2023年のアメリカ映画「M3GAN ミーガン」。
おもちゃ会社で優秀な研究者として働くジェマ(アリソン・ウィリ
アムズ)は、人間のようなAI人形「M3GAN(ミーガン)」の開発を
行っている。ある日ジェマの姉夫婦が交通事故に巻き込まれ死亡す
る。孤児になってしまった姪のケイディ(ヴァイオレット・マッグ
ロウ)を引き取ることになったジェマは、子供にとっては最高の友
達に、親にとっては最大の協力者となるようにプログラムされたミ
ーガンに対し、あらゆる出来事からケイディを守るように指示を出
す。だがその行動がやがて、想像を絶する事態を引き起こす。
AI人形の暴走を描いたホラー。ホラーといっても怖くはない。展開
が読めるし、想像がつく。でもおもしろかった。おもちゃ会社で働
くジェマは、人間のように動くAI人形「M3GAN(ミーガン」の開発
に余念がなかったが、コストがかかりすぎるため、安価なペットタ
イプのロボットを作るように上司に言われる。そんなある日、ジェ
マの姉夫婦が交通事故で死亡し、1人助かった姪のケイディをジェ
マが保護することになる。ケイディを診察したカウンセラーは、ジ
ェマが保護者に向いていないとわかったら、ケイディは祖父母に預
けると言った。
独身で子供もいないジェマは、心に傷を負ったケイディにどう接す
ればいいのかわからなかった。ケイディもなかなかジェマに心を開
かない。仕事が忙しいジェマは、ケイディの良き友達になれるよう、
ミーガンを与えてみることにした。ミーガンはかわいい少女の姿を
していた。ミーガンの手のひらにケイディの手のひらを乗せること
によって、ミーガンはケイディを認識する。そしてケイディと接し
ていくうちにミーガンも色んなことを学習するのだった。ケイディ
とミーガンはとても仲良くなり、ケイディは明るさを取り戻してい
った。
ジェマの隣家には年配の女性が住んでおり、犬を飼っていたが、甘
やかしている面があり、ジェマと女性は犬のことで何度もトラブル
になっていた。ある日ケイディがその犬にかまれる事件が起き、女
性はケイディが勝手に入ってきたのだと主張する。ジェマは警官に
犬を安楽死させて欲しいと言うが、できないと言われ、憤慨する。
ケイディは親の方針で学校に行かず、親に勉強を習っていたが、ジ
ェマはケイディの心の成長のためには学校へ行かせた方がいいので
はないかと思い、自由な校風の小学校を見つけてきて通わせること
にした。しかしケイディはミーガンも一緒に連れて行くと言って聞
かない。仕方なくジェマは車でケイディとミーガンを送り、学校の
棚にミーガンを置いた。
その後、ケイディをいじめようとした少年が耳を引きちぎられ、車
にひかれて死ぬという事件が起きる。ジェマはミーガンに「彼に何
かした?」と尋ねるが、ミーガンは答えなかった。更に、隣家の女
性が犬を捜している間に死んでしまうという事件が起きる。ジェマ
はミーガンに疑いの目を向ける。ケイディはミーガンに完全に依存
しており、2人の結びつきは強かった。カウンセラーはケイディの
ミーガンに対する依存を心配しており、結びつきがほどけなくなる
可能性をジェマに話した。
一方ジェマの上司はミーガンの精巧さに驚き、生産して販売しよう
と持ち掛ける。しかしそれが更なる悲劇を生んでしまう。結局ロボ
ットに人の心の奥底まではわからないということである。両親を亡
くして傷ついていたケイディに、ミーガンは「自分がいるのだから
もう悲しまなくていい」と言っていたが、ジェマは「あんなに辛い
ことがあったのよ。悲しんでいいの。それが普通なの」と話す。人
間があまりにもAIに依存することへの危険性を描いた映画だと思
う。ラストシーンは怖い。
![映画評論・レビューランキング](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_4943_1.gif)
