前回はオイルの表記について。今回は質について。
アメリカのAPI規格「SL」「SN」、最近の「SP」は昔からよく見ます。しかしILSAC(イルザック)とかEUに多いACEA(アセア)、日本のディーゼルオイル規格のJASO(ジャソ)なども記載されており、缶の表面はカオスです。しかも”〇〇相当”ってことで勝手に独自マークを入れていたりも致します。
「知ったメーカー品であること」これに尽きます。具体的には国産自動車メーカーブランド、有名石油会社のカストロール(ブリティッシュ・ペトロリアム)・モービル・クエーカー(シェル石油)・エルフやモチュール・バルボリン・ワコーズのような有名ケミカル会社製となります。
オートバックス等ではプライベートブランドも扱っています。しかし、販売数は上記ブランドより少ないのに、安い理由が不明です。私には「もしかして規格ギリの品質なんじゃねーの?」と邪推する他ありません。特長が明記してあれば検討するのですが。
このAVANTEってのもオートバックスのプライベートブランドみたいです。隣のクエーカーの引き立て役ですかね。
私はタイヤ屋さんで交換しています。WAKO'Sの5W-30(100%合成油)で4,400円です。そう云えばベンズオイルって見なくなったな。昔はVT250に入れてたけど。
サイトには鉱物油は不純物が多いので「低温性が悪い、粘度を上げられない」と書かれています。しかし前回で記載しましたが10W-30なら-25℃以上であれば範囲内です。化学合成油は「燃費が良い、始動性が良い」とありますが、これも0Wや5Wと10Wの区別が出来れば有効なのかも知れません。私には出来ません。
ただ、車検証に記載の交換サイクル以上に使った場合は、不純物の少ないオイル(100%合成油)が有利との記載もありました。これはあるかも。劣化の度合いが違うとか。あとクラシックカーは鉱物油でないとパーツが痛んだりも致します。
私はECU改造車(ポロ・ジムニー・パジェロミニ・ギャラン・シビック・スイフト)は5,000kmで交換しましたが部分合成油か100%合成油です。ノンターボのノーマル車は10,000km以上乗りますが全合成油すね。