社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
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歴史まとめノート室町時代2 「建武の新政と南北朝時代」

2014年11月13日 00時08分47秒 | 歴史まとめノート

先日アップした、室町時代の「まとめノート」の続きです。

※続きなので、ルビ番号が3から始まります。

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(3) 鎌倉幕府滅亡後の動き

 

1: 後醍醐天皇による新しい政治:建武の新政

 

   <建武の新政

    ・政治体系:天皇中心を目指す、公家を重視する政治

    ・その他 :年号を建武とする

 

2: 建武の新政の結果

  

    不満を持つ人々が多くなる 

         ↓

    建武の新政に対抗して、兵をあげる←足利尊氏によって

         ↓

    建武の新政が崩れる   

    ↙         ↘

 後醍醐天皇      足利尊氏

 吉野に逃れる      京都で、(後醍醐天皇に代わる)新しい天皇をたてる

 (奈良)

   ↓           ↓

南朝がおこる      北朝がおこる    ⇚ 南北朝時代の始まり

              

              ・足利尊氏が征夷大将軍に任命される

               →京都に幕府(室町幕府※)を開く

                          ※室町という名称は3代将軍のときに由来  

(4) 南北朝時代

 <中央>

南朝     VS       北朝(&幕府)

後醍醐天皇         北朝の天皇 &征夷大将軍(足利尊氏)

 

各地の武士が南朝・北朝に分かれて戦う

全国的な内乱が続く(約60年間)

      ↪「南北朝の内乱(動乱)」と言う

 

<地方>・・南北朝の内乱の影響→地方を守る守護の力が強くなる

 

  各地方を守る守護 → 一国を支配する領主に

                 ↳このような守護を守護大名と言う

 

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今回は以上です。

また、作成次第、アップいたしますね。


昔のお姫様衣装が好きな娘?

2014年11月11日 01時10分13秒 | おすすめ☆歴史スポット
昨日もたくさんのアクセスありがとうございます!おとといは今月に入ってから三回目の1000アクセス超えでうれしいです。

先日の奈良旅行は、本当にとても楽しかったです!!



元々、たまたまお風呂屋さんの休憩所で、帰りたくない娘が何とか彼女なりの策を練って、これ読んでほしいから帰らない!と言って持ってきた本に、平城宮跡の天平祭の記事が載っていて、それを見た旦那が「行こう!」と突如言ったことから、今回の旅行が決まりました。たぶん、旦那は九月に私たちを置いて自分だけ友達と旅行に行ったのに負い目を感じていたようです。



一日目は、平城宮跡で天平祭を堪能しました。天平衣装を着たり、衛士の交代、朱雀門の閉門の儀式を見たり、奈良名物を食べたり、と。
奈良時代が好きな私は、幸せでした。

更に次の日は、最も大好きな明日香村へ!!
明日香村は、飛鳥時代の都があったところです。 万葉集にも出ている大和三山、大化の改新の舞台になったところや、有名な天皇の古墳、有名な豪族ゆかりのお寺、などなど、。
飛鳥時代好きな私は、鼻血が出るのを堪えるのに必死でした。
実は二日目は、明日香村に行く予定ではありませんでした。しかし、あいにくの雨で、予定していた場所は断念。さらに、前日の娘の天平衣装へのハイテンションぶりから、博物館に連れて行こう、ということになりました。
予想通り、娘は、大喜び!!
どうやら、和風、洋風どちらのお姫様の服が好きなようです。

上の写真は、娘に頼まれ描いた、天平衣装を着た娘です(笑)。


奈良旅行については、また後日、ブログに書きたいと思います。


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「世界史」「日本史」どちらを大学受験で選択する?

2014年11月10日 08時53分01秒 | 大学入試について

過去の記事を再編集したものです。この時期に世界史か日本史のどちらを選択されるか迷われる方も多いかな?と思いまして

再度アップさせていただきます。

ーーーーーーーーー

今回は、高校での大学受験に向けての歴史科目選択のお話。

 

高校では,高2か高3のときに

世界史」か「日本史」かどちらかを選択するケースがほとんどですが,

どちらを選択するか,すっごく悩む生徒さんがいらっしゃいます。

大学入試では、「世界史」「日本史」のどちらかで受験することがほとんどなので。

 

もちろん,悩むのは良いことです。

悩むということは,そこまで受験に対して真剣に考えているってことなので。

 

