あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

さよならだけが人生だ

2015-06-17 | from:sachiaki
と中国の歌を訳したのは井伏鱒二でしたっけね。
なぜかこの言葉と高村光太郎の「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる」。
この2つが私の背中を押し続けていて、
時に「汚れちまった悲しみに今日も小雪の降りかかる」と中原中也が囁きます。

だからなんだというわけでなく、
この中央線文化特有のダメ人間の匂いと、
言葉という逃げ場をみつけた文豪へのシンパシーなんぞを感じながら

やっぱ中央線に魅入られる人間はダメなんだな

ということを思っているsachiakiです。

なんでこうも吉祥寺ー西荻窪ー荻窪ー高円寺ー中野という土地柄は
そういった人たちを結びつけるんでしょうなぁ。
でも子供の頃から井の頭公園周辺や、高円寺近郊なんぞを知っている身の上としては
なんとなく分かる気もしなくもないのですよ。
緑が多くてどこか野暮ったく、それでいて新宿、銀座、へのアクセスが便利な電車が走っていて
なんだったらこの距離なら歩けなくもなく、
飲んだくれては意見を酌み交わし、グデグデになりながら創作に立ち返る
ということをするにはうってつけの距離だったりするのですよね。
これこそ、先日夜学でやった地霊の成すところなのではないか?
なんてことを思ってみたりです。
(無理矢理、先日の「西郊の地霊」と結びつけてみました)

ちなみに荻窪は太宰治がゆかりの人です。
青森出身で井伏鱒二さんに弟子入りし、天沼(荻窪)周辺をウロウロしていた人なようです。
先日もらった太宰治さんが住んだと言われている場所をマッピッングした地図をもらって
あ、ここはあそこらだな。なんて思ってみていたらニヤニヤしてしまいました。

ほんでもって、この文豪たちが愛した中央線という謎のスポットを軸に
やっぱり引っ越しをしようかどうかと悩んでいるところです。
今住んでいるところは荻窪といっても、ちょっとうーんって場所にあるのでな…
やっぱりアクセスが悪いとどうにもこうにも魂が縮こまってよくありません。

せめて飲んだくれてウ~イってなっても歩いて帰れる距離
(今も歩けなくはないけれど、ちょっとうんざりする)に
居を構え直したいなぁと思ったりでございます。

まぁ先立つものも要相談なのでするかしないかはまた別の話。
そのためのお仕事でもありますかな。
それではちろっと頑張ってきます。そんじゃーね!モイモイ☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする