身体は正直

「昨日は　ありがとうございました。痛みが少しマシになりました…」
と、Ｓさんよりメールがありました。
Ｓさんは　変形性股関節症で、もうすぐ３年のお付き合いです。
股関節に加えて、変形性膝関節症と外反母趾もありますが、膝の痛みは　なくなり、パーソナルトレーニング開始当初は　正座ができませんでしたが、現在は　お仏壇の前で、毎日座れるようになりました。
股関節の方は　レントゲン上、骨盤と大腿骨の間の隙間は　かなり接近しています。
こちらのサイトに写真が載っています→http://www.ebm.jp/disease/bone/02hen_kansetsu/guide.html
しかし、３年前からＳさんの股関節の変形は　ほとんど進行していません。
ドクターからは　トレーニングの効果しかり、Ｓさんの努力の賜物だと褒めていただいています。
可動域としては正座は出来ますが、そこから身体を前に倒す事はできません。
寝転がって、お腹のほうへ膝を抱えることができないのです。
十分に股関節は　曲がりません。
あぐらも不可能、開脚は私の手～肘が　なんとか入るぐらいしか開きません。
十分に股関節は　開きませんし、脚を交差する事もできません。
ゴルフでカップに入ったボールを自分でとる事はできません。
もちろん、フルスイングもできないのに、スコアは　たまに１００を切れないと、情けない！と嘆いていらっしゃいます！？
しかも、カートなしで、１ラウンド歩きです。
同じ変形性股関節症の方が聞けば、ビックリするでしょう。
でも、ゴルフの翌日は　痛みが酷くなり・・・
「やっぱり手術しようかな～！？！？」と嘆かれるほどです。
でも、ストレッチをして、プールで歩いて、マッサージをして・・・
またゴルフに行かれます。

ところが、昨日は・・・
「今日は　特別に痛いの！！　“手術”の２文字が私の目の前にチラチラしています。」
なにか、いつも以上の負荷を脚にかけたか？
つまずく、転ぶなどの衝撃は？
特別、冷えるような事をしたか？
などなど・・・質問を沢山しながら、Ｓさんの脚の筋肉を見たり、触ったりしました。
私の手や目からインプットされてきたのは　いつもより内反（足が小指側に捻られている）が　きついぞ～！？
足首の動きが悪いぞ～！
むこうずねが　いつもよりパンパンに張っているぞ～
いつもに増して、脚の外側が張っているぞ～
・・・という情報でした。
で・・・
「新しい靴を履いたとか？？　そんな事ありません？？」
と、お聞きすると・・・
「先生、ピンポーン！！　正解です。靴を替えました。靴を替えたのに、面倒くさくて、いつも入れている靴の中敷を入れなかったの！！」　
身体は　正直ですね～。