児童文学の同人誌に参加していると、よくアイデアはいいのだが、まだ物語として仕上がっていない作品に出会います。
特に、作品を書きなれていない初心者に多いようです。
その多くは、せっかくのアイデアがよく熟成されていないうちに作品化されているケースが多いようです。
アイデアが浮かんだ時に、それをすぐに作品化するのではなく、十分に熟成させる必要があります。
アイデアを一つの形にまとめる作業は、創作だけでなくビジネスの場などでもよくおこなわれます。
そこで、その世界でよく使われている手法をご紹介します。
まず最初に、頭に浮かんだアイデアをかたっぱしから書き留めましょう。
白紙に箇条書きに書いてもいいし、カードなどに書き留めてもいいです。
アイデアがどんどんわいてきたときには、きれいに書く必要はありませんから、その辺にある紙に適当に書きなぐってしまいましょう。
きれいにまとめるより、アイデアをもれなく文字化することがポイントです。
パソコンを使っているときにはメモ帳でも、ワードでもかまないので入力しますが、タイピングの遅い人はいったん紙に全速力で書きなぐってから、改めて入力しましょう。
アイデアには羽が生えていて、すぐに飛んで行ってしまいます。
次は、出てきたアイデアをグルーピングするのですが、関連するものをひとまとめにしておくと、後の作業で便利です。
ここでは、KJ法という有名な手法を使うと便利なのですが、詳しくは下のバナーにあげておいた本などで調べてください。
そして、いよいよ作品化作業に入ります。
まず、グルーピングしたアイデアを作品中の順序に基づいて、四つの塊に並べます。
その時に、その四つをそれぞれ「起」「承」「転」「結」にしておくと、物語にメリハリがつきます。
そうやって並べてみると、アイデアに抜けがあることに気が付きますので、必要なアイデアを補充します。
この後、一般的には、シノプシスに仕上げるのですが、人によってはシノプシスを書くことによって満足してしまって、肝心の作品が書けなくなることもありますので、このステップは割愛してもいいかもしれません。
そして、いよいよ本番の作品を書く作業をスタートさせます。
以上のステップで、四百字詰め原稿用紙で四、五枚の掌編は、簡単に書けます。
もっと長いものを書きたいときは、起承転結の各ステップにさらに小さな起承転結を作り、全部で16ステップにします。
それ以外は、前出の方法で書けば、四百字詰め原稿用紙で20枚から30枚ぐらいの短編が書けます。
さらに、その展開を繰り返して64ステップにすれば、120枚から160枚ぐらいの中編(児童文学の世界では長編として一冊の本になります)ができあがります。
いったん以上のステップで作品を完成した後は、仕上げとしてこれらの構成にこだわらずに自由に書き換えて完成させる必要があることは言うまでもありません。
特に、作品を書きなれていない初心者に多いようです。
その多くは、せっかくのアイデアがよく熟成されていないうちに作品化されているケースが多いようです。
アイデアが浮かんだ時に、それをすぐに作品化するのではなく、十分に熟成させる必要があります。
アイデアを一つの形にまとめる作業は、創作だけでなくビジネスの場などでもよくおこなわれます。
そこで、その世界でよく使われている手法をご紹介します。
まず最初に、頭に浮かんだアイデアをかたっぱしから書き留めましょう。
白紙に箇条書きに書いてもいいし、カードなどに書き留めてもいいです。
アイデアがどんどんわいてきたときには、きれいに書く必要はありませんから、その辺にある紙に適当に書きなぐってしまいましょう。
きれいにまとめるより、アイデアをもれなく文字化することがポイントです。
パソコンを使っているときにはメモ帳でも、ワードでもかまないので入力しますが、タイピングの遅い人はいったん紙に全速力で書きなぐってから、改めて入力しましょう。
アイデアには羽が生えていて、すぐに飛んで行ってしまいます。
次は、出てきたアイデアをグルーピングするのですが、関連するものをひとまとめにしておくと、後の作業で便利です。
ここでは、KJ法という有名な手法を使うと便利なのですが、詳しくは下のバナーにあげておいた本などで調べてください。
そして、いよいよ作品化作業に入ります。
まず、グルーピングしたアイデアを作品中の順序に基づいて、四つの塊に並べます。
その時に、その四つをそれぞれ「起」「承」「転」「結」にしておくと、物語にメリハリがつきます。
そうやって並べてみると、アイデアに抜けがあることに気が付きますので、必要なアイデアを補充します。
この後、一般的には、シノプシスに仕上げるのですが、人によってはシノプシスを書くことによって満足してしまって、肝心の作品が書けなくなることもありますので、このステップは割愛してもいいかもしれません。
そして、いよいよ本番の作品を書く作業をスタートさせます。
以上のステップで、四百字詰め原稿用紙で四、五枚の掌編は、簡単に書けます。
もっと長いものを書きたいときは、起承転結の各ステップにさらに小さな起承転結を作り、全部で16ステップにします。
それ以外は、前出の方法で書けば、四百字詰め原稿用紙で20枚から30枚ぐらいの短編が書けます。
さらに、その展開を繰り返して64ステップにすれば、120枚から160枚ぐらいの中編(児童文学の世界では長編として一冊の本になります)ができあがります。
いったん以上のステップで作品を完成した後は、仕上げとしてこれらの構成にこだわらずに自由に書き換えて完成させる必要があることは言うまでもありません。
続・発想法―KJ法の展開と応用 (中公新書 210) | |
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