チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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干し柿

2009年02月15日 | 昭和なもの
これですよ、これ。

実家から干し柿が届きました。
売り物のあんぽ柿は、きれいなオレンジ色をしていますが、これは自家用の干し柿です。
白い粉を吹いたこの状態がおいしいんです。
甘い物が無かった時代には、貴重な甘味だったに違いありません。

にしゃばあちゃんは、この干し柿の種を取り、四つ割にして、焼酎漬けにしていたっけ・・・

そういえば、「豆柿」というのもあったな。
直径2~3㎝ほどの可愛い柿で、きっと渋柿なんだと思います。
黄色の瑞々しいうちは食べたことがないからです。
冬の早い頃、霜が幾度か降りた後、黒茶色に変色したその豆柿を枝付きのまま食べるのです。
変色した豆柿は、干し柿と同じ原理で、ねっとりとして独特の甘みがあったように覚えています。

それから、「茹で柿」というもの食べたことがあります。
あれは、熊ん様の近くのとし江ちゃん家で、ご馳走になったもので、小ぶりの柿ですがなんという種類なのかは分かりません。
とにかく、茹でてあるのです。微妙な味だったような気がしますが、とし江ちゃんの家だけの食べ方で、他所の家では決してお目にかかれないものでした。

干し柿を食べていたら、いろんなことを思い出しました。