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飯田市における山林火災に係る消防庁広域航空消防応援及び自衛隊災害派遣(5月7日)

2017年06月10日 20時53分45秒 | 航空機
5日の夕方、飯田地内を通過中の中央道から見えた煙は本当に山火事だった。
夜のニュースではまだ鎮火しておらず、隣県応援で静岡防災機が来たことを告げていた。

6日も鎮圧できず、この日は愛知防災と静岡防災が応援で来たのだった。
そしてその夜、悪魔からのメールが…。
さらに追い打ちで自衛隊の災害派遣を検討中との情報も。

ヘリ仲間で一番現場に近い自分が現場リポートをしないわけにはいかないだろう。
現場入りすることに決めた。


早朝、日の出1時間前には家を出て現場指揮本部であろう南信濃B&Gセンターを目指す。
阿南まではオペレーションスムースだったがここで思わぬ事態が。
道路崩落による通行止めで大きく迂回しなければいけなくなった。
一旦豊橋境まで南下し、そこから酷道418号に入って天龍村を目指す。
本当に「酷」道で久しぶりに楽しんでしまった。

天龍村に入ってからは道がよくなり南信濃を目指す。
天龍村役場から場外まではそれほど時間はかからず到着。
場外にはポンプ車が一台横付けされており、これが場外管理を担当すると思われた。

ようやくあの人と合流して情報交換。
その最中に遠くからヨンイチニサウンドが聞こえてくる。
昨日は愛知機が応援だったから、今日もかな?
しかし、見えた機体を見て自分は驚いたのだった。



5:58 あれ?


6:00 まさかの岐阜県機でした。


JA119V Bell412EP 岐阜県防災航空隊「若鮎III」  情報員を降ろして…


6:06 再び離陸。給油場外へ。


 この時もう1ヵ所の場外があることに初めて気が付く。
 燃料一切無しでヘリは飛べないから燃料のあるところに気が付くべきだった。

 場外の状況を見ていると一般人でも堤防辺りまで近寄れそう。
 某氏と共に移動。
 堤防上にはマスコミが数社陣取っていた。
 しかしあまり情報が回って来ていないようで関係者にぼやいているのだった。

 そして山間に再びヘリの音が響き始める。
 この音はBKか…静岡県機かな?

 

6:25 誘導員が場外にいる。長野県防災航空隊の人だ。


6:26 ファイナルアプローチ。


着陸よし!


6:27 資機材を降ろして消火の準備にかかる。


6:29 給水中の状況。古いタイプだからなのかあそこから入れるんだ。


給水終了。ヘリのローター回転音が上がる。


6:30 JA119R BK117C-1 静岡県消防防災航空隊「オレンジアロー」  これも引退カウントダウン。


離陸。この後ライトターンして高度を上げて火点へ。


6:32 両県情報員は長野県防災航空隊員の先導でどこかへ。


6:35 1回目の放水が終了して再び場外へ来たJA119R


間もなく着陸…


6:36 着陸よし!


6:37 すぐに給水が行われる。はい、止め!


今度はヘリパット上で向きを変えて…


火点へ。以降、この繰り返しとなる。


 このままでは「若鮎III」の撮影ができないし、いずれ「オレンジアロー」も給油に来るだろう。
 給油場外を地図で確認。
 ここ、松本ドクターヘリも何度か来ているとこだね。
 気は焦るが慌てても仕方がない。
 安全運転で場外対岸に到着。
 すると見覚えのあるドラム缶がずらりと並べられていた。
 しばらく待ちましょうか。



7:01 UH-1 陸上自衛隊  情報収集用のカメラ機がずっと上空でゆっくりと旋回。来ること決めたの?



この報告、全部で4回になります。



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コメント (2)
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