塾講師・家庭教師を10年以上やっていて、
どれだけ、わかりやすく教えても、情熱をもって接しても、
勉強の内容が理解できない子をたくさん見てきました。
自分が悪いのかしら、と悩んだこともありましたが、
ある一定以上は、生徒個人の問題だと、最近は思うようになりました。
もちろん、先生の教え方次第で、変わる子も多くいます。でも、変わらない子もいるんです。
勉強は、できる子が良い子で、できない子が悪い子、では決してありません。
勉強の出来る出来ない、成績が良い悪い、は、
その人の勉強以外の評価(たとえば性格など)とは全く関係ありません。
今回、私が言いたいのは、
勉強だって、学校でも塾でも先生が教えても、
理解出来ない子がいるように、
道徳的観念も、先生が教えたからと言って、
全員が理解できるわけではないだろう、ということです。
つまり、いくら先生や親が
「いじめは悪いこと、してはいけない。」と言ったって、
それを理解できない子は必ずいるはずです。
また,表面上は「いじめは悪いこと」とわかっていても、
自分がその悪いことである「いじめ」をしている、という自覚がない子も。
もちろん、先生の姿勢・教え方次第で、いじめが減るのは確かです。
多くの子は、先生の言っている意味を理解し、
いじめをしなくなります。
だから、先生たちがしっかり指導していくのは大切です。
しかし悲しいことに、いじめが完全になくなることはない、と私は思います。
それが良いことだと思っていません。
減らそうとする努力は大切。
でも、いじめがおきたときに,
先生の指導や親の教育のせいだけにしていては、
完全な解決にはならない,
と思います。
いじめが起きないようにしよう,という努力も大切ですが,
いじめがおきてしまったときに,それが広がらない・悪化しないよう
対処することが,一番大切かも・・と私は思います。
いじめられた子の心のケア,いじめた子がなぜいじめたのか,の分析をし,
同じ状況下にならないようにすること,など。
いじめ問題はとても難しいもので,理想論だけでは解決できないもの。
私も実際に目の前でいじめが起きたら,的確に動けるか自信がありません。
でも,目の前の現実から逃げずに,真正面からがんばりたいです。
※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。
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ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。
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※こちらは私個人の意見で,これが絶対的なものではありません。
※特定の方を批判したものではありません。