皆様、こんにちは。
今日の岐阜は、風もなく穏やかな一日となっております。
さて、全国各地の窯業地でその伝統を継承しながらも、表現の一環として志野・織部など独自の美濃焼を制作する陶芸家に焦点を当てた文錦堂名物企画展【MINO展】。
今年も「MINO展 2025」 【 ~18日(日)迄】と題して、先週末8日から始まりました。
初日は積雪10cmを記録するなど大雪に見舞われましたが、それでも県内外から多くのお客様がお越しくださり本当に感謝の念が堪えません。
今回は出展作家全員が揃ったこともあり、夜は陶芸談談議に熱を帯びながら親睦を深め合いました。
※明日11日より、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて出展作品を順次販売させて頂く予定です。
それでは、現代陶芸をリードする人気陶芸家 6名による六者六様に彩られた美濃焼の “競演” をお楽しみ下さい。
先ずは、玄関正面のコーナー。 昨年は炎芸術でも巻頭特集されるなど大活躍だった松村 遷さんによる【本沼手黄瀬戸】作品が来場者をお出迎えします。
絵画は、山崎 隆夫(1940- 京都市立芸術大学名誉教授、日展理事 )画伯の3号「紅白梅」。
床の間を飾る作品は、松村 遷さんの「本沼手黄瀬戸水指」と「本沼手黄瀬戸左馬茶碗」。
長縄 士郎(1923-2021 日展参与)画伯による軸装「立雛」と共に、華やかな春の趣を演出してくれます。
岐阜の名勝 金華山の石を使った「稲葉山手」を新たに発表され話題を集めています。
昨年から参戦の金本 卓也さんによる重厚感溢れる【織部】作品も存在感を放ちます。
刳り貫きによる力強い造形が印象的な酒器群も並びます。
続いて、MINO展でもすっかりお馴染みとなった坂口 健さんの新作も並びます。
搔き落としの技法を用いた坂口さんの自由な織部は、人気拡大中です!!
「織部太陽仮面瓢花生」
最後は、MINO展ご常連の鈴木 健さんによる色鮮やかな 【志野】 作品が整然と並びます。
御尊父 蔵先生譲りの白い釉薬から浮かび上がる鮮やかな緋色とピンホールが美しく、多くの来場者を魅了しています。
昨年満を持して発表され話題となった「志野茶碗」、今展ではさらに進化しております。
明日は、画廊奥の会場風景をご紹介致します。乞うご期待!!