ただ、どちらを選択すると入試で点数が取れるかだけ、で考えない方がよいと思います。

「世界史」でも「日本史」でも、結局努力しなければ点数は取れないのは一緒ですし、

人によって点数がとりやすいかどうかはケースバイケースですから。

 

 

 

ちなみに私世界史を選択しました。

今は社会の先生になり、中学生までには、ほぼ日本史分野内容を教えておりますが,

選択時の高2のときは,大学は英文科に進むつもりだったし、

当時、アメリカドラマの「xファイル」や「ER~緊急救命室~」などが好きだったので、(今、そのアメリカドラマ好きが再燃しておりますが・・)

世界のことを良く知っておいた方が良いだろう,という気持ちで選択しました。

 

 

でも,世の中は日本史選択の生徒の方が多いような気がします。

 

日本史選択をされた方の理由はさまざまだと思います。

・「学校のカリキュラム上、自然に日本史になった。」・・学校によっては人数の関係でほぼ受験学年で強制的に日本史になる場合があるようです。

・「もともと日本史が得意なので。」・・これは本人の意思が反映されてて良い理由ですね。

・「日本史の方が簡単だから。」・・この考えは危険。よく、中学で習ったことをさらに細かくやるだけだから楽と思っている子がいますが一概にそうは言えません。なぜなら、細かくなればなるほどややこしいから。たとえば数学の関数などで、中1・2の1次関数まではわかるけど、中3で二次関数を習うと訳が分からなくなり、高校での関数はお手上げという人も多いでしょう。それと似ています。

 

 

私は日本史選択をしていなかったので、逆に苦労しました。

なぜなら、日本史選択をして、大学に進んでいる子が多い(しかも、私が大学の学部が日本文化学科だったのでよけいに、かも?)ので、

ほかの子の常識が私にはなかったり・・。

また社会の先生になってからも、日本史のことをあまり知らないので、ほかの人よりはるかに歴史の勉強をしなければなりませんでした。

「道鏡」を知らなくて、同期の子にびっくりされたり・・。今は知っているし、奈良に行きまくり勉強もしました。

 

ただ、逆に世界史選択をしたおかげで、世界の情勢はわかりやすくなったし、海外ドラマを観ていてもより楽しめるようにはなっています。

 

なので、日本史を選択しようが世界史を選択しようが、

そのあとの自分の努力次第でいろいろと道が開けるかな?と思います。

 

現在、「日本史」「世界史」のどちらを高校で勉強するか(入試で選択するか)を決めるのは悩む人も多いでしょうが、

どちらを選んでも、良いところ悪いところがあると思いますので、

自分がより選択したら自分の生き方にメリットがある方で選ぶとよいかと。

 

冒頭部分でも述べましたが、

おそらく入試で点数とりやすいか否かは、自分の得意分野・性格によって違ってきます

 

私なりにまとめると・・・

◎「世界史」が合う人物 : 地図を見ながら考えられる。

                     国ごとに事件や人物を分けて覚えている。

                     言語的な興味がある。(たとえば、なんとなく発音でどの国の言葉かわかる)

                     物事を大きく・広く見るのが好き。物事のかけひきなどが好き。

                     現実的で、汚いところも含めた人間臭いドラマが好き。

                     海外ドラマの考え方の方が性に合っている。

◎「日本史」が合う人物 : 1つの物事を深く追及するのが好き。人間の動きで歴史を見るのが好き。

                      細かいきまりや制度について考えるのが好き。

                      理想的で、人と人との関係を大切にするドラマが好き。

                      大河ドラマ、時代劇が好き。

 

あくまで私の勝手な考えですし、傾向であるだけで全員に当てはまるわけではないですので、あくまで参考にしていただければ幸いです。  

 

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平城宮跡の天平祭に行ってきました

2014年11月09日 18時30分33秒 | おすすめ☆歴史スポット
先日、約四年ぶりに、とてつもなく大好きな奈良に旅行してきました!!

