あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

セッションズという映画を見てきました

2014-01-29 | from:sachiaki
月もののアレの前はやたらと感受性が強まるので
こういう時に映画とか見るのは良いことだよな~と思いつつ、
予想以上に心の琴線に触れまくってボロ泣きしたせいか
へちゃむくれの顔がさらにヒドイことになったsachiakiです。

『セッションズ』予告編

月末で仕事も緩かったので合間をぬってこれを見てきたんですけどね、
もう冒頭から泣きっぱなしですわ(´;ω;`)ウウッ

こういう映画が世に出てくるってことは、
今まで障害者の性について、臭いものに蓋ってしていたのにも関わらず
少しずつ考える余裕が出来てきたってことなのかもしれませんね。
欧米では少しずつセラピストも増えてきて、
日本でもそういった団体とかがやっと生まれてきたっぽいんだけど、
まー、なんつうんすかね…
五体満足、精神的にも良好ですよ!って方たちですら持て余している性欲について
障害者に満足する権利なんてねーよ!って考える人や、
もしくはそんなもんは自分でなんとかしろよ!女をなんだと思ってんだ!!
っていう人の多いこと多いこと…。

でもまぁ、この際そう言ったものは取っ払ってですね、
この『セッションズ』を見るといいと思いますね。
宗教で性欲を抱くことが罪だとされているだけでなく、
さらに自分自身ではどうすることもできないものについて
それを処理してもらうことへの罪へと屈辱とか、
そういったものをまざまざと見せつけられて
それでも「女は穴っぽこで、男は満たすためだけのものに人間扱いしない」なんて
そんなことを言えるようなら、相当ねじくれまくってると思うんですよね。

ポリオによる小児麻痺を患い、首から下が動かせず
常に体を誰かに預けなくては生きていけないせいか
罪の意識を持ちやすく諦め勝ち、
そんな主人公でしたけれど、これって障害云々じゃなくても
自信がない男性なら共感する部分も多いんじゃないでしょうか。

主人公が詩人だったので、劇中に何度かポエムが挿入されるのですが、
「言葉で君の肌に触れたい」っていう"誰と宛のない愛の詩"だっけな?
の中にあった一節がね、もうとにかく胸を打ったんですよ。
何度目かの号泣ポイントでしたね。
「抱きしめたいのに 腕はレンガのように動かない」とかね…。
映画の最後の方で彼が在宅中に入っている「鉄の肺」と呼ばれる呼吸器にいる時に
停電がおこってしまって、電気制御されているものは全部ダウンしてしまい、
当然のごとく「鉄の肺」も停止。
絶体絶命の最中、なんとか病院に運ばれることができて一命を取り留めることができたのだけど
そこで出会ったボランティアの子と恋に落ちることになります。
彼がセックスセラピストに出会ってないまま(童貞のまま)だったらできなかったジョークなど
そういうことを思うと、やはり自信を取り戻すことなどはとても大切なことだったのだろうなって思いました。

まぁ、彼女に出会って5年後に死んじゃうんですけれど…。

彼の最後の手記で「人生はコップの中の水のようだ」と言っていて、
「もう半分しかないと思う時もあれば、まだ半分もあると思う時もある」
ってのも、よく聞く言葉なのにすごく重たく感じましたよ。

他にも語り尽くせない程いいシーン目白押しだったので
もし興味を抱かれましたらご覧になることをオススメしますよ!

本当にいい映画だった。
ボロ泣きした分は取り返さないとヤバいので
これからお水ゴクゴクしてきますw
それではまた明日☆モイモイ
コメント
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