さて、とうとう本番の日蝕当日。
朝7時には目が覚めるものの、窓を開けると目の前が海という
ナイスロケーションのベランダに出ると、
小雨のパラつきすら感じるほどの曇天模様。
あぁ…これはやっぱ無理なのかな。見れないのかな。
せっかく奄美来たけど、やっぱり自然現象だからうまくいかないのかな。
なんてことを思いながら朝食が出来たというので食堂へ移動。
眠い目をこすりながら目玉焼き、納豆、サラダ、ご飯、お味噌汁。
と某チェーン店の朝定を思わせるご飯を頂き気分もスッキリ。
ふと窓の外に目をやると晴れ間が見えてきています。
そういえば、前日の天気予報で朝8時~10時は晴れるって予報だったっけ。
肝心の最大日蝕時間である10:55分までこの晴れ間が持てばいいのに…。
そんなことを思いながら、ご飯を終えて海辺へ出てみると
もう気が気でないのか、大和村の住人が同じく海辺へそぞろ出てきています。
村を上げてのお祭りなんでしょうね。
テントなんかも出て、かき氷やソフトドリンク、生ビールなどを売っていました。
カメラの電池がなくなりそうだったので、村で唯一の日用品店(?)へ行き
電池を買ってテントの前を通ると、
昨晩の一件で名前と顔を覚えられてしまったようで呼び止められる。
こっちも気分がよかったので生ビールを買って民宿に戻り
買って来た電池を装填して空を見上げると、すでにちょびっと太陽が欠けていました。
思わず興奮してシャッターを押し続けていると、
もう電池が切れそうになってます…orz
マンガン電池では電池食いの私のカメラは満足してくれなかったみたいです。
とはいえ、お店にあったマンガン電池は全部買ってきてしまってるし、
アルカリはなかったからどうしよう…って迷っていたら
さっきまでビールを売ってた民宿のオーナー(の息子さんでしたw)が
「単三電池でいいの?うちのをあげるよ」といって
自室に戻ると電池をザラッと抱えて持ってきてくれました!!
念のため、おいくらですか?と聞いてみたものの
「あー、いいよ。いいよ。それくらい」ってニコヤカに笑ってくれました。
なんていうか…やっぱイイヒトが多いなぁ。
そんなわけで、21世紀最長時間を誇る日蝕ショーが始まり、
準備も整ったので、カメラのファインダー越しに太陽をみてみたり。
結局10時を過ぎたあたりから雲が多く張り出し
こういう時の天気予報は外れればいいのに。
なんて舌打ちしたくなる気分になりました。
また、曇ってしまうと日蝕グラスもほとんど意味をなくし
(雲が多過ぎて太陽の光弱くなり、日食グラスでは真っ暗で見えない)
ほとんどカメラのファインダーを通した液晶画面で見てました。
サングラス越しでも見えたけど、一応紫外線とか赤外線とか
それなりに宇宙光線が怖いのであまり使わなかったよwww
で、いよいよ最大日蝕が起こると言われている10分くらい前からかな。
周りがちょっと暗くなってきたなーって思っていたら
街灯が自動的に点灯し、太陽のある南の空は薄闇が広がり、
太陽を見る為に背にしていた北の空を見ると遥か向こうには普通の昼間が見えるんです。
なんていうか幻想的な風景でしたねー。
そして。太陽が隠れてしまったからか、なんとなくヒンヤリとした空気に変わり、
(気象庁発表だと、最大2℃くらい下がったみたい)
いよいよ、その時が!!!!