ちょうど平城宮跡でお祭りがやっていたので、それを目的に。
娘にとっては、
初めての奈良。

平城宮跡で天平時代の衣装を試着して公園内で歩くことができたので、娘と私の二人で着てみました。
他の子が天平衣装で歩いている姿を見て、娘も自分も着てみたくなったそうです。


私も日本の時代衣装の中では、飛鳥~奈良時代の衣装が一番好きだったので、それを着ることが出来たのは嬉しかったです。
絵を描くときも、一度着てみると、布の形状や、どこで紐で結んでるのか?などがあり、描きやすくなりますし。


奈良時代の遊びを体験するコーナーもあり、娘は大喜び!!打鞠(うちまり)という、ゲートボールのような遊びにハマり、何度もやってました。
天平衣装を着ながら遊んでたので、まるで、奈良時代のお貴族さまが動いているみたいでした(笑)。

毎年開催されているお祭りのようなので、また来年も行けたら良いな。

やはり、奈良時代は大好きです。

愛知県私立中学受験生へ 過去問について

2014年11月09日 08時00分47秒 | 私立中学入試について

 

今回は過去に書いた記事を再編集して、アップさせていただいております。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 愛知県内の私立中学受験する予定の学校の過去問を解き方について

私なりにお話したいと思います。

※あくまで私個人の意見ですので,ご了承のほどお願いいたします。

 

愛知県の私立中学受験生は秋から冬にかけて,

過去問に併用して受験直前用のテキスト(参考書・問題集)を解きましょう。

(とくに,学校で習ったことがそのまま入試で出る,高校受験生とは違う,

私立中学受験生は秋のうちから過去問を解くことをお勧めします。)

 

 

先生や塾によっては

10年間分解かないと合格できない!とか

各学校に傾向があるからそれを押さえておかないとだめ!と言われます。

しかし、私は、「それは先生自身が、各学校の傾向をつかむために10年間必要だということ」で、

生徒さん自身は10年分に必要以上に固執する必要性はないと思います。

 

 

なぜなら、10年間同じ傾向の問題を出していたからといって、今年も同じとは限らない。

また、受験で合格するには満点を取らなくてもよいのです。

みんなが解ける問題が確実に解けて、さらにその学校の受験生の中で解けない問題を

4教科あわせてほぼ10問以上解ければ良いのです。(例外はあるので一概には言えませんが・)

 

10年分の過去問を解く時間的余裕もあるか?と言われると、難しいものが・・。

 

しかし、各学校の傾向をおそろかにしていいという意味ではありません。

 

私が言いたいのは

傾向だけに固執して、基礎力やその学校にはあまり出ていないけれど

普通はよく出る問題をいい加減にしてほしくないだけなのです

 

 

傾向はあくまで参考にして以後の対処をしてほしいのです。

 

だから、

過去問を解きつつ、

どこの学校でも出されるタイプの問題は

確実にこなす努力を12月中までにはすべき、だと

そして12月末~1月に、その学校独特の問題に対処する努力を死ぬ気でがんばるのです。

だから、私は時間的に見て、過去問は年分(最低3年分)で良いかと思われます

(ただし、塾や先生の指示を優先してください。10年解け!と言われたら解きましょう。10年分を解くことが悪いことではありませんので。)

3年で大体傾向はつかめますので、そこで点数を取るべきところで取れていない分野についての対処もできます。

 

また

 

第一志望校の学校だけの過去問を解いて、

れ以外の学校をおそろかにする方がいらっしゃいますが、それはとても危険な行為です。

 

なぜなら、もし第一志望校に失敗してしまったときにどうするの?ということです。

とくに愛知県内の私立中学校だったら偏差値が高い学校ほど受験日は遅くなる傾向があります。

(例外はあります。)

なので、最初に受けるところの過去問を解かずに行くのは、

何も受験対策をしないで行くのと一緒なので、危険極まりないです。

仮に第2・3希望の学校に落ちたあとで、落ち込んで、

そのままの状態で第一志望を受けて合格する確率は低くなります。

(逆に、すべて落ちて第一志望校だけ受かる子もいますが、

その場合は、切り替えがすっごく早い子でありますし、12月中までに基礎はしっかりできている子です。)

だから、確実に第2・3希望の学校の合格を勝ち取って、

安心して第一志望校に臨むつもりで今のところはがんばりましょう。

 

また入試のときインフルエンザにかかったらどうしよう?!という不安もあるとは思いますが、

とにかく、手洗いうがいをして、バランスの良い食事と睡眠を十分にとって、「入試で受かるぞ!」ということに専念してがんばりましょう。

 

