11月中旬から下旬の頃、曇っていて湿度が高く、妙に生暖かい日に、庭先を白い雪のような物体がフワフワとただよっていることがあります。
ああ、雪虫だ! もうすぐ、雪が降るな
と、おばあちゃんが教えてくれました。
それは、大きさが3~4㎜で、フワフワとした白い毛におおわれた、何ともはかなげな虫です。必ず、数匹集まって飛んでいます。
捕まえようと手を出すと、そのわずかな風圧で、どこかへ飛んでしまいます。
そっと、そっと、手を近づけ、雪虫の方から降りてくるようにして捕まえなければなりません。手に止まった雪虫は、白い毛がプルプルとふるえ、何かに怯えているようです。
まるで、冬の妖精が冬の訪れを告げるように飛ぶ、雪虫を見た1週間~10日後には、決まって
初雪が降ったものです。
もう、10年以上雪虫を見かけません。
環境破壊が進んだのか、チエちゃんが雪虫の住む場所から遠ざかったのか・・・・・。