あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

奄美日記 in 20日

2009-07-20 | from:sachiaki
ぐねる稜線。南国特有の刺すような日差し。
ただただ登っては下る行程に、
私ことsachiakiは走り出して30分で完全に気持ちが萎えていました。

これが20日の私の気持ちです。



18日に奄美入りをし、翌日早々に海水浴、バナナボート、カヌー、クロウサギ。
とイベント詰め合わせでお腹いっぱいになりつつあるものの
遠い地へ旅行へ行く時は自転車で走らなくてはならない!という妙な意思に追い立てられて
バックパックの中におサイフと、奄美入りする前に買ったマップルだけを入れて
いざ海岸線をGO☆です。

すでに空港から婆ちゃんちへ向かう段階で、奄美の中心をブチぬいている国道を走ろうとすると
斜度10%前後の山が何個も連なっていることを確認済み。
私の記憶の中ではそんなに山ばっかじゃなかったんですけど、
多分山側の婆ちゃんちにいる時の記憶より、中心街である名瀬側で泊まったりした時の記憶の方が
しっかりしていていたからみたいですね。
(婆ちゃんちにいる時より中心街の方が観光地化されているので記憶に残りやすかったようなのです…)

まぁ、そんなこんなで体脂肪が20%以上の私たちに山を登るなんて
ほぼ不可能に近いのでwwww
海岸線なら道もゆるいんじゃね??って楽観的結論を出し、
婆ちゃんちの町を出て、ひたすら西へ海岸線を進み、
最西端の西古見を目指していたんですけど…


台風が多い島ってことを忘れておりました。

台風が多い>海が荒れやすい>海面が上がりやすい>海面より高い位置に道を作る方がいいよね

と勝手に解釈しなきゃやってらんないくらい、
あっさりと坂道が待ち受けており、ひたすら登って山頂に達すると下る。
というアップダウンを繰り返し、それだけでも疲れるのに土砂崩れはおきてるし、
工事で片道規制はされてるわし…と、なんだか散々ですよ?
まぁ、道路は綺麗に舗装されてて、車もほとんど通らなかったんですけど…

山を登る度に見える、陽に透かされた海は絶景でしたが
それを横目に捉えながらほとんど意地になって走ってました。
ギブアップするのってなんか悔しいんですよね…。
なんていうか帰りの事なんてほとんど考えてなくて
ただ地図の最西端を踏み入れることができたら気持ちいいんだろーな。
ってことしか考えていませんでした。

熱射病にならないように日陰をみつけては休み
体がほてってきてしまったら冷たい水を買って頭からかぶる。
そういうようにして頑張ってみたものの
久慈という集落に入ったところで長い休憩を取っていたところ
パンダ様に「意地だけで走るっていってるけど、帰れなくなるぞ」という一言で
やっとギブアップを認めました。
距離にして20kmちょい。



沖縄なんかじゃ海水浴含んで80kmとか走れたのに
悔しいったらないですよ。モォオウ!

でも、結果的にはパンダ様のアドバイスがなかったら
私、あの日に死んでたかもしらんねwww

なにせ帰り道の途中、行きもひたすら登った山の下りにて
かなり曲者な急カーブを曲がりきれず草むらに突っ込むってことをしましたからね。
いやー、なんか嫌な位置に鉄格子みたいなフタがついてる排水溝をみつけて
「あー、あそこで滑ったら、このスピードだし、こけたらマズいよねー」って
ボヤーーーっとした意識下で考えブレーキをかけたんですよね。
そしたら時すでに遅し。って奴で。
ブレーキをかけてみたもののタイヤが金属の上を滑り、後輪が制御できなくなりました。
「こりゃこけるなー。じゃぁ、こけるならあの草むらがいいや」
って、引き続きブレーキレバーを引っ張りながら
無駄な抵抗はせずにまっすぐ薮へと突っ込みました。
思った通り、草や土がブレーキの役割をグンと上げてくれて
倒れる事なく止まる事ができたものの…

薮に突っ込むまえに乗り上げた段差で腕と尻に衝撃を受けたので
なんかしらやってるだろうなー…って思ってみてみると

パ ン ク し て や ん の 。

し か も 、 両 輪 。

自転車乗りなら気をつけなきゃならないリム打パンクっちゅー奴をやりましたよ。
※リム打ちパンク:走行中に段差などに乗り上げる時に、段差の角とリムとの間にタイヤ内のチューブが挟まれ強い衝撃を受けることで発生するパンクを言います。このパンクで開く穴は特徴的で、蛇が噛んだようにハの字に2箇所穴が開きます。英語では、スネークバイトと呼びます。@パナレーサーのQ&Aより抜粋



不思議と怪我するかもとかそういう恐怖はほとんどなく、
「あーやっちゃったなぁ」ってことだけ。

その後は、簡易パッチで修理をするも、やっぱり途中で空気漏れを確認し
ママーにヘルプの電話をして、「軽貨物を呼べ」って言われたので
島の人が利用するタクシー代わりのワンボックス業者をお願いして
自転車を運んでもらい、同乗して婆ちゃんちへ無事に帰宅。

あとで婆ちゃんと事故した話をしたら
「じいちゃんの故郷がその辺りだから守ってもらったんじゃないか」って。
うん。私もそうだと思う。
というわけで仏壇のじいちゃんにありがとうとお礼をしてみたり。
だって、場所が場所なら普通に崖だったし、
海へと投げ出されていた可能性もあったし、
あれは絶妙な場所だったと思うのよね。。



その夜はママーとうちの弟(上)が誕生日だったのもあり、
従姉妹がバイトしているという居酒屋へ行き、
たらふくご飯を食べ、その足で港へ行き、手持ち花火をして帰りました。

翌日、その花火をした港で人が死んでたことを知りゾッとしてみたり…。
なんか酔っぱらって足を踏み外して海にダイブしちゃって
それっきりだったそうです…。
こえーよ!田舎こえーーーー!

まぁ、そんな風に20日は一日を終えました。
これでまだ3日しか経ってない…。
なんて密度だ。奄美こえー。

21日の日記へ続く。。
コメント (2)
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