高野山へ

先週に高野山へ行って来ました。旅行会社のツァーですが電車利用の旅です。

名古屋から近鉄で大阪難波まで、難波からは南海電鉄高野線で橋本駅終点。
ここから待望の観光列車「天空」に乗り海抜高低差４４０mを急なカーブを車輪の軋む音と共にケーブルカー駅まで登ります。

実は私は高野山へは初めてではないのです、でもそれはいつもバスで登っております。
一度この天空を利用しケーブルカーで行きたかったので、やっと願いが叶いました。
ケーブルカーの山上駅にはツアーのバスが待機しており、これで奥の院入り口まで移動です
残念ながらこの日は午後から雨降りでした。

入り口から奥の院まで約１．５km、何百年と育った杉の大木と両側には有名故人の墓や大企業の墓がぎっしり並んで居ます。
何度来てもこの静寂な空間は魅力があります。妻は初めてなので驚嘆しきりでした。
中の橋からは聖域になるので喫煙・飲食・撮影等は禁止。
弘法大師御廟に参拝し、さらに地下道を経て埋蔵された空海様の傍まで行き再度参拝させて頂きました。

元の入り口から高野山の街並を両側に見て町のはずれに在る今夜の宿坊「蓮華定院」に４時半に到着。
部屋に荷物を置いて５時から始まる本堂での瞑想行事に参加しました。約４５分の瞑想と座禅はきつい。
６時から精進料理の夕食でした。お風呂が６人位が入れる小さな浴室なので早速に行きました。

部屋は宿坊という事で４畳と６畳の二間で６畳に布団が敷いてあり、隣の部屋とは唐紙一枚で廊下との仕切りは障子だけ、各部屋の鍵はありません。小さな金庫が一つで勿論テレビも置いてありません。
隣室とは唐紙一つだけですからボソボソ声で夫婦の会話です。この日は９時に就寝でした。