今年の冬は、各地で雪がたくさん降りました。
我が家の周辺では、屋根の上も雪が解けまして、そして田んぼも見えています。
しかし、高島市の北部や山間部では、まだまだたっぷりの積雪があります。
特に私の職場は山間部なため、雪はどっさり。
年末からの雪は良く締まり、なかなか溶けにくくなっています。
それでも、R303の周囲の雪の壁は、その高さもさすがに低くなってきました。
そんなR303の夜のこと。
ここでは一年中、道路脇にたくさんの鹿の姿を見かけます。
夜の早い時間帯では、どちらかと言うと小鹿が多い感じです。
深夜からは、大きな鹿が現れてきます。
私が帰り道で走っていますと、前を行く車が対向車線へと、はみ出して走行。
ハテ? また動物がひかれて死んでいるのかな?と思いながら私もその場所へ。
すると、そこには死骸ではなく、まだ生きた小鹿が道路を歩いていました。
この小鹿をよく見ますと、フラフラとして、しっかりと歩けていません。
きっと、積雪で食べ物が無く、栄養状態が悪いのでしょう。
野生の鹿、それも小鹿のため、特に影響が出ている感じです。
こんな状態では、トラックなどに衝突する可能性が高く、当然ヤバい状態です。
そこで、私は後続車がいないので、鹿の後ろに付き、ツンツンと追うことに。
フラフラとしながら道路をしばらく進みます。
周りは雪がどっさりで、道路から出られません。
きっと元気な時なら、ピョンッとひとっ飛びでしょうが、今はとても体力が無いようで無理。
しばらく後ろに付き、ライトをパッシングしたり、クラクションを鳴らし、追いたてました。
そして、ちょっと雪の壁が切れたところで、鹿は何とか道路から出ました。
しかし、自然界は大変です。
猿は、木の皮を食べまくっていますし、あの出没多数のクマは冬眠して、ちゃんと寝ているのでしょうか?
まぁ、今までの冬が雪も少なく暖冬だったため、動物も増えすぎてしまったようです。
そうすると今年の冬は、相当自然淘汰が進みそうな感じです。