元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

身だしなみ

2007-07-23 22:48:19 | 健康
病院附属のスポーツ医学センターは 自らの意思で、「運動をしよう!」と思って来る人の割合は 1割。
ほとんどは 医師の勧めによるものや、疾患を持ち続けてココに辿り着く人が ほとんどです。
ですので、自らの意思で「運動しよう!」という人が集まる民間のスポーツクラブや体操教室のカラーとは 異なります。
特に疾患は 事故などの急性の怪我ではなく、慢性的な、いわゆる生活習慣病が ほとんどです。
どちらかというと、「運動しよう」の真逆の「運動しない」人が 多いわけです。
運動する、しないも生活習慣の1要素です。
生活習慣病になりやすい人の生活習慣、行動パターンの要素は 他にも、たくさんあげられますが、生活習慣病になりやすい人と、なりにくい人、、
あるいは 病気や痛みを起こしても すぐに治る人と治らない人、、、
その色々な特徴があることに気づきます。
先日、70歳代の女性に座って頂き、腹圧運動を指導していました。
いつも腹部に手を当てたり、肋骨の下の方を持つのですが、、、
なんと!私は その女性のバストを持っていたのです!?
持っていた私は ビックリなのですが、その女性は 大して反応なし。
疾患を持ってくる60,70歳代の女性は ブラジャーをしていない事が大変、多いのです。
いつも、『間違えて、さわったらアカンな~』と思いつつ、注意をするのですが、とうとう、やってしまいました。
おそらく・・・
動かない→筋肉が緩む、皮下脂肪が増える→バストやウエストが苦しい→締め付けないのが楽!→ウエストはゴム、ブラジャーなし→どんどん緩む
というようなユルユル回路に はまって、取り返せない状態。
生活習慣病の大きな特徴は 複数の合併症が出てくると言う事。
疾患で言えば、、整形外科的疾患では肩も腰も膝も悪くなり、循環器系では 高血圧も高脂血症も糖尿病も、、という具合に。
ブラジャーをしない人は もちろんお洋服にも こだわらず、お化粧もしない、身なりを気にしなさそうな人が多いです。

そんな中、今日、珍しく自ら進んで、スポーツ医学センターに来られた60歳代の女性が いらっしゃいました。
見た感じは うつみミドリさんみたいな人でした。
「私、独自の運動方法をチェックしてください!」とのご希望。
明るくて、すごく、おしゃれ。スタイルも抜群。
両手には 杖を持っていらっしゃるのですが、明らかに邪魔そう…。
「ドクターは 25日まで、ついとけと言うんだけど、痛くもなんともないのよ!? 邪魔よね~」
転倒して、足を骨折…マニュアル的には 3ヶ月間は 安静。
しかし、このミドリさん、驚くほど早いうちから、骨が くっつき、ドクターも レントゲン写真を見ながら、相当悩んだそうですが、念のために杖を渡したそうです。
今回だけでなく、6年前に水泳をしていて肩に違和感を感じ、これもレントゲンで、「どう見ても手術!!」と、ドクターからは 指示がでたそうですが、、、
「ちょっと痛むだけで、そうは困らないから…筋肉を一生懸命、鍛えます!」と宣言し、手術をやめられたそう。
肩も いちおチェックさせて頂きましたが、大きな問題は なし。
筋肉は すごい! 筋肉をつけたミドリさんは すごい!
自分の身にまとう物は 服装だけではなく、この身そのものをどうするか?どうしたいか?ということも身だしなみだと思います。
また、ミドリさんは…
「主人が早くに亡くなり、娘一人に迷惑をかけれないから 健康でいなくては…」と、おっしゃっていました。
身だしなみは 自分のためだけの行動ではありませんね。

追伸:ミドリさんは スポーツクラブでも一生懸命に運動をされていたそう、、なかでも熱心に教えてくれるH先生のレッスンが大好き!
H先生は CHEERS勉強会に参加するHさん☆でした、、嬉しかったです! 


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