映画評論・レビューランキング
おもちゃ会社で優秀な研究者として働くジェマ(アリソン・ウィリ
アムズ)は、人間のようなAI人形「M3GAN(ミーガン)」の開発を
行っている。ある日ジェマの姉夫婦が交通事故に巻き込まれ死亡す
る。孤児になってしまった姪のケイディ(ヴァイオレット・マッグ
ロウ)を引き取ることになったジェマは、子供にとっては最高の友
達に、親にとっては最大の協力者となるようにプログラムされたミ
ーガンに対し、あらゆる出来事からケイディを守るように指示を出
す。だがその行動がやがて、想像を絶する事態を引き起こす。
AI人形の暴走を描いたホラー。ホラーといっても怖くはない。展開
が読めるし、想像がつく。でもおもしろかった。おもちゃ会社で働
くジェマは、人間のように動くAI人形「M3GAN(ミーガン」の開発
に余念がなかったが、コストがかかりすぎるため、安価なペットタ
イプのロボットを作るように上司に言われる。そんなある日、ジェ
マの姉夫婦が交通事故で死亡し、1人助かった姪のケイディをジェ
マが保護することになる。ケイディを診察したカウンセラーは、ジ
ェマが保護者に向いていないとわかったら、ケイディは祖父母に預
けると言った。
独身で子供もいないジェマは、心に傷を負ったケイディにどう接す
ればいいのかわからなかった。ケイディもなかなかジェマに心を開
かない。仕事が忙しいジェマは、ケイディの良き友達になれるよう、
ミーガンを与えてみることにした。ミーガンはかわいい少女の姿を
していた。ミーガンの手のひらにケイディの手のひらを乗せること
によって、ミーガンはケイディを認識する。そしてケイディと接し
ていくうちにミーガンも色んなことを学習するのだった。ケイディ
とミーガンはとても仲良くなり、ケイディは明るさを取り戻してい
った。
ジェマの隣家には年配の女性が住んでおり、犬を飼っていたが、甘
やかしている面があり、ジェマと女性は犬のことで何度もトラブル
になっていた。ある日ケイディがその犬にかまれる事件が起き、女
性はケイディが勝手に入ってきたのだと主張する。ジェマは警官に
犬を安楽死させて欲しいと言うが、できないと言われ、憤慨する。
ケイディは親の方針で学校に行かず、親に勉強を習っていたが、ジ
ェマはケイディの心の成長のためには学校へ行かせた方がいいので
はないかと思い、自由な校風の小学校を見つけてきて通わせること
にした。しかしケイディはミーガンも一緒に連れて行くと言って聞
かない。仕方なくジェマは車でケイディとミーガンを送り、学校の
棚にミーガンを置いた。
その後、ケイディをいじめようとした少年が耳を引きちぎられ、車
にひかれて死ぬという事件が起きる。ジェマはミーガンに「彼に何
かした?」と尋ねるが、ミーガンは答えなかった。更に、隣家の女
性が犬を捜している間に死んでしまうという事件が起きる。ジェマ
はミーガンに疑いの目を向ける。ケイディはミーガンに完全に依存
しており、2人の結びつきは強かった。カウンセラーはケイディの
ミーガンに対する依存を心配しており、結びつきがほどけなくなる
可能性をジェマに話した。
一方ジェマの上司はミーガンの精巧さに驚き、生産して販売しよう
と持ち掛ける。しかしそれが更なる悲劇を生んでしまう。結局ロボ
ットに人の心の奥底まではわからないということである。両親を亡
くして傷ついていたケイディに、ミーガンは「自分がいるのだから
もう悲しまなくていい」と言っていたが、ジェマは「あんなに辛い
ことがあったのよ。悲しんでいいの。それが普通なの」と話す。人
間があまりにもAIに依存することへの危険性を描いた映画だと思
う。ラストシーンは怖い。
![映画評論・レビューランキング](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_4943_1.gif)
映画評論・レビューランキング