とりあえず日記を書く前に一言。
なんなの!?この気温!!!?
マジで寒いんですけど…
と。
とりあえず一発目から吠えてみましたが、こんばんにゃ。sachiakiです。
寒い中、後輩に誘われてたので新宿SPACE 107へお出かけ。
後輩ちゃん曰く、「同じ部署の編集の人から譲ってもらった」券だという
水森亜土さんの演劇『ペペの甘い犯罪』を観劇できたわけですが…。
アレね。
やっぱ出版関係の人たちは何かと色んな券をもらってるね。
本人達は忙しくて見れないことが多いと聞いているので
それがいいのかどうかは分かりませんが…。
というわけでご招待券で見てきた演劇はですね、
「出生から恋愛や出世まで、人生は全て偶然の
積み重ねでしかない事にふと気付いてしまった青年が、
自分の意志で偶然をだし抜けないかと企んだ悲喜劇を通じて、
哲学的なテーマを笑いで包んだ物語」
というあらすじで、2幕制の演劇だったんですけど
なかなか面白かったですね~。
幕が上がった瞬間に「ターン ターン」と2発の銃声音から始まったので
あれ!?けっこうアクション系?なんて驚いたのですがー
1幕目は主人公の男性が35才まで童貞で、それを疑問に思わず日常を過ごしてきたのに
ある日勤務先の同僚たちにそそのかされてその気になり、
なぜか同じ勤務先の58才処女の女性とコトを致してしまう…などという波乱から始まり、
彼のピュアっぷりというか、オバカさんっぷりが良い方面に転がっていき、
気付いたらお金持ちのお嬢様と結婚までしてしまうという。
かなり強引だけど、偶然ってヤツはそこら中に転がっているのかもしれない。
って思わされてしまいました。
2幕目になると彼は自分の意思とは関係なく翻弄されている自分に気付いてしまいます。
それというのも、彼のお気に入りの娼婦の入れ知恵だったりするのですが、
入れ知恵に対して警戒心も疑問も抱かず彼女のいう「試してごらんよ」を試し続ける主人公。
そのうち「あれ?コイツ実は頭いいんじゃね?」と思うほど、物事の真実らしきものに近づいていき
彼は「愛なんて嘘っぱちだ」ということと「偶然は覆せる」ということを証明するために
とうとう愛してもいないのに結婚に至ってしまった奥さんと
奥さんが心から愛していた男性との仲を試すべく、
自分は一泊二日の旅行に出ると言いながら浮気しやすい状況を作り上げ、
その現場を「偶然発見した」ように装いながら仰天し、
その挙げ句、奥さんを殺してしまうのです…。
1幕目の喜劇で大笑いをしたおかげか、それがスパイスとなり2幕目の悲劇が引き立つんですよね。
芝居のよくある形でしたが、映画俳優「ペペ」になりきって奥さんや間男を脅したり
またある意味純粋な主人公を陥れる娼婦の深い諦めが
男女という理解しがたい関係性を濃密に描いていた気がします。
芝居中に引っ掛かったセリフに
「偶然なんてものに気付けるあんたは若い。感性が鋭いんだね。
私なんてもう年老いてしまったから偶然なんてそこらに転がってても気付かないのさ」
というものがあって、あー、そうかもしれない。
でもだいたいの人が翻弄されるままの人生など選ぶわけなどなく
「自分の意思で物事を選択する」ので「偶然」に気付けなくなっていくんじゃないかとも思いました。
フライヤーの裏面にはこんなテキストが。
愛なんてシケモクみたいにね
道ばたに落ちてんのよね
だからさ、そんなモノ思い詰めちゃダメ
思い詰めるくらいならね
他を当たりゃいいのよ 他をさ ワカル?
今の恋よか次の恋
その次の次もあるしさ
それに恋なんて 新しいほどいいじゃない?
こういう風に流されていく思い詰めない生き方ができるなら
しがらみとか、そういうものにも縛られず自由に生きていけるのかもしれないね。
まぁ、なんというかその「しがらみ」とか「束縛」が愛憎だったりするんだとも思うけど…。
◇
と、ちょっと重たくなってしまいましたが、芝居自体はかなり見やすく
随所に笑いところを作ってくれてお茶の間でコントを見ているのと変わらないほど
リラックスして観劇することができて面白かったです。
ちょっとお客様の年齢層が高いのがアレ?って感じでもありましたがwww
そして水森亜土ちゃんが記憶の中にある「ピンポンパン」のままでビックリしたです。
やっぱ年齢不詳系はスゴいwww
なにを演じても「水森亜土」って感じがしたので女優さんとしてはダメなのかもですが
彼女自身が描かれる可愛いイラストから抜け出したような人でした。
後輩ともお喋りしたのですが「The 水森亜土って感じがするよね~」って感じ。
完全なオリジナルで唯一無二感がすごかったです☆
そんな感想。
明日は普通に仕事します。
では、おやすみなさい。ほな~
なんなの!?この気温!!!?
