私がバッティングを「イチロー」さんに教えを乞うたとすると
多分、彼はウェイト・トレーニングと走り込みのスケジュールを作ってくれるだけだろうと思う。
幾ら精緻な理論を言われても、受ける側に問題があれば、準備が出来てなければ全く無意味である。
ゴルフでも同じ、否、あらゆる分野でもこれは同じである。
学問でも同じ、机に座ってるだけで「量子力学」も「歴史」も思いつくわけではない、だとしたら天才達は、本を死ぬほど読んでいるに違いないのだ。
それもケタ違いだろう。実際、10倍はおなす。
「基礎体力はやっておきますので、今日はバッティング理論を教えて下さい」
と言われても、きっと教えないでしょう。「無駄だと判っている」からです。
これは大工さんでも何でも同じです。
基本が出来ていて、それからやっと初めの一歩です。
それを「YOUTUBE」ではこう言ってました。ああ言ってました。という若者が多い。
「じゃあ、あんた、タイガーウッズの全試合見て、ゴルフをやって下さい。」
AI相手に「恋愛」の相談する若者が本当に出てくる時代になるだろう。
出版社がAIに相談すれば「村上春樹を出版」という答えだ。
なんだそりゃ？というのがAIである。
AIは人工頭脳である。
我々は、頭脳を持っている。
PID制御するまでもなく、私たちは発進から６０キロ定速走行にもって行ける。ブレーキは使わない。
だから「排気ダンパー」使ってる焙煎を馬鹿にしている。
アクセル（バーナー）だけで充分である。
だから、「マニュアル」を作ってはダメなのだが、ここからダメな人は理解が出来なくなるポイントである。
時々、講座の途中で「マニュアル作って下さい」と言われると、
正直、とても情けなくなる。
講座を中止したい。
「マニュアル」は馬鹿でも出来る「最大公約数」である。
ファミレスの接客である。
必要なのは【頭脳】である。（A!の上を行く）これで当り前
プロの棋士はAI将棋に勝てる。
だからだ、感性の時代と言いながら
自分の体験を通さず他人の意見に迎合する若者ばかりだ。
【中点】
【ニュートラルを追いかける】
【排気ダンパーを操作】
一つの嘘・インチキが次から次に嘘を呼ぶ。
嘘に嘘を重ねて、何一つ科学的に説明出来ないのは今の日本の焙煎である。
義務教育で学んだ科学を持っていれば、即時、日本の焙煎こそデタラメだと論破出来る筈だ。
「全部教えて下さい。」と言われる。
実は一つ判れば、全部理解出来る筈である。
当焙煎プロ講座では、動画を撮る人はいない。最初は試みるが意味が無いと悟る。
逆説で書けば、これは「YOUTUBE」では理解出来ないのだ。
何故なら【頭脳】の部分を教えています。
新型のプロバットP５ーⅢは、それを上手く入れ込んでいるが、
敢えて教えない。何故なら感性で判らなければ、意味がないからだ。
こういう人は、今度はそれに執着する。
教えて判るモノではない。
エスプレッソと同じである。頭で判る、耳で目で判るのか？舌で判るのか？
自動車で１０個、計器が並んでいる、各計器の重要度・価値は全く違う、
無くても良いメーターもある。
回転計だけで事足りる、他はエンジンの状態を見ている。
「サーブ」は夜間運転はタコメーターだけになった。
指標は一つで良い。
つまり【排気温度計】は基本、意味はない。
１分ごとに温度を記入するも【指標である】
【色で判断する、８段階】も指標 (笑)
上記に加えて
【排気ダンパー】を弄ってデタラメになった温度を信じている。
一体幾つの指標持って、偉そうに人に自慢して、「その日の気候で味は違うんだ」と言うのだろう？
「全部教えて下さい」も同じ、各重要度は違う、排気温度計の説明聞いてどうする？必要ないけれど、入力端子が余ってるからついている
もう、チャンチャラ可笑しい。
コーヒー焙煎でも、同じ設計の焙煎を二人A/Bさんが焙煎すれば違う。
原因も判っている。「マニュアル」（設計図）は渡してあるよ？
「マニュアル」なんて言い奴は、世間で言う【マニュアル人間】だと思います。
誰もが心に秘めた味（思い）、方向性（店のメニュー）焙煎との絡みなど
同じブレンド配合でやっても、当店とC店は全く味が違います。
大手メーカーをやってるわけではないのです。
焙煎度合い、抽出時間。メニュー対応度（アメリカーノ）で美味しいかなど、
そこに他店で真似出来ないノウハウがあります。
それを教えても全く意味がない。それを作るのが仕事です、真似で終わるか。
出来ない人が（お教えてるのに）教えて下さい。
先日のR-101を使いこなしていた女性２人は、本当に何も言わないのに、操作だけ教えたら、プロバットもスイスイと操縦出来るわけです。
「マニュアル」人間には出来ない焙煎を教えています。
「考え」なければ出来ません。
