今日は歌のレッスンの帰り道、
あちこちに咲いている花を撮りながら帰ってきました。
夾竹桃。
木なので高い方に花が咲いていて、
ちょっと写真が撮りにくいですね。
カワイイピンク色です。
そして、紫陽花。
すっかり満開です。
紫陽花ハウスの紫陽花も満開!
紫陽花には雨が似合うのに…
降らないですね。
今週、ちょっと天気が崩れるようですが。
これ、何ですかね?
一見、ハナミズキ?とも思いましたが、時期が全然違うし。
ドクダミのようでもありますが、木でした。
クチナシでもないし…。
蝶みたいな形が可愛いですね~。
本当は柏葉紫陽花も撮りたかったのですが、
近くで井戸端会議をしてる人たちがいたので遠慮しました。
残念!
開幕直前にバルジャン3人のうち2人怪我で休演。
今月に入ってアンサンブルの男性が不祥事で降板。
なんか色々ケチのついた新装版レミゼですが…
Lifeの石飛さんが前回に引き続き出演されてます。
出てらっしゃるうちに、一度は観に行こうかしら~と思い立って、
観に行ってきました。
メインキャストは全く気にせず、
スケジュールが合う日で、石飛さんご出演で、なるべく安いチケがある日。
この条件でチケを取りましたw
結果、プリンシパルキャストは以下の通り。
ジャン・バルジャン:福井 晶一
ジャベール:吉原 光夫
エポニーヌ:平野 綾
ファンテーヌ:里 アンナ
コゼット:磯貝 レイナ
マリウス:原田 優一
テナルディエ:KENTARO
マダム・テナルディエ:谷口 ゆうな
アンジョルラス:野島 直人
ガブローシュ:鈴木 知憲
リトル・コゼット:原田 くるみ
リトル・エポニーヌ:北川 真衣
・・・存じ上げてる方が一人もいらっしゃいません
福井さん、聞いたことあるかも?ってぐらい。
で、パンフみていて知ったのですが、
今回加藤清史郎君出てたんですね~。
では、思いつくままに感想をつらつらと書いてみようと思います。
多分、長くなりますw
そして、ネタバレしまくりですので、ご注意ください。
演出等が一新されたという今回のレミゼ。
まず、開演前。
舞台の両袖に通路&セットが組まれていて、
何か、違う…と期待が高まります。
そして、いよいよ、開演。
あのメロディーが流れてきました…
響きが、全然違う!
今までは生音に近い感じで、重い印象だったのですが、
今回はキレイにマイクが拾っていて、しかも教会の中のような響きになってるんです。
とっても、軽やか!
オケじゃないみたいでしたけどね。
オープニングの囚人たちの労働の場面も、
農作業から船上での労働に変わってました。
そして、舞台の背景には映像が使われていて、
臨場感が全然違います。
この感じ…どこかで観た…と思ったら、
LifeのPHANTOMですね!
PHANTOMの照明も、ロンドンの方だったんですよね。
まさしく、あんな感じ。
全ての場面に映像が使われていて、場面転換がとてもスムーズでした。
話は戻って、船上での労働。
紗幕が下りている時は照明で水しぶきが上がっていて、
一目で海の上と分かります。
あと、バルジャンって何度か脱獄してますが、
一度、港での作業中に海に落ちたふりをして逃げてますよね?
それを思い出した…のだけど、
それはバルジャンで合ってましたっけ?
モンテクリスト伯?
まぁいいやw
幕開き~司教に銀食器をもらうところまでは、
流れるように…というか、走るように場面が進んでいきます。
この辺りは、変わりないですね。
その中で、石飛さんの登場場面を見逃すわけにはいきませんw
かなり後方の席だったので、オペグラでしっかり見つけてきました
まずは、農夫。
バルジャンが銀食器を持って逃げた場面では、
松明を持った町民、だったかな。
意外と見つけられるものですねぇw
石飛さんの主な役は工場長だったのですが、
工場長固定で観ていたおかげで、
ファンテーヌが娼婦に身を落とすことを決意し、
最初の客を取る場面では、工場長が最初の客になっていたことを見逃しませんでした
これも、新しい演出だそうです。
なんか、切ない。。。
細かいところでは、ファンテーヌは市長に唾を吐きかけるのではなく、
子供のようにじたばたと手を振り回して殴る演出になってました。
やっぱり、唾吐きかけるのはねぇ。
観ていてあまり気持ちの良いものではないので、
ちょっと、良かった、と。
今回、セットで一番の大きな変更は、回り舞台ではなくなったこと。
途中までは全く違和感がない・・・というか、
その分しっかりとセットが造りこまれていて、
この規模の公演は、このくらいセット造ってて欲しいよね!
なんて思っちゃいました。
今までは、相当シンプルでしたもんね。
コゼットの家は2Fができて、
「溢~れゆく~」とマリウスが歌う場面では、
コゼットはまずバルコニーに登場してきて、
さながらロミジュリ状態
門の内と外が明確になっていて、こうでなくちゃ!と思ってしまいました。
これまではシンプルに門のみで、
しかも回るから、さっきまでこっちが内側だと思ってたのにぃ!