って、時に厚い雲が太陽を横切りやがりましてね…orz
結局99%欠けのダイヤモンドリングは拝めませんでした。
見たかったなー。
でも最大のヤマ場は見れなかったものの、
けっこうな神秘体験だったからいいか。
本当に不思議体験でしたよ☆
で、この写真は太陽がだんだんを欠けていっている時に撮ってみたものです。
専用のカメラじゃないから、雲越しの光のせいでボンヤリしてますが
それなりに欠けていることが分かっていただけるかと…。
◇
日蝕も終わって、民宿の人たちにお礼を述べてレンタカーを返しに
婆ちゃんちへ戻る途中、こんな滝に寄ってみました。
その名も『マテリヤの滝』。
その昔、まだ交通機関なんてものが無い時代に
うっそうとした山のなかで不思議とこの滝壺の上だけ
ポッカリと蒼空が見えていたそうです。
滝壺に反射する陽光は光り輝いていて、大変美しかったそうです。
そこで「本当に美しい太陽の滝壺」という意味で
「マテリアのコモリ」と名付けられ、飛脚や旅人たちの休息の場として
賞賛され続けてきたそうです。
いやでもこの滝、本当に綺麗だった。
北海道の「神の子池(カムイト)」も綺麗だったけど、
こっちも綺麗だったなー。
こういうところって案内板もなくて、偶然見つけたりしたら、
何かの奇跡じゃないかって思っちゃうよなーって思いました。
そりゃ現地の人たちが神聖視するのも分かりますよ。
◇
というわけで、日蝕を含み観光がてらのドライブもこなし
(ただ山を越えてきただけですがwww)
ほどよく疲れたので婆ちゃんちに戻ってからは
ずっと婆ちゃんにベッタリとしてました。
婆ちゃんラブ。
初めて聞くパパーの子供の頃の話とか面白かった。
やっぱ若い人たちといるより、婆ちゃんたちといる方が落ち着く。
その後、パンダ様と数人がハブ取りをしに出かけ、
残っていた若いのも居酒屋に飲みに行ってしまっていたので
心置きなくババコン発揮です。
みんなには内緒ね。って婆ちゃんが出してきた冷えたぶどうを一緒に食べて
色んな話を聞きながら夜は更けていったのでした。
次はいつ行けるか分からないけれど、
血の繋がった人が亡くなるのは寂しいので元気でいてて欲しいなぁ。
というわけで、23日の日記へと続く。
朝7時には目が覚めるものの、窓を開けると目の前が海という
ナイスロケーションのベランダに出ると、
小雨のパラつきすら感じるほどの曇天模様。
あぁ…これはやっぱ無理なのかな。見れないのかな。
せっかく奄美来たけど、やっぱり自然現象だからうまくいかないのかな。
なんてことを思いながら朝食が出来たというので食堂へ移動。
眠い目をこすりながら目玉焼き、納豆、サラダ、ご飯、お味噌汁。
と某チェーン店の朝定を思わせるご飯を頂き気分もスッキリ。
ふと窓の外に目をやると晴れ間が見えてきています。
そういえば、前日の天気予報で朝8時~10時は晴れるって予報だったっけ。
肝心の最大日蝕時間である10:55分までこの晴れ間が持てばいいのに…。
そんなことを思いながら、ご飯を終えて海辺へ出てみると
もう気が気でないのか、大和村の住人が同じく海辺へそぞろ出てきています。
村を上げてのお祭りなんでしょうね。
テントなんかも出て、かき氷やソフトドリンク、生ビールなどを売っていました。
カメラの電池がなくなりそうだったので、村で唯一の日用品店(?)へ行き
電池を買ってテントの前を通ると、
昨晩の一件で名前と顔を覚えられてしまったようで呼び止められる。
こっちも気分がよかったので生ビールを買って民宿に戻り
買って来た電池を装填して空を見上げると、すでにちょびっと太陽が欠けていました。
思わず興奮してシャッターを押し続けていると、
もう電池が切れそうになってます…orz
マンガン電池では電池食いの私のカメラは満足してくれなかったみたいです。
とはいえ、お店にあったマンガン電池は全部買ってきてしまってるし、
アルカリはなかったからどうしよう…って迷っていたら
さっきまでビールを売ってた民宿のオーナー(の息子さんでしたw)が
「単三電池でいいの?うちのをあげるよ」といって
自室に戻ると電池をザラッと抱えて持ってきてくれました!!
