杓子定規な定義ではなく
スペシャルティ・コーヒーとは何だ?と問われれば・・・・・・
コーヒーの世界の共通言語ということです。
コーヒーの歴史は古くても、世界中のあちこちで、それぞれの飲み方で、それぞれの文化の下で様様な形で飲まれています。
その「それぞれ」は互いの連鎖なく、独立して存在していましたが、
最近になって、初めて【共通言語】を持ったのです。
それが【スペシャルティ・コーヒー】なのです。世界中でコーヒーを語る時に、例えば
「エチオピア・イリガチャフ、ナチュラル・G-1」と言えば、もう誰でも共通の話題として話合える時代なのです。
情報端末の発達により、世界中の誰とでもやり取りが出来ることが大きく寄与しているのでしょう。
生産者も商社も小売屋さんも、一般消費者にも同じ情報が、同じ時間に配信されてます。
世界中の言語が異なる人々が、今や、お金され出せば世界中の「コーヒー豆」を自由に選択して飲める時代になったのです。
今までの嘘が通じなくなったのです。
日本の深煎り信奉は「深煎りしないととても飲めない豆しか輸入されていなかった」証明です。
決してコーヒーの「苦み」を否定しているわけではありません。それもありでしょう。
スペシャルティ・コーヒーと、別の世界ではありません。珈琲の品質の問題です。
ブラジル・サントス、No2なんて豆はもう我々は使わないのです。(深煎りではそれで充分だと思います。)
新しい時代のコーヒーでもありません。コーヒーの情報が誰でも取れるようになっただけです。
その共通言語の「基本文法」は
欠点豆のピックアップをする必要がない。
酸味と香りの評価。
高地の豆(標高が高い)。
生産地情報がハッキリしています。
それと同時に世界は常に変化しています。例えば
ブルンジ
マラウイ
ホンジュラス
などなどの国々は普段、日本の生活とは関係のなく場所もハッキリを言えません。
そういう多くの国々のコーヒー豆が入荷されるようになりました。
スペシャルティ・コーヒーを勉強する上で一番最初は、最新の世界地図を買うことです。
地理/地学の勉強は必要です。
パプア・ニューギニアは何処なのか?
レ・ユニオン島は?
マルチニーク島は?
どれも5分で判ることなら知っていた方が、知らないよりも良いと思います。