猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

シリアル・ラヴァー

2017-12-28 18:33:22 | 日記
1998年のフランス映画「シリアル・ラヴァー」。

女性編集者クレール(ミシェル・ラロック)には3人のボーイフレンドがいた。そろ
そろ真剣に結婚を考え始めた彼女は、結婚相手を1人に絞るため、3人をディナー
に招待する。ところが、驚くべき偶然の積み重なりで招待した男たちが次々と死
んでしまう。動転したクレールはとりあえず死体を隠そうと奮闘するが、よりに
よってそんな時に思いがけない客たちがやってくる。

フランス製のスプラッター・コメディ。突き抜けてナンセンスでおもしろかった。
主人公のクレール(女優は尾野真千子に似ていると思った)は3人のボーイフレンド
の中から花婿を決めようとするのだが、まず3人一緒にディナーに招待しないだろ
う、普通。男たちはそれぞれ自分だけがディナーに誘われたと思ってやってくる
のだが、他の男たちと顔を合わせてびっくりする。そりゃそうだ。フランスのコ
メディ映画のこういう有り得なさが好きだ。
クレールはやることなすこと裏目に出てしまう体質(?)なのか、本当にちょっと
したミスからまず1人のボーイフレンドを死なせてしまう。激しく焦った彼女は何
とか死体を隠そうとする。死体が見つからないかとハラハラしながら他の2人の接
客をするのだが、2人目もうっかり死なせてしまう。
一応スプラッター映画なのでグロテスクなシーンは多く、クレールは図らずも連
続殺人犯になってしまうのだが、笑えて仕方ない。悪いことは重なるもので、こ
ういう時に限って千客万来なのである。クレールの運命やいかに。知らない俳優
ばかりだったが、ラストも気が利いていておもしろかった。



まだ新聞を置いている場所に籠城しているノエルちゃん。






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