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https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210924k0000m010193000c
2019年参院選広島選挙区での大規模買収事件を巡り、公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里氏と元法相の夫克行氏(1審で実刑判決、控訴中)が代表だった自民党2支部の19年分政治資金収支報告書が修正された。24日から広島県選管で閲覧可能となり、昨秋から約10カ月遅れての「全容公開」となった。
案里氏が代表だった「党広島県参議院選挙区第7支部」と克行氏が務めた「党広島県第3選挙区支部」の収支報告書は20年11月に公開されたが、検察に資料を押収されたことを理由に収支を「不明」と報告、「関係書類が返還された時に報告書を訂正する」との宣誓書を添えていた。資料はその後返還された。
22日に修正報告された収支報告書によると、参院選前の19年4月〜6月に党本部から直接、もしくは克行氏の党支部を経由する形で、計5回に分けて約1億5000万円が案里氏の党支部へ支出された。克行氏は地元議員ら100人に計2870万円を配ったとして実刑判決を受けたが、党本部側は22日の記者会見で「買収に使われていなかった」と説明。収支報告書にも買収に使ったとする支出の記載は見られなかった。
1億5000万円のうち、税金を原資とする政党助成金は1億2000万円。収支報告書によると、「機関紙発行」や「宣伝事業」には約1億900万円が使われた。内訳は、機関紙やパンフレットの印刷費=約1500万円▽チラシのポスティング費用=約1400万円▽郵送料=約3600万円――などとしている。
自民党本部が、収支報告書に買収に使ったとする支出が記載されていなかったから、「買収に使われていなかった」とするのは子供騙し以下の説明である。
だいたい、買収に使ったと収支報告書に記載する馬鹿がいるわけがない。
それとも、自民党議員は買収したら必ず収支報告書に記載するとでも言うのか?
問題なのは、誰が一億五千万円もの金を河井案里氏側に支出したかである。