老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

貞照寺と貞奴別荘を訪ねて

2011-04-28 20:10:33 | 日記

今週の火曜日、各務原市に在る「貞照寺」に行きました。ここは日本の女優第一号と言われる川上貞奴が建立したお寺です。
女優さんが建てたと言う事で芸能人の信仰・参拝も多く、また十数年前にNHKのテレビドラマで放映された頃全国から沢山の人が参拝に訪れました。

市のボランティアガイドさんの説明を受け「金剛山・桃光院・貞照寺」の言われが桃光院の桃はスポンサー?の福沢桃介の一字から貞照寺は貞奴を照らす意味と知りました。
本堂の外壁には自分が災難を受けた時不動明王から助けられた図を一枚の板から彫られた物が嵌めこんで在りました。

その寺から旧中山道を挟んで木曽川沿いに在るのが貞奴の別荘「萬松園」です。ここは貞奴が寺を参拝する時の為の屋敷です。
敷坪1,500坪に25部屋ある書院造りの建物です。中庭を中心にV字に各部屋が配置されております、桂離宮を模して居るそうです。

玄関を入って直ぐが「桐の間」と言われ貞奴が好きだった源氏物語の桐の壺から名づけられているようです。
次は「梅枝の間」ここの襖絵は中国の絵が描かれて居ます。他には中国風の部屋や三方がガラス戸の明るい洋間もありました。
そして驚いたのは便所が水洗であった事、お風呂がボイラーで湯を張って居た事です。貞奴がアメリカ・ヨーロッパと巡業して得た知識を生かしたのでしょう。

ガイドさんに詳しく説明を受けての見学でしたので、ただ素通りして見るのとはやはり違いますね。
隣接した建物は現在の所有者が経営する結婚式場「迎賓館サクラヒルズ」で、この日は2組の新婚さんが写真の前撮りをされていました。
またこの式場のホールでは時々ランチタイムコンサートも開かれて居ます。

太極拳の初段

2011-04-19 16:41:22 | 日記

以前、このブログに書きましたが3月に受けた 「楊名時の太極拳」の資格試験に合格しました。
丁度朗読講座の発表会と重なり自宅での練習が大変でした。

二十四式で構成されている動作を覚え込む訳ですが何せもう私の脳は満タン状態です。
そこに朗読のセリフとこの太極拳の二十四式の順番を記憶しなければいけません。
今までスポーツジムのスタジオで週一回受講して来ましたが、ここでは皆さんと一緒に行うので所々忘れて居ても周りを見て出来ていました。

インストラクターからも「もう大丈夫、やれるよ」と言われ受験を申し込んだものの、いざ自宅で一人でやって見たらとんでもない 「あれっ、この後は?」 「えっ、これからどうだった?」の連続でした。
NHK出版の本を片手に二週間毎日練習です。それまではジムで習うだけで自宅では全くして居りません。

試験当日は講師の前で一通りやって見せて注意を受け本番です。脇に立って見てる講師を意識しながらの演技?です。
終了したら額と脇が汗でびっしょり、普通この太極拳では汗はさほど出ないのですけどね。
「まだ少し動作が早過ぎますね、もう少しゆっくり出来るといい流れだけど」と本番前の注意と同じでした。
こちらは早く次の動作に移らないと忘れてしまう気がするんですよ。さぁ~て結果はどうなんだろうと今日までドキドキでした。

そして、今日のスタジオで受講者の皆さんの前で 「合格でした」と賞状を頂き、皆さんから拍手を頂きました。
自から自分にプレッシャーを掛けた3月でしたが、まだ頑張れば出来るんだと言う思いを強くしました。


俗に言う火事場泥棒

2011-04-09 14:07:29 | 日記

また、7日の深夜に被災地の宮城で震度6強の地震が起きましたね。強い余震が一ヶ月も続くなんて毎日24時間が心配の連続だと思います。
そしてもう一つの心配事は、家が半倒壊で避難されてる方や原発事故でやむなく家を離れて居らっしゃる方々の家を狙う空き巣被害が増えた事でしょう。

災害に付け込んだこうした犯罪は江戸の大火にも有ったようですが、本当に許し難い行為だと思います。
自治体や警察の方々も被災地の対応やまだ見つからない行方不明者の捜索で人手が足り無い状態ですから治安までは手が回りません。
そんな状況を逆手にとって他人の家に侵入し高価な家財や金品を盗むなんて罰当たりにも程があります。

震災後世界のメディアからこれほど酷い状況下でも日本人は暴動も無く秩序整然としてると、誉められてその人格を認められたのにこれではその価値が失くなってしまいます。本当に残念な事です。
こうした火事場泥棒には通常に窃盗罪よりも重い処罰をして欲しい物です。そしてこうした犯罪が蔓延しない事を願っております。

エープリルフール

2011-04-02 20:47:18 | 日記

この時節がら今年は余りエープリルフールの話題が聞けなかった様に思いますが皆さんはどうでした?
私がエープリルフールを知って盛んに活用したのは中学生ぐらいだったと思います。その頃は新鮮な行事として友達や親にたわいの無いウソを言いまくってました。
そんなエープリルフールですが今でも鮮明に記憶に残るウソが三つほどあります。

1、高校3年の時、親友とクラスメートを騙した事です。彼は考えが大人びて会話の中でも批評めいた事を言う男でその癖女には興味があった。
三学期の終業式に彼の下駄箱に偽のラブレターを入れた。内要は「大人の考えが出来る〇〇君とお話がしたいです。4月1日に11時に〇〇デパートの屋上で待ってます」
当日、親友とその時間に屋上の人目に付かない所で見張って居ると彼が来ました。キョロキョロ辺りを見ながら小一時間経った頃彼の前に現れ 「こんな所で何してるん? 待ち合わせか」って彼はそのまま帰りました。

2.会社員の頃、経理課の男性に 「家から電話があった、急用だから帰る様に」と言って帰らせた。当時は携帯も無く自宅に電話がある家庭は少なかったので彼は家への確認もしなかった。

3.40代の頃、行き付けのスナックの女の子に手土産のケーキを渡した。以前買った誕生ケーキの空き箱を利用し中身はおもちゃのヘビをどくろ巻きにして入れた。
「後で食べるわね」と言うのを無理やり箱の封を開けさせた。びっくりした彼女は泣いてしまいました、後日本物のケーキを持参してご機嫌を取った。

本当はもっとユーモア―のあるウソが良いのですが、発祥の地英国人みたいなスマートさには欠けて居たと反省する次第です