豊羽元山近辺の森は、なぜか静寂感が高く感じる。
山鳥峰へ向けて歩き出してすぐに、目の前にクマゲラが現れた。
20mも離れていない。
気付いていないようだから、そーっと近づくが気付かれた。
この距離で見ると、飛び立つときの大きさがでかい。
すぐにまた気に止まり、こちらの様子をうかがっている。
それを数回繰り返すと山鳥峰のピークに到着。
山鳥とはクマゲラのことか!
このまま、南岳を目指す。
ラッセルは深いが4日前の富士形山よりはずっと軽い。
神様のような木々に見守られながら歩を進める。
この稜線上からは、定山渓天狗岳が真横から見られる。
同行UはⅢ峰、かっぱはⅡ峰が未踏。
少し進むと、今度は白井岳が姿を現わす。
ヒクタ峰からの稜線が分かる。
白井も静かで好きだが、スタートがスキー場になるのが少々煩わしい。
ヒクタ経由で行けば、完全な静寂を味わえるかと夢想する。
2度目の南岳ピーク。
前は沢から登ってきた。
まだ1000mに届かないが、今シーズン最高峰。
天気がよいので、まったりする。
ちょうどいい感じの感覚の木を見付ければ、いい感じに張りやすい。
中はカップ麺のカウンターバー。
とても暖かい。
ラッセルの深さが予想されたので、もともとピストンの予定。
戻りながら、ちょっとした楽しみを見つけては滑る。
雪が深いので、無理矢理ターンをして楽しむ。
下山直前でもちょっといい斜面があり、ふわふわの滑りを楽しんだ。
こういう稜線歩きを含むルートは、ステップソールならではだ。
ウロウロ板はいいですよ。