小さな森の薔薇

毎日更新 薔薇の庭を手造りしながら架空居酒屋「菜園亭」は家庭菜園の新鮮野菜で楽しみます。

おせち

2007年12月17日 17時22分51秒 | マイガーデン(店長のつぶやき)
昨日で今年の講習会が全て終了し、園芸教室の生徒さんとおせちの話になりました。出身地も年齢も違うのですが、手作りするものとそうでない物の話になりそれぞれの家族構成や嗜好に会う物を作るとの事でした。我が家は三が日はビデオを見てのんびりするのが恒例でかなり手抜きしていますが年越しの夜にのっぺや黒豆、煮物くらいで鮭を焼いておしまいという簡素な食卓を囲みます。先日良さそうな黒豆を見つけましたので買い求めお正月の予行練習に煮てみようかと思っています。新潟では豆料理は青大豆を茹で酢醤油にしょうがを入れた浸し豆が有名ですが、気が付けば子供たちの好きな黒豆だけを煮ています。子供の頃好きではなかった少し癖のあるクワイの煮た物も美味しいと感じます。人々の願いである健康でお金に恵まれ人に愛される人生が訪れる様にとの願いを込めて家族の喜ぶ普段より改まった料理を作って、料亭やホテルの味ではない家庭の味も残して、作る事を楽しみたいと思います。2007.12.14
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買うもの?伝えるもの?

2007年12月17日 17時19分33秒 | マイガーデン(店長のつぶやき)
新聞の広告におせち料理が沢山乗って、レストランからホテル、デパート様々なお店が一年の締めくくりの予約取りに一生懸命です。食育が大切と声を大に叫んでいるのに、何の疑問も抱かずに新潟の年越しや新年の郷土食はどうしてしまったのでしょうか。
十二月の二十八日から準備を始め、浸し豆やぜんまいの煮物を一品づつ仕上げていく祖母の手は魔法のように美味しい物が飛び出してくるように見えたものでした。簡単簡単と合理化と手抜きになりやがては家の味では無く、有名割烹やホテルの味の記憶になってしまうのだと思います。以前に六十台の裕福な様子のご婦人がデパートの店員さんに浸し豆の豆はどれか尋ねている所を見かけた時に、おせっかいを焼いて教えたくなりましたが、連れの娘に地域によって違うかも知れないと言われ、困惑している若い店員さんのフロアをうろうろして先輩に聞いている姿を眼で追いかけるしかありませんでした。更に地域食の文化は薄れてしまうのだと思います。プロセスを楽しみたい身としては小豆を水に浸したりしながら娘たちと時間を共有する事が楽しいのですが、皆様はいかがでしょう。生きる為のシンプルな料理をすることも趣味などと言う時代が来てしまうのでしょうか。2007.12.9


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