老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

プーシキン美術館展

2013-05-31 21:51:18 | 日記
愛知県美術館へ行って来ました。テレビや新聞で大々的に宣伝して居るロシアの美術館が所蔵する絵画展です。

早めに家を出て、美術館に着いたのが開館時間10時を少し回って居ました。平日なのに結構多くの人が来館して居ます。

年配のご婦人たちが主ですね、いま趣味で美術館へ出掛ける人が多くなったのでしょう。

いつもの様に音声ガイド機器を借りようとしたら凄い行列でしたので、今回は諦めました。

これだけ人が多いと絵画の前に人が立ち、少し離れて見ようとしてもなかなか出来ませんね。

号数の小さい絵は近付いても仕方が無いけど、大きい絵は少し離れて正面から左右からと観賞したい。

ロシア人のセルゲイ・シチューキやイワン・モロゾフが本業の繊維事業で儲けた財をこの絵画収集に費やしたと言われる。

後に、ロシア革命で生まれた政府が、これらの絵画を国有化する事で世界に散らばる事を防いだようです。

私的には「蝋燭の前の少女」「プレリュード」「手紙を持つ少女」「ピラミッドと神殿」「聖杯の前の聖母」「夜明けのパリ」「突風」「働くなかれ(日本語訳)」が印象にの残りました。

約2時間の観賞でしたが、今回は音声ガイドが無く説明文を読んだ事で、目の疲れや何故か脚も疲れました。こうして年々衰えて行くのでしょうね。

ヒトツバタゴの大木

2013-05-21 16:20:45 | 日記
先週、犬山市に在るヒトツバタゴの自生地に行って来ました。

樹齢300年?だったかの大木が3~4本、それぞれが枝に雪が積った様に真っ白な小さな花を咲かせて居ました。

テレビの地方局でこのニュースを流して居たからか、平日でも沢山の人がカメラ片手に来られて居ました。

もともとは山合いの田圃の脇に自生して居たので、近くには愛知用水沿いに20台程の駐車場所が有るだけです。

ヒトツバタゴの自生地は此処と木曽川流域と長崎の対馬に在るだけだそうです。最近は並木等で植林した物は見ます。

一応、昭和の初め頃から国の指定天然物に指定されて居ます。

カメラを持たずに思い付きに出掛けたので携帯で写したけど、案内文が良く読めません。

この時期、他にやまぼうしが白い花を咲かせて居ますね。これは少し大きい4弁の白い花です。

どちらも普段は気が付かない樹木ですが、この時期になると白い花を咲かせて新緑の中に存在感を示しますね。

「海賊とよばれた男」

2013-05-07 15:19:59 | 日記
本屋大賞を取った「海賊とよばれた男」を買い求めて暇を見つけては読み始め、やっと上巻を読み終えました。

作家はテレビ番組の構成作家から小説家に転身された百田尚樹さんです。ひと口で言うと大変読み易い本です、従来の作家さんの様に変な言い回しも無く、ただ史実をたんたんと書かれてあります。

でもその内容は物語のモデルである出光佐三氏(出光興産の創業者)の信念に基づいた気骨ある事業を熱く書いて有ります。

生産者から消費者までの距離を縮め中間搾取を無くす事や、規制や統制を排除する事で消費者により安く提供する商法は、現在に先駆けて行われて居ました。

そして、事業を進めるに当たり自らは勿論、従業員全員が目標に向かって障害に立ち向かい粉骨砕身で働く姿です。

私はこの本の読み始めから何度も何度も目頭が熱くなりました。

これから社会人になる若い人や今、自分の仕事に悩んでいる人には、きっと心を熱くして呉れる物語です。ぜひ読んで欲しいですね。