老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

朗読ミニ発表会で

2012-09-30 22:06:51 | 日記
先日受講して居る朗読講座で、観客が居無い受講者だけ発表会がありました。
いつもの招待客や観客がある発表会と違って仲間だけなので気が楽かなと思ったら、やはり読む間際には緊張で心臓ドキドキでした。

最初に全員で数行づつ交代に新実南吉作「きつね」を読みました。いろんな声の子供や文六・文六のお母さんが聞けて、面白かったし参考になりました。
その後からは各人が自薦した作品を読みました。詩であったりエッセイであったり小説のある部分だったりです。

私は小編で宮川ひろ作「きょうも、いいことあったかな」を読みました。
この内容は作者が子供の頃、毎日の夕食時に父親が「今日もいい事有ったかな?」と家族に問い掛け、本人や母親・兄と自分が発表する場を持つ訳です。
そんな経験をした作者が父親になって、矢張り自分の子供に問い掛け今度は日記に書かせると言う物語です。

最近の家庭では夕食時に家族揃うなんて月に何度も在るかな位だし、ましてや父親が子供から話を聞き出す事なんて少ないと思う。
そして話の内容がいい事に限られるのも嬉しいですね。この少編を読んで良い作品だと思い読んでみました。

この発表会では各人が読む題材を全員に配られて居ないので、どんな話だろう?と皆さんが聞く事に集中出来てある意味では観客の経験をしました。

母が百歳の

2012-09-23 10:10:05 | 日記
敬老の日の前に市の高齢者福祉課の方から電話があり「午後から在宅ですか〇〇さんに国から賞状と記念品が来ましたのでお届したいのですが」と言われました。
母は今年の12月で満百歳になります。私は9月になっても市から何も連絡が無いので市からのお祝いはやはり満年齢で行われるのかと諦めて居ました。
まさか、国からこうしたお祝いを頂けるとは思って居なかったのでビックリしました。大きな賞状と銀杯(直径9㎝)でした。
母も最初は何の事か解らずキョトンとして居りましたが、課員の方からの優しい説明で自分が元気で長寿を迎えた事のお祝いだと知ったようでした。
母は大正1年に10人兄弟姉妹の三女として産まれ、小学校を卒業するや否や名古屋の紡績工場に住み込みで働き大家族の為に仕送りをして居りました。
24歳で結婚し大阪へ、夫と縫製業を営み姉と私の2人子供に恵まれ郷里からの住み込み縫製職人さん6人と共に大所帯を切り盛りして居りました。
父が親会社の依頼で中国北京へ軍服工場に単身出向すると一年後に幼子2人を北京へ、でも6ケ月後に父は現地召集で兵隊として満州へ出兵。
母は慣れぬ土地での生活と心労で肺病で入院、闘病中に終戦に。私達を連れ北京から朝鮮半島を経て8ケ月掛け本土に引き上げました。
でも、大阪の街は焦土化して居てやむなく父方の祖父宅に三人が身を寄せる事となりました。6畳の部屋を借りても生活は自活でした。
戦後の母子家庭が今の様に補助も無く女が働く場所も少なく生活に疲れ何度か一家心中を考えたとも言って居ました。
やや世の中も落ち着き衣服の需要も増えて来て、中古のミシンを借りて自宅で縫製を始めました。
朝から深夜までミシンを踏み続け、私達も糸屑を取ったりボタン付け・ベルト通しを手伝いました。そうして私達を成人するまで頑張って呉れました。
これまでは本当に必死に働いた人生だったと思い感謝です。私が働く様になり家を新築、結婚してからやっと自身がゆっくり出来る毎日を過ごす事が出来る様になりました。
遺族会の旅行やお寺主催の旅行には積極的に出掛け人生を楽しむ事も出来、いまでもテレビで訪ねた土地の映像を見ると懐かしそうに「行った事有るわ」と微笑んで居ます。
国から記念品を頂いた事で姉と私の子供や孫(ひ孫)を招待して祝賀パーティ予定して会場を予約しました。
ちなみに、市からのお祝いは満100歳の誕生日に頂けるそうです。今の所母も元気なので楽しみにして居ります。

名古屋市美術館へ

2012-09-13 13:35:28 | 日記
いま開催中の「大エルミタージュ美術館展」を見に行って来ました。平日に行けなかったので土曜日でした、やはり沢山の入館者でした。
展示作品は89点で16世紀~20世紀初めまでの物で本当に見応えが有りました。圧倒的に人物画が多く自画像・肖像画もありました。

私が見て記憶に残るのは 「祝福するキリスト」「ローマの慈愛」「風景の中のクピド」「モルフェウスとイリス」風景画では 「ティヴォリの滝」「虹のある風景」など。
他にもっと感銘を受けた物が在ったのですが作品が多くて、筆記用具も持たないので帰宅後に出品リストをチェックして思い出したような訳です。

「ローマの慈愛」は凄い題材です、囚人?に女性が乳首を含ませて居るんですよ。ええっこんなの有り?とびっくりでした。
「虹のある風景」は虹と言われなければ解らない程、ごく自然に合った虹空が描かれて居ました。
絵に関する詳しい知識が無いので、ただ単に自分目線で感動した物を挙げてみましたが・・・。

平日の美術館は年配の方が多いのですが、この日は土曜とあって中・高生の親子や若い人・カップルが大勢でした。若い方達がこうした美しい物を観賞するのは後々の生活に美的感覚が養われていいですね。

我々の少・青年期はまだ社会も貧しく生活に追われて居て、全くそんな環境が無かったから今の人達が羨ましいですね。
カップルでこうした場所へ来られる若い人達を見てると微笑ましいですね、一つの絵を見てそれぞれがどんな会話をしてるのかな? 
この日は作品も多く滞在時間が3時間半程となり、退館後に空腹をおぼえる位の充実した時間となりました。

PS: このブログを書いてる最中に市の高齢福祉課の人が母の百歳の長寿を祝う総理大臣からの賞状と記念品を届けて下さいました。
    また、ブログに載せますね。

非常持ち出し袋

2012-09-01 20:39:13 | 日記
今日は防災の日、だから我が家の非常持ち出し袋の中身を点検してみました。

非常食の乾パン2缶が7月で賞味期限切れになって居ました。以前自治会の防災訓練に参加した際頂いた金平糖入り乾パンはこの9月で期限切れです。
他に家庭薬のオロナイン・正露丸が期限切れです。こりゃあダメじゃん。昨年点検したのかなぁ、したけど買い替えるのを直ぐにしなくてそのまま?

そして常備薬箱に在る正露丸を、持ち出し袋の小ビン(30錠入り)に小分けしようとしたらこれも4月で使用期限切れでした。えぇ~っ先日妻が服用してたけど・・・? 他に薬箱の中も見直すと残り少ない鎮痛剤もこの10月で期限切れとなって居ります。

何か未使用の物を捨てるのは勿体無いけど仕方が無いか、まだ1年あると思っても袋から出して賞味するか使用しないと全く無駄な物になりますね。サバ缶も今月食べて買い足して置くか。

手回し発電式のラジオ付き懐中電灯は作動しました、単三乾電池の残量はあります。ペットボトル飲料水はこの夏購入分から入れ替えて置きました。
明日はカセットガスコンロの着火点検をします。