なんて細かいところが気になったりしていたので。。。
あ、そのことで気になったのが、
バルジャンが自分の秘密をマリウスに話して
「会うと別れがつらくなるから、このまま出ていく」と言う場面。
その前、一緒にいたコゼットは一人先に家の中に入っていくんですけどね。
バルジャンは「出ていく」って言いつつ、家に入って行ったんです。
いや…さっきそこにコゼット入って行ったよね?
てか、そこ、あなたの家だよね?
って、気になっちゃいました
学生たちの戦いの場面でも、袖に組まれたセットの2Fも使われていて、
かなり迫力のある場面になってましたね。
カフェの場面ではちゃんと壁があったので、
閉塞感なんかも感じられて、いいぞいいぞ、と。
そして、出ました。
まさかの、宙吊り!
ジャベールの自死の場面で、宙吊り出ました!
これまで、橋が上にハネていくことで、ジャベールが落ちることを表現してましたが、
正直ちょっと分かりにくいというか…
何もない空間で身もだえして苦しんで倒れなきゃいけないジャベ。
やりにくいんだろうなー、なんて思ってましたが
今回は舞台奥=川底になっていて、
映像で渦を巻く川が映されていて、そこに消えていく形になってたんです。
とっても、自然で分かりやすい。
テクノロジーの進化万歳ですね
しかーし。
唯一残念だったのが、学生たちが死んでしまう場面。
というか、アンジョルラスの最後の場面ですよ。
バリケードを築いてしまうと、舞台が回らないので
客席側がバリケードの中、裏が外で固定されてしまいます。
なので、ガブローシュが死体の中から弾を拾う場面が見えません。
バリケードの向こうから、声だけが聞こえる状態。
もしや、ガブローシュの最期も見えないのか?と思っていたら、
怪我を負いつつもバリケードを上って戻ってきて、
上りきったところで撃たれて、アンジョルラス(だったと思う)の腕の中に倒れこむ、
という流れになっていて、心配は杞憂に終わりました。
が、アンジーはバリケードの向こう側に落ちますよね。
そこは今回も変わらず。
でも、舞台が回らないから、あの、バリケードから片足で逆さ宙吊りになって死んでいる
神々しいまでに美しい最期の場面が無いのです。
代わりに、大きな台車で死体が運び去られる形になっていて、
そこに仰向けに横たわっているんですけどね。
前の演出に比べたら、迫力は8割減ですね。
アンジー狙いで観に行ってたら、がっかりです。
金返せって言いたくなるくらい、がっかりだと思います(言い過ぎ?w)
音楽のアレンジもかなり変わっているらしいのですが、
そこはあまり気になりませんでした。
唯一、おっ!と思ったのが、
バルジャンの今際の際の場面。
マリウスとコゼットが飛び込んできて、
自分を救ってくれたのはバルジャンだ!の場面の伴奏が
かなり控えめになってました。
これまでマリウスが朗々と歌い上げていた印象があるのですが、
全体的にトーンを抑えたことで、バルジャンが際立って聞こえました。
その場面に出てくるファンテーヌ、髪を切る前の姿で出てきていたのも、
違いますかね。
あの世では、自分が望む姿でいられるということでしょうか。
学生たちの死を悼む市民が、キャンドルを床に置いていき、
次のabcカフェの場面で、亡霊となった学生たちがそれを手に取り、
キャンドルの火を消して去っていく場面もキレイでした…。
地下水道の場面も、映像がとっても効果的でしたし。
なんか、細かいことを挙げていったらキリがありません
出演者の方ですが、今回はバルジャンがとっても沁みました。
そういうお年頃でしょうか。。。
コゼットとマリウスの恋に説得力を持たせるよう、演出を変えた、と
パンフには書いてありましたが、やっぱり何をどうやっても
コゼットにぶつかって一目惚れして、次の場面で
「燃える~太陽の矢が胸に飛びこんだ~」ですからね。
あはは。
それよりも、バルジャンのコゼットに対する愛の方が、
グッときましたねぇ。。。
「Bring him home」で泣けちゃうんですもん。
バルジャン2人休演の間、福井さんお1人でこれをほぼ毎日やっていらしたのかと思うと、
ブラボーの一言ですね。
バルジャンは、まぁまぁだったかな~。
マリウスは歌は悪くなかったですが、
特に「素敵!」とはなりませんでした(好みの問題です)。
原田さん、94年のレミゼでガブローシュをやっていた、と紹介されていて、
家に帰ってきてパンフを引っ張り出してみました。
・・・いた!!
うわー。
ガブローシュが、マリウスかぁ。。。
アンジョルラスも悪くなかったですが、
やっぱり岡さんとかリーダー(東山義久さん)のカリスマ性に比べると
物足りない。。。
リーダー、かむばーっく!
あ、今回のガブローシュがすごく上手かったです!
子役にはそれほど歌唱力は求められていない気がするのですが、
この子上手いな!って思いましたよ。
将来が楽しみですね。
で、最初にも書いた通り、
石飛さんを探すのにかなり集中していたので、
全体を観れていないというか…
見逃していることもいろいろあるだろうな、と思うのです。
機会があれば、また観に行きたいです。
やっぱり、好きです、この作品。