ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「死の泉(Studio Life×東映ビデオ)B)@紀伊国屋ホール

2020-03-02 12:00:00 | 観劇記&鑑賞記

ライフにハマるきっかけになった作品です。
私の記憶の中では,初演@円形劇場,再演@シアターアプル,なのですが
あれ?今回もしかして4回目?と
3回目はまさかの銀河劇場なんぞでやってました。
過去のブログ,ありました(すごいなw)

あー,やっぱりあんまり気にいらなかったんだなー,と
この頃,かなり大きいハコでやることが多くて,
ちょっとテンション下がってた時期ですね,うん。

4回目の今回は,再演とかでカットした場面を戻して,
初演と同じ(近い?)台本にした,とのことで
ちょっと期待しつつ行ってきました。
休憩10分挟んで約3時間の長丁場です。

クラウス:笠原浩夫
マルガレーテ:関戸博一*
青年フランツ:馬場良馬
青年エーリヒ:宇佐見輝*
少年フランツ:松本慎也*
少年エーリヒ:伊藤清之
グラーフ:竹之内景樹
レナ:澤井俊輝*
モニカ:石飛幸治
ブリギッテ:山本芳樹
パウラ:藤原啓児
ヘルマン:船戸慎士
ギュンター:曽世海司
ミヒャエル:鈴木宏明
ヘルムート:宮崎卓真
ゲルト:松村優

タイトルにありますように,今回は東映ビデオとの共催,
という形での公演なので,ライフ以外の方が多いです。
*印のみWキャスト。
そういえば今回,チーム名が味気ないですね。

ポイントとしては,曽世さんのギュンター!
20年以上の時を経て,ギュンター再びです(´ψψ`)
役者さんてすごいなー。

ナチスドイツ時代~現代を舞台とした作品です。
初演は5回観たし,原作も数回読んだので,
ストーリーはしっかり頭に入っている…と思いきや。
ギュンターが軟禁されるのは,そういえばそうだったな,と。

セットは上手に向かって傾斜が上がっている,黒を基調としたシンプルな造り。
黒い花が飾ってあるの,何の舞台だったっけ…。

まずは笠原クラウス。
何度か躓いていたのはまぁご愛嬌(´ψψ`)
エキセントリックはクラウスを好演されていました。
ただ,カッコいいからなぁ~。
役的には,保身のためだけに仕方なく結婚する相手,
という感じなのですが,笠原クラウスだと
喜んで!という感じになるかなーとw

少年フランツ&少年エーリヒは,いいですねぇ。
エーリヒは嫌味なく純粋なお子ちゃま。
フランツは,エーリクより大きいゆえに,
空気を読み,自分を抑える姿が痛々しいです。
「僕の代わりに覚えていてください。
 僕の名前は,タデウシュ・オルブリフスキー」

おおおおお,初演の記憶が蘇ります!!!w

関戸マルガレーテはアリですね!
ミヒャエルを救うために,エーリヒのカストール手術を手伝い,
精神を病んでしまう女性です。
赤いワンピースがお似合いでした。

青年エーリヒとフランツは…もうちょっと強さが欲しいかなぁ,と。
クラウスに対する,猛烈な復讐心を秘めた
ヒリヒリした感じと,あと,影があるとなお良いかなぁ。

芳樹さんのブリギッテは,憎めなくて可愛くて可愛そう。。。
そして石飛さんのモニカは,ちょーぜつムカつくwwww
さすがです(´ψψ`)

そして曽世ギュンター。
マルガレーテの手記から,辛い経験を知り
涙する姿にグッときます。
そして意識を失ったグレーテに「愛してる」と繰り返す場面,
そう,これ!これですよ!(´ψψ`)
二人のミヒャエルを,男で一つで育てていくのかなぁ…
大変だなぁ…と,来る将来に思いをはせてみたり。

ワーグナーの前奏曲を聴くと,テンション上がります。
モレスキの曲はアベマリアに変わったなー,とか
クラウスの飼っていたドーベルマンのくだりは,
初演から無かったっけ?犬が出てきたのは「訪問者」だけだったっけ…
など,色々と走馬灯のように思い出されました。

この作品,やっぱり好きだなー。

こんな時期なので,どうなることかと思いましたが,
観に行けて良かったです。
別チームは平日に行く予定なので,「残業できません」宣言して行く予定です。
サンモールより近いので,多分大丈夫。。。

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