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順風ESSAYS

日々の生活で感じたことを綴っていきます

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離脱の自由

2013年05月17日 | 日記
単なる思いつきの走り書き。

~~

共同体のために働け,というのはいいだろう。
しかし,共同体のために死ね,というのはいかがなものか。

個人にとって共同体は生存の確率を上げてくれるが,共同体の論理で命の犠牲を強制されては本末転倒だ。
共同体が個人に命の犠牲を強いる際には,離脱する自由を保障すべきではないか。
それも,実質的に保障すべきである。離脱しても生きていけないのに離脱してよいと言われても仕方がない。

例えばの話として,戦争を始めるに際して,希望する個人に対し,
非戦闘領域や他国に移住し生活を継続する経済的保障をしなくてはならないという
戦時法規的なルールがあれば,国家間の戦争は大方抑止できないか。

生命に比肩する人間の尊厳的価値にも応用していくことはできないか。
想定する共同体を国家だけでなく団体へ応用していくことはできないか。

~~

逃げることは,逃げても生きていける実力に裏打ちされてなければ全うできない。
逃げられない境遇に陥ることがひとつの負けである。
猫を咬む必要に迫られるのは,鼠くらいしか聞かない。
コメント
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