一昨日よりこの地方も梅雨入り宣言がされまして、今日は朝から強い雨が降って居ります。
今日はディサービスも無く母は一日中在宅ですがこれでは散歩には連れ出せません。
昨秋まで杖を片手に家の近くを一人で散歩していた母(98才)が転んで指の骨折事故があってからは散歩を禁止させていました。
もともと外出好きな母はその間、自室やリビングのガラス戸越しに外を眺めて一人つぶやいて居りました。
指のギブスが取れてからは風の無い暖かな日には私が散歩に付添って居りました。
でも何故か付添う姿が人に見られるのが恥ずかしくて車に乗せ少し離れた場所まで出掛けて居ました。
そうしたある日、散歩中の母の脚がもつれたのか杖を突いてても前のめりに転びました。
傍に居た私は咄嗟に上着の背中を掴みましたがそれを防ぐ事が出来ませんでした。
幸い大した怪我も無くアゴを地面に擦りつけただけでした。老齢になるとそんな時は直ぐに手が出せないので顔まで地面に行くのですね。
その時、杖で歩行しても転倒する状況を見たので、翌日介護用品店へ相談に行き手押し車を選定してリース(月500円)することにしました。
両手で手押し車の取手部を掴んで居るので歩行は安定して居り、楽なため散歩の距離も少し長くなりました。
散歩の場所も家から出掛けるので近所の方に挨拶やら 「お元気だねぇ」と声を掛けられ母も嬉しそうに応えて居ます。
そんな母の姿を見ると自分の恥ずかしさも消えて最近では散歩の付添いも苦にならなくなりました。天気が良い日は朝食後から母が散歩に出たくて私の周りをうろついて居ります。