元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

コツコツと・・・

2013-02-18 23:30:29 | 健康
本日は 神戸市灘区でご活躍のボランティアさんから、お声がかかり、運動指導を行いました。

神戸市では 保健所で地域の一般の方々に健康リーダーなどの称号を授与し、健康リーダーさんが中心となり、地域の健康づくりを推進しようという動きがあります。
過去に北区、兵庫区、灘区の保健所からの依頼で健康リーダーさんの研修を行いました。
しかし、健康リーダーさんは 運動指導については 素人さんです。
市や区で運動指導を請け負っていただければよいのですが、できないようです。

灘区の方たちは 月2回集まって、一緒に運動されているのですが、
「先生、自分たちだけだから十分なことができないのよ! 困っているのよ!」
って事で、時々呼んでいただきました。

ちょっと早めに行って様子を見ると、ビデオを見ながらラジオ体操をされていました。
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ん~~~!?!?
ビデオの体操が10人10色の運動になっていました。
こりゃ、いかん!!
これを見て予測できたことですが、問診をしてみると、熱心に活動に参加されているにもかかわらず、3分の2の方がメタボあるいはロコモで病院や整骨院に通っているとのことでした。
でもね、今日ちょっと運動を正しく(!)しただけで、
「膝が痛くて、胡坐が組めなかったのに、できるようになった~~~!」
という方もいらっしゃいました。

たかが運動・・・
という概念があるのでしょうか? 保健所には運動指導の専門家はいません。
保健師さんや栄養士さんで健康運動指導士をお持ちの方がいらっしゃいますが、運動指導の現場経験は お持ちでないので、保健師さんや栄養士さんからも「困ったな~」と言う声を聞き、保健師さんや栄養士さんの研修会にも呼んでいただくことがあります。
そうすると、
されど運動・・・・ってことになり、伊丹市のように継続して非常勤させて頂く場合もあります。
「ずっと来てほしいんですけどね~~」と保健師さん。
でも、官庁は予算がないんですって~~~~
だけど、官が定めた健康日本21(厚生労働省管轄)・・・
メタボリックシンドロームキャンペーン、メタボ健診を実施。
ここにも沢山予算が使われたと思いますよ。
しかし、運動は良い!健康には不可欠!現代社会の生活では運動が足りていない!と、分かっていても、達成率は30%に満たない事が健康日本21結果発表でわかりました。
(こういうことを調べて分かっただけことは 辛うじて成果であったかな??)
第一・・・健康日本21を知らない人も多いです。

しかし、介護保険が!?医療費が!?!?
2025年超高齢問題に対し、只今、経済産業省が「医療連携プロセス標準策定」というのを始めていますよ。
民間企業(運動指導施設/コナミ、栄養食事関連)などと医療機関を連携させる仕組みを作って、医療費削減・健康寿命延長をめざそう!とのことです。
どうなるのやら??


一人一人が元気で健康であること。
(私の体操教室の元気な後期高齢者は 介護保険を払っても自分は人の世話にならず、人のために使われる方が幸せ。と、おっしゃっています。)
家族が元気で健康であること。
周囲の人が元気で健康であること。
(健康に本当に良い事が周りの人にも伝わると良いですね)

小さなことが大きなことへと健康の数珠つなぎ。



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