ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「URASUJI」@スズナリ

2005-09-24 23:51:34 | 観劇記&鑑賞記
深沢敦杏子プロデュースの第一弾。
今後も続くかどうかは未定らしいですが。
作・演出はカムカム松村さん。

作品について語る前に、語る前にぃ~~~っ!!

照明ありえねーーーーっ!!

これまでで最大のフォントを使わせていただきました(笑)
いや、笑い事じゃないんだけど・・・

スズナリの小さい小屋に10人以上が出る芝居・・・時代劇ミュージカル?
何でもいいんだけどさ。

役者の顔がちゃんと見える明かりを作りやがれっ!
最後列だったんですけどね。
最後列つったってスズナリですよ。
10数列しか客席の組めないスズナリですよ。
それなのにね、暗くて役者の顔がよく見えないの。
しかも芝居の大半が。

ありえねーーーーーーっ!!

ほとんどが役者の背後から当る明かり。
そりゃ顔は暗くなるわな。
たまに明るい部分があっても、センターのごく一部だったりして、
ちょっと役者が動くとすぐ暗くなるの。

確かに、セットに当ったところだけ見るとキレイな明かりかもしれない。
でも、役者が芝居していることを無視しているとしか思えない照明。
たまに正面から明かりが当ってても、
大して意味のない場面なのにネタ仕込んだ明かり当てやがってっ。
顔がまだらで影になるんだよっ!
気持ち悪いんだよっ!!
      

そしてそしてっ!
幾度となく通ったスズナリで、ピンなんて使ってるの初めて見ましたよ。
ピンルームなんかないっすよ?
なのにピン使っちゃいますか・・・
しかもあんだけ人出てて、それぞれがそれなりに大事なのに
1本だけ、ね。

百歩譲ってそれはまぁ良い。
チャレンジ精神ってことで。
元の照明暗いからね、ピンでも当てて明るくしてもらわないとね。


しかーーーーーーし。
ピン、へたくそーーーーーーーーっ!!
学生さんのバイトですか?
今日初めてピンやってみたって感じですか?
それぐらい下手くそっ!
どこ当てとんじゃ、ボケッ!と、何度もツッコミ入れてしまいましたよ。
終演後、顔見ちゃいましたよ。
早速オペしてた人にダメ出しされてましたよ。
でも私ならその場で張り倒したくなるぐらい、ダメダメダメでしたよ。

      

すっかり興奮してしまいました。
という訳でですねぇ。
途中から腹が立って腹が立って、
とても作品を楽しむ心境ではなかったのですよ。
照明でブチ壊しですな

それがなければ、普通に楽しい作品だったと思うんですよ。
深沢あっちゃんは、豪華絢爛なドレスをまとって
楽しそうに歌ってらしたし。
松村作品は苦手なのだけど、
今回は‘歌う’ってことが前提にあったせいか、
シンプルなストーリーで、難しいこと考えなくて良かったし。
上手くはないけど、ライフの岩崎さんも堂々と歌ってらしたし。
背が高いから立ち姿はやっぱり美しいし。

杏子さんは姉御な感じは出てたけど、
台詞回しが若干大衆演劇ちっくというか、
ちょっとまどろっこしい感じがしたかな~。
まさかこんなところで「目を閉じておいでよ」が聴けるとは
思いませんでしたけど。
しかも岩崎さんとデュエットで(笑)
キー合わなくて、岩崎さん苦しそうでしたけど(爆)

んでいいぞと思ったのがガレージシャンソンショーの2人。
特に佐藤芳明さんの人見知りな感じが好みでした(笑)
HP見ると、あのメイクは普段からなのね。
てっきり芝居用かと思ってました(笑)

       

どんなに作品が良くても、スタッフワークでブチ壊しにされることがある、
と再認識させられた作品でした。
この照明プランナーの名前は、まぁここには書きませんけど。
「センセイの鞄」と同じプランナーだったのですけど(爆)

すっかり元気をなくして劇場を後にしたのでした・・・
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