なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

天狗岩探索うろうろ ~本倶登山1009m~

2022-04-10 | 雪の山
赤井川村に白井川が通っている。
この白井川の支流に青井川がある。これだけでなんかおもしろいのに、青井川の源流部に天狗岩という名前が地図にある。
雪なし時期に車がどこまで入れるか行ってみたが、近くまでは行けなかった。
そこで、本倶登山と合わせてうろうろシーズン向きのコースを考えてみた。


林道沢沿いは春の香り。

何度も橋を渡り、奥深く進む。

青井川沿いの林道も歩くにはよく、うろうろ板はすいすい進む。

沢から離れ尾根に上がる。
上がる時だけシールをつけようか迷ったが、上がったらまた外したくなる傾斜なので、無理やり上がった。
上がると、余市岳方面の展望が開ける。

数年前に余市岳南西側に派生する尾根にある、岩倉山に足を伸ばした。
その尾根がよく見える。

そして天狗岩。

壁面側に近づいたが、垂直部分だけで50mはあるでしょう。
登れそうかというと…、

柱状節理が中から出てきて断面が見えているような岩。
ぽろぽろ取れるでしょうね。氷が少し残っていたから真冬は危険なルートが出現するかもしれないけど、ここに真冬来る人はいなさそう。

この辺りから暑くて、半そで行動。
広い稜線は、木もまばらで気持ちいい。
展望もよい。

例の京極の奥の発電所のため池もはっきり確認できた。

本倶登山手前の983mPで、結構バテバテ。

羊蹄を背に、余市岳を眺めながらお食事タイム。
余市岳はこの方向から見るとかっこいいかも。
余市岳南側にとんがっている1380mを下に構えてそびえたつ感じがいい。

本倶登山P

雲が広がり少し寒い。時々小雨も降る。少し残念。

さて、未知の下り。本倶登山から北へ。
965mから、本倶登山を眺める。

なんかいい形。

この下り前半は、ほとんど滑れずげんなりした。
831mは三角点があるので踏んだが、なんでここに三角点設置したのか不思議なほど平らで展望も悪い。
788mからは、雪も止まらず、優しいお椀上の沢型で、林道まで楽しく滑ることができた。

林道に戻り、ホッと一息。
疲れた体を引きずるように歩いていると、タヌキと出会う。

結構近づくまで気付かないようですね。
春はタヌキによく会う。