赤い靴 はいてた 女の子
異人さんに 連れられて 行っちゃった
横浜の 埠頭(はとば)から 船に乗って
異人さんに 連れられて 行っちゃった
今では 青い目になっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢うたび 考える
チエちゃんは、野口雨情作詞のこの童謡が、なぜか好きです。
詞の内容と、どこか物悲しいメロディが郷愁を誘うからでしょうか。
チエちゃんがまだ1~2歳の幼い頃、おばあちゃんはこの歌を子守歌代わりに、よく歌って聞かせたものでした。
すると、言葉の意味も解らないチエちゃんが、いつもメソメソと泣きました。
眠る前に、ただ むずかっただけなのかもしれませんが、
小さい子でもわかるんだねえ
と、おばあちゃんはひとり納得していました。
赤い靴を履いてた女の子は、アメリカ(なぜかそう思い込んでいる)に行って、
幸せになったんだろうか?
お母さんと離れ離れになって淋しくはないんだろうか?
そんな想いをめぐらすチエちゃんなのでした。