生涯現役

先日、映画「おくりびと」を見てから、久しぶりに大切に置いてあった“石”を取り出しました。
娘が　幼稚園の頃、だんご虫やらドングリやら、毎日のように宝物をおみやげに持って帰ってきてくれたのですが・・・
「ママ、この石、キレイでしょ。。。」と、ちいさな手のひらにあった石は　つるつるとしていて、石の中が光っていて、その丸みが　なんとも可愛くて、その頃の娘とダブって、なにか石が意味を発しているような気がして大切にしていました。


“いしぶみ”
昔、言語がなかったころ、自分の思いと同じような石を捜し、気持ちを伝えたい相手に、その石を渡したそうです。
言葉をヅラヅラ並べるより、気持ちが伝わるかもしれないな～。
映画「おくりびと」の中で、“いしぶみ”が大切なモチーフになっていました。

映画の中で、その“石”を握りしめていたのは　俳優の峰岸徹さん・・・
訃報を聞き、ビックリしました。

同じく、先日の緒方拳さんの訃報に驚きましたが、羨ましい素晴らしい生き方だな。。と思っていたところでした。
ドラマ「風のガーデン」での、緒方さんのセリフの１つ１つも深さを感じました。

いつも動き続け、病にも負けず、最後まで歩き続けて、人間の現役を終えたいものです。