10月20日のブログの続編です。
原因は、セルスターより「太陽フレアの磁気嵐」とあります。ちょっと調べてみました。
CNNの記事です(クリックでリンク先へ)
「米航空宇宙局(NASA)によると、太陽表面で10日にかけて2つの太陽フレアが発生し、特に10日の太陽フレアは規模が大きかった。この2つのフレアに伴ってコロナ質量放出と呼ばれる現象が発生。放出されたエネルギーが地球に向かっている。
地球は大気圏に守られているため人体には普通、影響は及ばない。しかし磁気嵐の影響で停電したり、航空機などが使っている無線通信やGPS(全地球測位システム)、衛星などに障害が起きることもある。ただし障害が起きたとしても一時的だという。」
宇宙天気ニュース(クリックでリンク先へ)
◆ 2014/ 9/11 10:39 X1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも地球方向に発生しています。
◆ 2014/10/20 11:25 2192黒点群でX1.1の大規模フレアが発生しました。
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9月から発生が活発化、特に10/20以降は大規模なフレアが連続しています。Web検索から以下に推測しました。
◆ GPSモジュールは、スイスのU社がシェアを席巻しています。日本の3社(ユピテル・セルスター・コムテック)が、ここ1年くらいのモデルだけを障害対策の対象としていることと結びつきます。3社とも同じモジュールなのでしょう。
◆ コムテックは、当初の対策では「電源OFF72時間で元に戻る」としていましたが、10月20日に慌てて、本体のモジュール交換対策に変更しました。この日は大規模フレアの発生日でもあります。
◆ 磁気嵐は10-11年間隔でやってくるそうです。太陽の運動がその周期なのでしょう。よって、数ヶ月我慢すれば10年間は大丈夫なのです。コムテックは当初は、「もう磁気嵐は来ないんじゃね?」と推測したのでしょう。しかし、次のフレア発生に備えた対策発表は用意していたのでしょうね。即日対応しているので。
◆ GPSモジュール製作会社は当然、この周期を熟知していますし探知機3社に説明もしているでしょう。販売前提条件には「磁気嵐による障害は補償しない」旨、記載してあると思います。コムテックが対策をギリ迄引っ張ったのが何よりの証拠です。探知機3社は、磁気嵐発生で不具合が起きた事には瞬時に気が付いたハズです。業界の常識として、10年周期の磁気嵐がやってくることも、そして探知機が不具合を起こす可能性があることも知っていたと思います。
◆ 対象探知機は1~1年半くらい前のモデルです。保証期間が1年以内の奴は、メーカーが対策せねばなりません。しかし「保証が切れた&保証書を捨てた奴」は、放置すればどうしますか?他のを買いますよね。1ヶ月間待ってからの対策発表は、コレが理由でしょうね。私もセルスターの奴を買いましたもん。
◆ さて、ジムニーに付けていたコムテック71Vは【みちびき+最速GPS測位】ですが、対策対象の83Vは【グロナス+みちびき+最速GPS測位】です。このグロナス対応のGPSモジュールへの磁気嵐の影響が大きかったのかも。対策内容については、3社とも触れていません。
◆ 私はコムテックに聞いてみました・・・と云いたい所でしたが例によってTELが繋がりません。セルスターの対策対象モデルも持っているのでTELしたら一発で繋がりました。しかも宅急便代はセルスター負担です(コムテックは当方負担)。
やはりGPSモジュールを交換するそうですが、旧型に戻すのではなく新型にするそうです。グロナス衛星も捕捉できるそうです。しかしながら従来と同様の精度でなく、2-3年前に戻った可能性は否定できませんよね。
1. 今、何とか動いているモデルは、対策する必要は無いです。
2. 不具合機種も太陽フレアが収まれば問題ない。その時期は不明だが長くて春頃でしょうかね~。
3. コムテックは「当初の対応」「TEL対応」「対応費用」全てがセルスターに劣っています。対策期間は共に1週間前後なので同じです。
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bnの疑問
◆ 何故、ナビのGPSモジュールは問題にならなかったのか?GPSモジュールメーカーから事前に案内されてたんじゃね?ナビは高価だし設置も面倒だし自動車メーカーからクレームも起こる。GPSモジュール屋さんが販売を嫌がったのでは?
◆ 何故、不具合にムラがあるのか?「みんカラ」では大丈夫な方もいます。考えられることは、電波の捕捉環境でしょうか。地域や車の設置場所etc。
推測ばかりで、物語になってしまいました。