元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

人工関節手術

2009-03-10 22:21:24 | 健康
去年の5月に人工股関節手術を行ったSさん(71歳)
今年に入って、ゴルフ(なんと歩きで!?)再開。
股関節の可動域が広がり・・・
「どうやって打ったらいいか、わからないの~!」
と、お庭でも熱心に素振りをしているんだそう。

平日は 電車に乗り、梅田の人ごみの中も歩いて乗り換え、お仕事にも行っている・・・


そんなSさんの姿をこっそり見ていた、お向かいのお家のHさんが Sさんに声をかけられました。

「私も 手術したら、脚の痛いのが治るかしら??」

Hさんも5年前から変形性股関節症と診断されたものの、手術を避けていたのですが、Sさんの回復ぶりを見て、声をかけられたようです。

そして、Sさんに・・・
「先生、一度手術が必要か? 私と比べて、どうなのか? 一度見てあげてちょうだい。」
と頼まれ、Hさんの股関節をSさんと一緒に見せてもらいました。


「いや~!? 私より、良く動くじゃない!! 手術しなくても、いいんじゃないの?!」と、Sさん。

Sさんが おっしゃる通り、寝ていれば(体重が かからなければ)痛みもなく、Sさんよりは 関節可動域は 大きい。
でも、運動好きのSさんに比べ、全く運動をしたことがないHさんは 筋力がない。本当にない!

正直、体重を減らして、筋力つければ、痛みがなくなるのでは??と思ったけれど、73歳の年齢で、今からトレーニングで効果を待つより、手術をした方が良いかもしれない。
御相談にのって、まずは ここ数年診察も受けていないので、股関節専門医の診察を受けることをお勧めしました。
その結果、5月に手術を受けることを決められました。
それでも、コンディションを良くするために週に1度、パーソナルトレーニングに伺う事になりました。

初めの一ヶ月で、痛み止めの服用は 必要なくなりました。

イスから立ち上がるときの痛みもなくなりました。

運動が苦手なHさんは 自主トレができませんでしたが、ふくらはぎのマッサージを覚えていただき、お風呂で熱心に続けられ、足首周辺の浮腫みが無くなりました。
2カ月間でも、それなりの少しの効果がでました。


スポーツ医学センターでも膝や股関節の人工関節手術を受ける前、受けた後、受けない人・・・さまざまな患者さんを担当します。
ゆうゆう体操では 手術の対象であった人も 手術はせずに、痛みもなくなり、日常生活は もちろん、ウォーキングやスポーツを楽しんでいる人も、いらっしゃいます。

筋肉をケアし、筋肉を強くすることで、筋肉が 関節を守ってくれる・・・
そんなケースもあるようです。
筋肉を良く知ることで、自分の悪くなった関節と、うまく付き合うことができる。
筋肉って、すごいな~!!と思います。

関節や骨の構造は 悪くなっているけれど、関節や骨を守り、動かす筋肉の機能を良くすれば、結果良くなることもあります。

本日、Sさんの大腿部のサイズを測りました。
左右とも、3㎝太くなっていました。
測定後、Sさんは トレーニングに一層熱が入っているようでした。
Sさんは とても嬉しそうでした。
私も 嬉しかったです。
今日も 良い1日でした。

実は 私も 高校時代から 薄くなった(まだ、あるかな?)膝の半月板とお付き合いしています。
最近のような温度差があり、急に冷え込む朝に段差などで足を踏み込むと、膝のお皿に激痛が起こることもありました。
最近、寝る前には 膝周辺のケアエクササイズが必須です。
時間があれば、トレーニングもします。
いずれは 手術をしなければいけないのかな??
と、ずっと思っていますが、死ぬまで自分の関節が持つか、試してみます。
年齢とともに、しぼんでいく大腿四頭筋をできるだけ維持するようにトレーニングしなくっちゃ!!!


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