東濃IFR

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長野県松くい虫航空防除2017(6月18日豊丘村フェリーイン)

2017年06月25日 21時06分07秒 | 航空機
長野県で毎年行われる松くい虫航空防除。
マツタケが秋の主な農産物の一つである長野県にとっては収穫減=税収減。
農協からも県全体で取り組むよう話があっても不思議じゃないね。

わが岐阜県は航空防除やらないから地元の山では遠くから見るとなんとなく茶っけて見える。
近くで見ると松枯れした木が目立つ。
それでもなお行政の腰は重い。(やってないわけではないが効果は薄い)
森の中に行くことが困難な場合は空中散布しかないのだが…。
岐阜県もマツタケは秋の重要な農産物。
そのうち松林全部がダメになるよ。


さて、前置きが長くなりました。
長野県は毎年南から順に航空防除を行いその予定が明らかにされる。
自分の予定とかを考えると19日に行われる豊丘村の防除の機体が来る18日なら行けそう。
蒼い鳩さんにも連絡して18日に撮りに行く。

ちょっと胸騒ぎがして17日に関係機関に問い合わせる。
すると毎年行っているところとは別の場外を使用するとのこと。
きっちりどこ、とは言ってくれなかったがキーワードからアタリを付けた場所を蒼い鳩さんに知らせる。
すると当日9時頃には現地入りした蒼い鳩さんから場外が合っていた旨連絡が来た。

自分は休日出勤で少々仕事。
その後豊丘村に走る。
ナビ任せで走ること1時間ちょっとで場外に到着。
役場の人と薬剤メーカーさんがすでに来ていた。



ナビ任せで来たため自分の方向感覚がマヒする。駒ヶ岳に気が付きようやく方向が分かる。


12:23 JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空  このルートは阿南方面かな?


 しばらくすると北からフェネストロンの音が聞こえてくる。
 さっきJA120Dが通ったから応援で佐久機でも来たかな?



13:07 あれ?またJA120Dだ(汗) いつの間に戻っていたんだろう。市立飯田病院へ。


 南信の拠点ともいえる市立飯田病院。
 ドクターヘリの飛来する回数も多い。



午前中にいた3人だけでなく運航会社、中部電力の人も来ていよいよヘリが来ることを物語っている。


 13時50頃に小牧を離陸した旨がネットに上がっていた。
 やっと来るか。

 駒ヶ岳の様子を見ていると結構低い位置から雲がわく。
 ちゃんと恵那山を越えることができるかな。



14:30 機体をインサイト。向こうも場外をインサイトしたようだ。


クイッとターンしてファイナルアプローチ。


JA9737 Bell206B-3 ヘリサービス


着陸。


 エンジンカットしてすぐに打ち合わせ開始。
 実施場所や高圧線の情報等色々と図面を見ながら話しているようだ。
 
 打ち合わせが済んだところで実施場所の確認飛行となる。
 これを昼間のうちにやっておかないと明日の実施に支障が出る。



15:04 機長の説明を受けて役場の関係者が機体に乗り込む。


15:06 そんじゃまエンジンスタート!


「どっち行くの、こっち?」「いや、ターンして向こうへ。」


15:10 離陸。向きを変えて…


北向きへ離陸。気を付けて~。


15:14 南信幹線の送電線のむこうにいるのをインサイト。


 地形に合わせて飛行するため機体が見えなくなることが多い。
 機長さん、神経使うだろうな。



15:23 調査飛行から戻って来てオーバーヘッドターン。


15:24 場外にアプローチ。


ホバータキシーで向きを変えて


着陸。ローターブレーキでメインローターを止める。


 間近での撮影許可をもらい機体に近づく。
 機長さんと話をしたが、やはり雲が低く恵那山を越えることはできなかったそうだ。
 そのためもう少し北の馬籠あたりから峠越えをしたそうだ。



この距離で撮れる幸せ。


整備士から「ドア開けて撮っていいよ」と言われ恐る恐る開ける。来年で30年を迎える機体、あちこちくたびれている。


フライト毎にチェックする整備士さん。ありがとうございました。


 これにて本日のフライトは終了。
 明日に備えて皆さん早く休むんだろうな。


 次回に続きます。



今年の長野県航空防除キャラバンの様子は当ブログ東濃IFRと
6/19豊丘村 東濃IFR(撮影HM様)
6/20駒ヶ根前編 三丁目の飛行機屋 ノザワヤ様
6/20駒ヶ根後編 三丁目の飛行機屋 ノザワヤ様
6/22坂城村 飛びもの日和   izumisweet様
のリレー形式でお送りします。
コメント (6)
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