■連続焙煎の方法も自由です。正解は幾つでもあると思います。そして不正解も幾つでもあると思います。何故かというと、焙煎機も世界中何百社と有りますから、性能もそれぞれ違います。
先日の4連続焙煎では、消火している160度で豆を投入して、ボトム迄落ちてから、バーナーに点火する方法で、焙煎時間は大体同じ時間に揃いました。
連続する意味は、ただ効率の為ですから、なるべくタイムラグが無い方が良いわけです。
焙煎機の温度計は、センサー付近の空気の温度ですから、当然豆自体の温度ではありませんが、そんな屁理屈言っていたら何も出来ません。
今、160度を示していて、フタを空けたらスグに新鮮な空気が入って140度になっても、また機械自体に蓄熱されたカロリーが160度くらいまで戻します。
ダンパー開ければ急速に温度は下げることも出来ます。それが何を意味するか?何もしません。排気温度計取り付けて見ても同じ、要は目安(指標)として見ているだけです。
■130度くらいに落ちてる時は再点火して160度まで持ってゆき、そのまま投入し、ボトムまでガス圧は0.5kpaで行きます。
再投入温度は180度でもいいです。(これは常に再点火しなければなりません。)
ただ初回の焙煎と同じようなデータと結果に近いやり方をした方が、蓄積データとして参考になります。こんな小さな焙煎屋でも一日1回ということはないわけです。数回は煎りますから
眼目は、どんな豆を初回に持ってきても、最後の焙煎に持って来ても、同じ焼き方が出来れば良いと思います。
指標は一つで良いのです。マニアっぽく色んなセンサーつけて迷うのは如何でしょうか?
船頭多くて船進まず。な状態は避けたいものですね、コーヒー豆を煎るのも、焼き芋焼くのも同じです。そないな高尚なもんではありません。
自動車を運転する時は5個のメーター読みながらよりも、タコメーター一つだけで良い。
たこ焼屋さんで、気温・湿度・生地の濃度・鉄板の温度を計ってる人はいないと思います。
焼き芋屋さんも同じ。
「珈琲は違う」というのは、それこそ思い上がり。タコ焼き屋さんに失礼である。
手網でシャカシャカでも珈琲は焙煎出来ます。
どんなベテランが煎っても、キリマンがブルマンにならない。
それが出来れば「弟子」になる。