる

いよいよ本格的にチェーンソーが入る。くさびを打ってチェーンソーを動きやすくする。

後は自重で倒れていく。
チェーンソーの音、木が倒れていく音、そして倒れた時の地響き。子供たちだけでなく大人も驚きと感動があった。

年輪を数え、木の年齢を確認。この木は約70歳だった。

切り倒されてから強烈に檜の香りがあたりに漂う。
この後、山から搬出され市場へ。競り落とされた木は次の工程へ。

すでに3時のおやつの時間。加子母名物草もちが振舞われる。
競り落とされた木は製材所へ。製材所では木の大まかなサイズにして出荷する。

まずは皮むき

構造材となるもの。5寸の柱。
そして次の業者へ。乾燥、仕上鉋をしたものが柱の素材として出荷される。

「東濃檜」は立派なブランド名。しっかりと管理がされている。
これら素材を買い付け、部材にしていく。一昔前では匠の技だったものが全部ではないにしても機械が行なっていく。

まずは4方向の加工を1台の機械で行なう

次の工程へコンベアで流れ、両端の加工を行なう。
この後、造作物作業所を見てから温泉へ。場所は「おんぽいの湯」…ヨメの実家のそばだよ。

湯上りのフルーツ牛乳とコーヒー牛乳。あなたはどちら?
再びマイクロバスに乗ってバンガローへ。するとそこには…

岩魚や山女の塩焼き、焼肉、五平餅、そして加子母名物鶏チャンも。

今日の参加者全員での懇親会
このとき我が家の担当さんは用事で不在。なので番記者の方といろいろお話した。
この日の夜は放射冷却で地元の人でも寒いくらい。都市部から来た人は相当寒かったことだろう。焚き火でよく暖まってから22時に就寝。明日も晴れるな。