2015年度、2016年度に2編成ずつ廃車の予定と伝えられた西鉄のフラッグシップ8000形。
噂では2017年度に最後の2編成の廃車も検討中との事。
恐らく最後の2編成は現・『旅人』とこの10月にお目見えする『水都』だと思われますが
その噂が本当なら今年中に2編成が淘汰されて赤白のオリジナルスタイルは2編成となり
運行時間が決まっている観光列車仕様の8000形2編成と違って運用が公開されていない
オリジナル8000形の撮影や乗車に際しては難易度が高まりそうです。
そんな想いで西鉄初出撃を今月の上旬に果たした訳なんですが時間的制約と曇天に阻まれ
満足行く撮影の釣果は得られませんでした。
何とか“シルバーウィーク”の終わり頃に休みが取れましたので再出撃しましたがまたもや曇天。
前回はとりあえず8000形との対面とその車体を記録する事が第一の目的だったので
今回は少し周囲の風景も加味した写真を狙おうと計画していました。
OLYMPUS OM-D E-M10+M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 EZ
Avモード f5.6 1/1000sec ISO800 +0.3EV (28mm)
今も尚、西鉄の主力として活躍中の5000形の特急。
前回の経験から8000形は日中の特急運用の主力として投入されてましたので今回も
30分ヘッドの特急を上下線共に待ち構えて8000形を捕獲するつもりでした。
ところが待てど暮らせどやって来るのは5000形や3000形の特急ばかりで
赤白カラーの8000形の姿は一向に現れません。
それどころか雨が降り出す始末でこの日は撤収となりました。
翌日の天気予報もこの日と同じく曇りのち雨という事でしっかり曇れば
午後から順光というこの場所でも何とか撮れるだろうと翌日に期待をつなぎました。
シルバーウィークの最終日だったこの日、どうして8000形の姿を見かけなかったのか?
ある乗務員にその事を軽~く尋ねるとどうやら多客期には乗降に難の有る8000形を
特急運用から外して多扉の他系列を特急に投入するとの事らしいですね。
確かにどの特急も乗車率が高く、立ち客がかなり多く見られました。
8000形撮るなら多客期とラッシュ時は外せ!という事ですね。
という事ですが翌日天気は西の空は厚い雲は覆われているものの
東の空からは強い日差しが有る状況です。
こうなると昨日訪れた場所では午前中は逆光となり撮影不可となります。
時間の都合も有るので今回はその場所での諦めて前回、その姿を撮る事が出来なかった
『旅人』の姿を納める事にしました。
PENTAX K-3+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
TAvモード 1/800sec f8 ISO640 +0.3EV (150mm)
太宰府観光活性化を目的として8051編成を改装、観光列車『旅人』として主に太宰府線で活躍中です。
非貫通の前面スタイルを持つ割には柔らかい雰囲気を持つ8000形にピンクの柄を
主体としたこのカラーリングも結構似合いますね。
せっかくなので時間ギリギリまで待ってオリジナルカラーの8000形も狙います。
PENTAX K-3+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
TAvモード 1/800sec f8 ISO500 (133mm)
やはりオリジナルカラーの方が格好良いですね。
出来れば先代の2000形、そしてこの8000形と続く特急専用車の系譜を
絶やして欲しくは無いのですが2扉車体でのラッシュ時の対応は難しい様で
特急とはいえ特別料金が不要である限り、ラッシュ時・閑散時にも対応出来る
構造が必要となって来たのは料金不要の特急を持つ他社と同じなんですね。
今月は無理して2回九州へ出掛けましたので暫く遠征は無理ですが
いつかあの鉄橋を行く赤白カラーの8000形を撮影したいものです。