4月12日、自民・公明両党の教育基本法検討会の”愛国心”論議が決着した。早ければ、5月の連休明けに閣議決定する日程とか。
「わが国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」との表現だとか。私のような凡庸な人間には、表現の一字一句を巡る評価は重すぎてできない。現在の教育基本法が昭和22年制定で、時代にそぐわないと言われれば、そうかも知れないと受け止めてしまう。
しかし、愛国心表現が戦前の国家主義を想起させるとの主張も杞憂に思え、現在の教育基本法を読んでみた。
「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。 個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。 」と記している。
敢えて批判は避けるが、今のタイミングで急展開したことの方を奇異に感じる。