老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

懐かしい社名

2014-06-30 16:12:13 | 日記
先日群馬県の富岡製糸場が世界遺産に登録されて、我々国民は勿論群馬県や地元の方々は大喜びですね。

そしてその工場や施設全般を永年にわたって管理・保存されて居たのが片倉工業さんでした。

私が小学生の頃、同居させて頂いてた祖父・祖母の家では蚕を年に4~5回育てて(養蚕)繭を取って居りました。

そしてその繭を出荷(買い取り)する先が少し離れた中濃地区にある片倉製糸さんでした。

近在の農家も現金収入なると言う事で飼って居て、養蚕組合なるものもあったようです。

小学生の私が何故その社名を憶えて居るかと言いますと、ある年に祖父が地区の養蚕組合長となり、用事でそこへ出掛けた時に連れて言って貰ったからです。

確か昭和27年だったと思いますが、当時はまだ各家庭の移動手段は自転車のみだったので、私は大人の自転車で脚もまだペタルに充分届かないのに山越えで行った記憶です。

テレビの画面で施設内の設備を見て、当時の養蚕をいろいろ思い出しました。

桑畑で桑の葉を採って来て棚にある蚕に上げた事、蚕が大きくなると桑の枝ごと切り取ってその葉をもいだ事。

家の座敷や居間が蚕棚に占領された事、蚕さんが桑の葉を食べる音がザワザワと雨が降る様に感じた事、

蚕さんが四っ眠ると蚕が上がると言って、頭部が少し透明になって首を持ち上げる蚕を選んで繭を作る用具の棚に移した事等。

出荷しない繭を祖母が鍋に入れた湯に浸し、繭から細い糸を取り出して居た事。

その繭から取り出したさなぎを鍋で煎り乾燥させたものを粉にして、魚取りの餌にした事も。

今からもう60余年も前の事が断片的に思い出しました。ただその用具の名前や作業の名称が思い出せません





家庭を築く

2014-06-19 09:32:16 | 日記
こんにちは、この頃は腰痛等で気分もすぐれずジムへ行く以外、外出する機会も少なくブログに書く材料がありません(苦笑)
にも拘わらず毎日・時々訪問して下さる方々が居て感謝する半面、心苦しい気持ちです。

さて今日は未婚の男女が増えている話を少し書いて見ますね。

昨日スポーツジムでよくお話をする女性と雑談をして居ますと、家族や孫の話になりそこでご長男が東京でまだ一人暮らしをされてると嘆かれて居ました。

私の周りでもそんな話はあちこちで本当によく耳にします。ご両親にしたら何とか幸せな家庭を築いて欲しいと思って居られるのですが・・・。

我々が結婚を意識し出した時代とは、今の現状はいろいろと変わって居る様で結婚が難しいのでしょうね。

例えば男性にとっては日常の仕事に追われて平日のアフター5は無し、休日は疲れて家でゴロゴロする生活。

そして給料は年齢の割に上がらず、特に家を出て独立してる人にとっては家賃等の出費が多くて大変。

となると、結婚相手になる女性たちの要望に応えるだけの生活費が確保できない。

ましてや正社員でなくて派遣社員やアルバイト的な仕事について居れば尚更の事。

一方、女性側は男女機会均等法で適齢期頃には男性とほぼ同等の給料を得て居るので、その生活水準で考える。

それとまず自由に考え動き回れるのが魅力なんでしょうね、今が一番楽しい。結婚したら夫や子供が出来れば育児にその自由を奪われる。

それらの事を考えると男女とも結婚後の生活に夢が持てない。

でも、それはこれから先にも言える事だと思います。お互いが独身で年を重ねると今の様に元気では過ごせない。

その時、家族が居ればお互いに助け合えって過ごせる。金銭はもちろん精神的に頼れる人が居るのは安心です。

どうか結婚を考えている人、考えて居ない人も男女の出会いに努力して結婚の妥協点を見つけてゴールして欲しいものです。

今日は年寄りの要らぬお節介でした。