人間って気合いが入っているときは、風邪にかかりづらいかもしれません。

(それでも、その人の体の性質によるので風邪をひいたから、気合いが入っていない、というわけではないですが・・)

なので、目の前の勉強に気持ちを入れてがんばりましょう。

ただし、気合を入れても病気になってしまうことはあるので、そのときはそのときだ!かかったら必死で治そう!と思い、

理想を貫かず、現実的な考えで入試を受けよう(第一志望校じゃなきゃ受かっても意味がない、と考えずに、受験した学校のどこかで合格できるようにしたい!)という気持ちに切り替えましょう。

 

それでは、受験生の皆様および保護者様の合格を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

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「歴史まとめノート」室町時代その1 (室町時代の学習のポイント&鎌倉幕府の滅亡)

2014年11月08日 07時12分06秒 | 歴史まとめノート

歴史模擬授業で画像(gif形式)で鎌倉時代までアップしていた「歴史まとめノート」。

先日、室町以降も作成を、というリクエストを頂きました。

リクエストありがとうございます!うれしいです。

鎌倉時代までの「まとめノート」を作成していたソフトが、現在は使えない状態になってしまったので、

今回からは記事にそのままアップしますね。

(ワードで作成しています。)

ちなみに、同人即売会でも、史模擬授業を冊子にして販売する予定なんですが、

その際に、こちらのまとめノートも、イラスト付きや、もう少し注釈をつけて掲載したいと思います。

(同人即売会の詳細は後日記事でアップします。)

では、まとめノートをアップします。今回は、室町時代に入る前のお話のみです。

(作成次第、ちょこちょこアップしていきます。)

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歴史まとめノート 室町時代その1

1: 室町時代全体について

 

(1)時期を3つに分けて考えよう

(※3つの分け方は、あくまで覚えやすくするためのもので、前・中・後期としてテストに出るものではありません。)

(2)中央政府(朝廷&幕府)と地方の出来事や名称を分けて考えよう

 

時期

時期(具体的に)

中央の動き

地方の動き

1 内乱

建武の新政南北朝時代

朝廷が2つに分かれ

内乱が続く時代

各地の武士が、南北朝(のどちらの味方につくか?)に分かれて内乱が続く

2 幕府の絶頂期 

3代将軍足利義満の頃

南北朝の合一

勘合貿易

北山文化(室町文化)

 

3 戦国時代

(中央の力が弱まり、

地方のそれぞれが勢力を伸ばしていく)

応仁の乱

戦国時代

応仁の乱

・守護大名の対立→戦う

・土一揆

・国一揆、一向一揆

→自治を行う

・戦国大名の出現

 

 室町時代を詳しく見ていく(1:内乱)

 

(1) 鎌倉幕府の滅亡

 

①    後醍醐天皇の動き

・天皇中心の政治を取り戻そうとする

      ・鎌倉幕府の政治に不満をもつ武士たちに呼びかける

                     ↑楠木正成など

       ⇒武士たちが、倒幕の兵をあげる

               ↑(幕府を倒すこと)

(2)   鎌倉幕府の滅亡

        ・六波羅探題が攻め落とされる←足利尊氏によって

         ↑京都に置かれた、鎌倉幕府が朝廷を監視したところ

        ・鎌倉が攻め落とされる←新田義貞によって

         ↑神奈川、鎌倉幕府がおかれている場所

 

       ⇒鎌倉幕府の滅亡(1333年)

 

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※今回は以上です。時期としては、室町時代というより鎌倉時代なのですが・・・。

※後日、建武の新政以降のまとめノートもアップいたします。


塾講師マンガ第六回「塾の広告を見る際のポイント」

2014年11月07日 00時29分34秒 | 塾講師まんが

塾講師マンガ第六回です。

「塾の広告を見る際のポイント」です。

合格数と合格率の違い、国公立大学と私立大学の合格者数のからくり・・などなど。

 

ちなみに、これは新作です。(第四回までは2011年ごろに別ブログで発表した作品でした。)

第五回の内容はまだ作成中でして・・、でも、第五回がいつ完成するかわからないので、

一回分飛ばして、第六回をアップさせて頂きます。

 

塾講師マンガ第六回

 

また新作が完成次第、アップさせて頂きますね!


歴史模擬授業の同人誌作成中

2014年11月06日 01時18分21秒 | 歴史☆模擬授業
昨日もたくさんのアクセスありがとうございます!訪問者数も200超え、アクセス数は1400超え!!びっくりしました!!本当にありがとうございます!