マジで寒いんですけど…
と。
とりあえず一発目から吠えてみましたが、こんばんにゃ。sachiakiです。
寒い中、後輩に誘われてたので新宿SPACE 107へお出かけ。
後輩ちゃん曰く、「同じ部署の編集の人から譲ってもらった」券だという
水森亜土さんの演劇『ペペの甘い犯罪』を観劇できたわけですが…。
アレね。
やっぱ出版関係の人たちは何かと色んな券をもらってるね。
本人達は忙しくて見れないことが多いと聞いているので
それがいいのかどうかは分かりませんが…。
というわけでご招待券で見てきた演劇はですね、
「出生から恋愛や出世まで、人生は全て偶然の
積み重ねでしかない事にふと気付いてしまった青年が、
自分の意志で偶然をだし抜けないかと企んだ悲喜劇を通じて、
哲学的なテーマを笑いで包んだ物語」
というあらすじで、2幕制の演劇だったんですけど
なかなか面白かったですね~。
幕が上がった瞬間に「ターン ターン」と2発の銃声音から始まったので
あれ!?けっこうアクション系?なんて驚いたのですがー
1幕目は主人公の男性が35才まで童貞で、それを疑問に思わず日常を過ごしてきたのに
ある日勤務先の同僚たちにそそのかされてその気になり、
なぜか同じ勤務先の58才処女の女性とコトを致してしまう…などという波乱から始まり、
彼のピュアっぷりというか、オバカさんっぷりが良い方面に転がっていき、
気付いたらお金持ちのお嬢様と結婚までしてしまうという。
かなり強引だけど、偶然ってヤツはそこら中に転がっているのかもしれない。
って思わされてしまいました。
2幕目になると彼は自分の意思とは関係なく翻弄されている自分に気付いてしまいます。
それというのも、彼のお気に入りの娼婦の入れ知恵だったりするのですが、
入れ知恵に対して警戒心も疑問も抱かず彼女のいう「試してごらんよ」を試し続ける主人公。
そのうち「あれ?コイツ実は頭いいんじゃね?」と思うほど、物事の真実らしきものに近づいていき
彼は「愛なんて嘘っぱちだ」ということと「偶然は覆せる」ということを証明するために
とうとう愛してもいないのに結婚に至ってしまった奥さんと
奥さんが心から愛していた男性との仲を試すべく、
自分は一泊二日の旅行に出ると言いながら浮気しやすい状況を作り上げ、
その現場を「偶然発見した」ように装いながら仰天し、
その挙げ句、奥さんを殺してしまうのです…。
1幕目の喜劇で大笑いをしたおかげか、それがスパイスとなり2幕目の悲劇が引き立つんですよね。
芝居のよくある形でしたが、映画俳優「ペペ」になりきって奥さんや間男を脅したり
またある意味純粋な主人公を陥れる娼婦の深い諦めが
男女という理解しがたい関係性を濃密に描いていた気がします。
芝居中に引っ掛かったセリフに
「偶然なんてものに気付けるあんたは若い。感性が鋭いんだね。
私なんてもう年老いてしまったから偶然なんてそこらに転がってても気付かないのさ」
というものがあって、あー、そうかもしれない。
でもだいたいの人が翻弄されるままの人生など選ぶわけなどなく
「自分の意思で物事を選択する」ので「偶然」に気付けなくなっていくんじゃないかとも思いました。
フライヤーの裏面にはこんなテキストが。
愛なんてシケモクみたいにね
道ばたに落ちてんのよね
だからさ、そんなモノ思い詰めちゃダメ
思い詰めるくらいならね
他を当たりゃいいのよ 他をさ ワカル?
今の恋よか次の恋
その次の次もあるしさ
それに恋なんて 新しいほどいいじゃない?
こういう風に流されていく思い詰めない生き方ができるなら
しがらみとか、そういうものにも縛られず自由に生きていけるのかもしれないね。
まぁ、なんというかその「しがらみ」とか「束縛」が愛憎だったりするんだとも思うけど…。
◇
と、ちょっと重たくなってしまいましたが、芝居自体はかなり見やすく
随所に笑いところを作ってくれてお茶の間でコントを見ているのと変わらないほど
リラックスして観劇することができて面白かったです。
ちょっとお客様の年齢層が高いのがアレ?って感じでもありましたがwww
そして水森亜土ちゃんが記憶の中にある「ピンポンパン」のままでビックリしたです。
やっぱ年齢不詳系はスゴいwww
なにを演じても「水森亜土」って感じがしたので女優さんとしてはダメなのかもですが
彼女自身が描かれる可愛いイラストから抜け出したような人でした。
後輩ともお喋りしたのですが「The 水森亜土って感じがするよね~」って感じ。
完全なオリジナルで唯一無二感がすごかったです☆
そんな感想。
明日は普通に仕事します。
では、おやすみなさい。ほな~