念のため、おいくらですか?と聞いてみたものの
「あー、いいよ。いいよ。それくらい」ってニコヤカに笑ってくれました。
なんていうか…やっぱイイヒトが多いなぁ。
そんなわけで、21世紀最長時間を誇る日蝕ショーが始まり、
準備も整ったので、カメラのファインダー越しに太陽をみてみたり。
結局10時を過ぎたあたりから雲が多く張り出し
こういう時の天気予報は外れればいいのに。
なんて舌打ちしたくなる気分になりました。
また、曇ってしまうと日蝕グラスもほとんど意味をなくし
(雲が多過ぎて太陽の光弱くなり、日食グラスでは真っ暗で見えない)
ほとんどカメラのファインダーを通した液晶画面で見てました。
サングラス越しでも見えたけど、一応紫外線とか赤外線とか
それなりに宇宙光線が怖いのであまり使わなかったよwww
で、いよいよ最大日蝕が起こると言われている10分くらい前からかな。
周りがちょっと暗くなってきたなーって思っていたら
街灯が自動的に点灯し、太陽のある南の空は薄闇が広がり、
太陽を見る為に背にしていた北の空を見ると遥か向こうには普通の昼間が見えるんです。
なんていうか幻想的な風景でしたねー。
そして。太陽が隠れてしまったからか、なんとなくヒンヤリとした空気に変わり、
(気象庁発表だと、最大2℃くらい下がったみたい)
いよいよ、その時が!!!!
って、時に厚い雲が太陽を横切りやがりましてね…orz
結局99%欠けのダイヤモンドリングは拝めませんでした。
見たかったなー。
でも最大のヤマ場は見れなかったものの、
けっこうな神秘体験だったからいいか。
本当に不思議体験でしたよ☆
で、この写真は太陽がだんだんを欠けていっている時に撮ってみたものです。
専用のカメラじゃないから、雲越しの光のせいでボンヤリしてますが
それなりに欠けていることが分かっていただけるかと…。
◇
日蝕も終わって、民宿の人たちにお礼を述べてレンタカーを返しに
婆ちゃんちへ戻る途中、こんな滝に寄ってみました。
その名も『マテリヤの滝』。
その昔、まだ交通機関なんてものが無い時代に
うっそうとした山のなかで不思議とこの滝壺の上だけ
ポッカリと蒼空が見えていたそうです。
滝壺に反射する陽光は光り輝いていて、大変美しかったそうです。
そこで「本当に美しい太陽の滝壺」という意味で
「マテリアのコモリ」と名付けられ、飛脚や旅人たちの休息の場として
賞賛され続けてきたそうです。
いやでもこの滝、本当に綺麗だった。
北海道の「神の子池(カムイト)」も綺麗だったけど、
こっちも綺麗だったなー。
こういうところって案内板もなくて、偶然見つけたりしたら、
何かの奇跡じゃないかって思っちゃうよなーって思いました。
そりゃ現地の人たちが神聖視するのも分かりますよ。
◇
というわけで、日蝕を含み観光がてらのドライブもこなし
(ただ山を越えてきただけですがwww)
ほどよく疲れたので婆ちゃんちに戻ってからは
ずっと婆ちゃんにベッタリとしてました。
婆ちゃんラブ。
初めて聞くパパーの子供の頃の話とか面白かった。
やっぱ若い人たちといるより、婆ちゃんたちといる方が落ち着く。
その後、パンダ様と数人がハブ取りをしに出かけ、
残っていた若いのも居酒屋に飲みに行ってしまっていたので
心置きなくババコン発揮です。
みんなには内緒ね。って婆ちゃんが出してきた冷えたぶどうを一緒に食べて
色んな話を聞きながら夜は更けていったのでした。
次はいつ行けるか分からないけれど、
血の繋がった人が亡くなるのは寂しいので元気でいてて欲しいなぁ。
というわけで、23日の日記へと続く。