同人誌即売会では、基本的に無料配布することに決めたので、過去に無料配布していた冊子も再編集して、即売会で配布しようかな?と思い、過去のファイルを見直しています。

その配布予定の冊子とは、こちらのブログで連載中の「歴史模擬授業」の冊子バージョン。
元々は、私立中学受験生の生徒さんに渡すために作ったものです。なので、市民革命などの世界史の内容部分は、まだ冊子の形にしておりません。
でも、ずっと、冊子の形にしたいな、と思っていたので、即売会を機会に、徐々に作成していきたいです。

ではでは、これからも社会の勉強の楽しさ、塾講師のリアルなお話を、ブログや同人誌を通してお伝えしていきたいです!!

ちなみに画像は、12月のコミックライブで配布予定の「世界史日本史魔法少女」の、室町時代能楽風コスチュームの案のイラストです。

大学の学園祭に行きました

2014年11月05日 13時52分52秒 | 近況報告
昨日もたくさんのアクセスをありがとうございます!訪問者数も連日200超えでうれしいです。

昨日は、12月の「コミックライブin名古屋」で無料配布予定のマンガのプロット、と、こちらのブログでアップ予定の歴史まとめノートのプロット、を書いていました。

まとめノートもマンガも、どちらも室町時代がテーマなので、最近は室町時代三昧です♪


そういえば、この前、母校の大学の学園祭に娘を連れて行きました。
大喜びで、屋台でいろんなものを食べたり、子供用イベントで水風船をゲットして幸せそうでした。
大学時代に入っていた能楽部の発表会もやっていたので、娘を連れて行ったら、二歳の娘は真剣に見ていました。終わった後に、「楽しかった!」と言うほど。
歌と踊り(能楽では、謡いと舞)が好きな子なので、能楽も好きなようです。
小さいころから、伝統文化に触れさせるのも良いことだなぁ、と思いました。
また、大学に対して、「楽しそう」というイメージを娘にもってもらいたいために毎年大学祭に連れて行ってます。
大学祭は、子供に大学の雰囲気を感じさせられるありがたいイベントです。

教えやすい時代と教えづらい時代

2014年11月04日 12時05分39秒 | 社会の先生として・・
現在、室町時代の歴史まとめノートを作成中ですが、教壇に立ってた頃のことを思い出したので、ここで書きたいな、と思います。

小中学生に歴史分野を教える際に、教えやすい時代や教えづらい時代、があります。
事件の用語羅列、とか、ただ言葉を丸暗記させるような授業をするつもりなら、どの時代も大差ないんですが、
「理解してもらう」授業をしようとすると、時代によって、わかりやすい内容とわかりにくい内容があります。

もちろん、どの時代も突き詰めていくと、難しいです。
でも、最初に頭に入りやすいかどうか?は、時代によって違います。



私として教えやすい時代は、政治をする機関(身分)の歴史が中心の時代。

逆に教えづらいのは、政治をする身分と、そうでない身分の人々の歴史が入り交じっている時代です。

具体的に言うと、
教えやすいのは飛鳥~平安時代(中期まで)、や、明治時代以降。

教えづらいのは、室町時代、です。


室町時代は、初期は南北朝と朝廷が二つに分かれているうえに、その時期に幕府が開かれるわ、戦国時代あたりになると、幕府はあるのに、地方のそれぞれで政治をするうえに、その地方ごとに、大名だったり、一般民衆だったり、して。国一揆、一向一揆は、ただの反乱ではなく、それにより自治を行う。
「公民」分野を習うと、中央集権、地方分権なども習うので、まだわかりやすくなりますが、室町時代を初めて習うときは、まだ公民を習っていない時期なので…。
ましてや、小学生(私立中学受験生)に教えるのは難しい。

さらに、北山文化、東山文化も、公家と武家の文化の融合文化、と言われても想像できない子供が多いですし。




北山文化の代表文化である「能楽」を体験してみると、実感できるけれど、それには、平安時代の「源氏物語」や、鎌倉時代の「平家物語」を読んでないと、理解できないし。
ということで、小中学生に教えるときには、色々な言葉を考えて教えます。


室町時代って、とーっても面白い時代ですが、その面白さを生徒さんに伝えるのはなかなか難しいものです。